2024年11月21日 (木)

【第862回】「未来」道上 ちひろ (英語)

 11月16日、金城大学と短期大学部の併設校推薦入試が行われました。60名近くの生徒が面接練習や小論文練習に励む姿がありました。これまで自分自身の将来や考えをあまり語ったことのなかった生徒が「患者さんの気持ちに寄り添い信頼される看護師になりたい」「幼い頃からの夢だった保育士になるために学びたい」、「起業してセレクトショップを経営者になりたい」、「困っている人たちの話をたくさん聞き、その人たちを助けられる社会福祉士になりたい」など、多くの生徒が自分たちの描く未来像を語ってくれました。

 このように具体的な夢を語る生徒もいますが、「私は高校時代に一生懸命に打ち込めるものが見つけられませんでした。ですので、大学生活の中で自分が活躍できることを見つけて努力したいと思います。」そのように話す生徒もいました。面接としてはふさわしくないのかもしれません。しかし、私は「それでもいいんだよ!」と笑顔で送り出してあげたいと思います。

 長い人生、自分の人生が大きく動き出す時期はそれぞれ異なります。前向きな姿勢を忘れず一歩を踏み出せば、きっと今まで見たことのない明るく新しい景色が見えてくるはずです。スマホの中の世界では叶えられない、かけがえのない人生を送ってください!みなさんの未来に幸あれ!

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2024年11月14日 (木)

【第861回】「最近の美術部の活動について」光谷 和子 (芸術)

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 美術部は令和6年度の秋季「高校生の美術展」に、1・2年生17名の展示をしてきました。1年生は初の展示となります。会場は金沢21世紀美術館の市民ギャラリーで、今回の展示では7000人以上のお客さんが来場し、外国の方も多くみられました。日本の高校生がクオリティの高い絵を描けることに感心していたようです。このような発表経験を通して得た刺激や反省を糧として、さらにより良い作品となるように工夫していくと、とても素晴らしい絵が描けそうですね。次回作も期待しています。

202411143 202411142 いま美術部は2027年度の石川県での全国総文に向けて諸準備をし始めています。まず、昨年は都道府県の「灯篭」を県内の高校で分担して制作しました。私たちはクジで当たった青森県の灯篭を作り、名所や特産などのイメージを描き、迫力ある灯篭を作りました。中にライトを入れ、列島の形に並べて「いしかわ総文2027」に展示する予定です。さらに、全国総文で訪れる400人以上の他県からの出品者に、本校の美術部員は金箔作品の作り方を教える制作体験を通しての「おもてなし」をする係となりました。秋の新人戦の期間中には、金箔を使用した作品作りを石川県の全美術部員が習得・伝達しあいます。
 様々な体験を全部員で頑張って、共に成長していきましょう!

2024年11月 7日 (木)

【第860回】「REBIRTH」水本 勝也 (英語)

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10月27日(日)富山市でマーチングバンド北陸大会が開催され、4年連続8度目となる全国大会への出場権を手にしました。
今年度のマーチングのショー「REBIRTH」に込められた想いは例年とは少し違う特別なものです。

ストーリー
背中の翼で自由に空を駆けていた人々は突然の災害に翼をもぎ取られ、地に叩きつけられた。当たり前だったものは失われ、ぶつけようのない悲しみ・悔しさに包まれ暗い絶望の底でうつむいている。
それでも徐々に前を向き、ボロボロになった翼をもう一度取り戻し空を飛ぼうと人々はもがき始める。そして翼はより大きく再生し、再び大空へ舞い上がる。

吹奏楽部が取り組んでいるマーチングのショーには毎年ストーリーがあります。
日本語で「再生」を意味する今年度の「REBIRTH」は、翼をテーマに能登への強い想いを表現しています。
12月15日、さいたまスーパーアリーナで開催される全国大会で高く舞い上がります。

2024年10月31日 (木)

