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2023年5月18日 (木)

【第783回】「Food and Wellness」藤川 洋子 (英語)

皆さんの好きな食べ物は何ですか。
私たちの体は食べたものでできていて、健康と密接に結びついています。
つまり、食べるものを選べば体が健やかになります。また、体調が整えば自然と心も穏やかになります。

5月も中盤に入りましたが、人によっては連休明けや、新しい環境に対してのストレスによる疲れや不調が起こりやすい時期ですね。
今回は、そういった初夏の疲れと不調を予防する食事のポイントを紹介します。

 ① ビタミンやミネラルが多く含まれた食材を摂る;

柑橘類・キウイフルーツ・アボカドなどの果物や、ブロッコリー・トマト・小松菜など、ミネラルが豊富な野菜はストレスの耐性や、免疫力を上げてくれます。

 ② 心地よい睡眠を促す食材を摂る;

精神を安定させるセロトニン(幸せホルモン)を分泌しやすい栄養素を多く含む、大豆食品、乳製品、卵、鶏肉、お米などは積極的に摂ると睡眠の質を上げ、心が落ち着きやすいと言われています。

 ③ 水分の代謝を良くする食材を摂る;

梅雨に向かい気候が不安定になると、体が余分な水分を溜め込んでしまい体が重く感じやすい人もいます。緑豆もやし、枝豆、スイカやキュウリなどウリ科の野菜は、体の水はけを促して体にこもった熱を下げ、だるさを取り除いてくれます。


人それぞれその時の体調に応じて、食べるものを少しずつ意識すると、より健やかに日々を過ごすことができます。
個人的にこれからの季節におすすめなのが、蜂蜜・レモン汁・生姜をお湯に入れて飲むことです。
発汗作用のある生姜で体の湿気を取り、蜂蜜で胃腸の調子を整え、レモンで消化不良と喉の渇きを改善します。

美味しく健康を手に入れて、元気に夏を迎えましょう!

2021年11月 4日 (木)

【第704回】 「Stay Healthy」藤川 洋子 (英語)

皆さんは「腸活」という言葉を耳にしたことはありますか。
私はこの春から自身の食生活を見直し、腸活をしています。

ここ最近メディアで腸活に関しての情報が多く取り上げられているので、こちらでは詳しい説明を割愛しますが、個人的に腸活をおすすめする理由は、

①体調が整う
②ストレスがなくなる
③免疫力が上がる

この3つです。

①体調が整う
私自身元々アレルギーで肌が弱く冷えやすい体質でしたが、腸活によって肌質も冷えも改善されてきているのを実感しています。
腸がきれいになると、腸壁が栄養をしっかり吸収してくれるので、取り入れた栄養が体に行き届いて血流がよくなり、肌の不調や冷え、むくみなど美容にも効果があります。

②ストレスがなくなる
ストレスを感じてお腹が痛くなった経験はあるでしょうか。精神的な不調は腸に直通しているのです。
腸からは私たちが幸せを感じるホルモンであるセロトニンが作られます。このホルモンの9割が脳ではなく、実は腸から出ているのです。
ストレスを感じづらくするには、お腹にやさしい食事を心がけるようにして、セロトニンを分泌する神経を活性化させましょう。

③免疫力が上がる
腸は消化や吸収だけでなく、免疫の機能も担ってくれています。
また免疫細胞のほとんどは腸でつくられています。免疫がつくと風邪を引きづらくなり、ウイルスや病原菌