【第859回】「第93回吹奏楽部定期演奏会に・・・」M. Y. (国語)

 2年生のあるクラスの論理国語の授業が終わって職員室へ戻ろうとしたとき、そのクラスのYさんから呼び止められて
「10月3日木曜日夜空いてますか、定期演奏会があるのですが来られますか?
大丈夫ならぜひ来てください。」と招待状をもらいました。
 10月の予定表を見てから行きたいと思っていて、(どうすればチケット入手できるのか)と悩んでいたところ、生徒から招待券もらえるとは、思ってもいなかったので、正直とても嬉しかったです。
 ところがこのごろ少し記憶が怪しくて、大事なものでも大事にしすぎてどこに大事にしまったかわからなくなります。
 そこで考えた末がま口式のサイフに入れておくことにしました。
 それから当日まで楽しみで、毎日暇があれば何回も開けては閉じ開けては閉じ招待券があるのを確認しました。自分でももし人に見られたらちょっと不気味かもしれません。
 前日となりました。
 また論理国語の授業後Yさんがやってきて
「先生、いよいよ明日ですね、私は基本的にずっと立って演奏しています。」と私を見つけてください。かな?
そして当日一緒に鑑賞しようと同僚のI先生と音楽堂の2Fで開場が18:00なのでその時刻ごろに待ち合わせをしていました。駐車場に車をいれ、直にエレベータで2Fのホール前に到着しドアが開くと、目の前はお客様の長蛇の列。開場15分前でした。椅子に座つてI先生を待っていると10分前に開場され列が動き出しました。列の最後につけばいいと思って待っているとなかなか列の最後が見えません。その間に次々と顔見知りの生徒達が中に入っていきます。その後どうにか I先生と合流して中に入り席に着きました。その席からずっと立って演奏しているYさんは、よく見えました。楽器もわかりました。本当に2時間たっぷりあったのに楽しいひと時はあっという間に過ぎ、私にとっての第93回吹奏楽部定期演奏会は、終わりました。

2024年10月24日 (木)

【第858回】「今年の夏も暑かった」M. K. (数学、情報)

 この題名にした理由は,去年猛暑と言われた夏同様に今年の夏も去年と変らないくらいの暑さを感じたからである。‘今年の夏も暑かった’と思うのは私だけだろうか?

 特に全国的に猛暑日が昨年以上に多かったようである。例えば連続猛暑日を例にとると
    福岡県 太宰府市 40日
    福岡県 久留米市 34日
    兵庫県 淡路市  31日
となってはいるものの,私が調べて驚いたのは北北海道に位置する北見市が連続3日の猛暑日だったのにはびっくりした。日本列島は温帯気候ではなく亜熱帯気候に代わってしまったと強く感じて仕方がない。

 今この文書を書いているのは10月18日である。というのも例年ならば日本列島は秋の便りが聞こえるはずが,金沢市は今日も最高気温が25℃を超え,10月に入ってから6日連続の夏日となっている。これは10月としては過去最高の連続夏日でないかと思われる。
それだけ話題は‘暑い’という言葉ばかり聞こえるのは私だけなのか?いつになったら秋になったと思える時がやってくるのかと思うこの頃である。それだけ今年の夏の暑さが今も残っているということでないのか?
 温暖化現象と言ったらそれまでだが,いつになったら秋らしくなったと思える時がやってくるのかと心配する今日この頃である。

 私はテニス部の顧問として夏休みは午前中だけであるが,テニスコートの中で生徒の練習を見ていたが,年々暑さが強く感じるようになる。これは年のせいなのかと思ったりするが,生徒や20代の方々に聞いても‘暑い’と答えてくれた。ただ,部員は暑くて厳しい夏に,午前中の練習だけとはいえ帽子を被って練習していると,帽子の先から汗が雫になって落ちてくる。その姿を見ると,若さは代わることのできない宝物だと改めて思い知らされた。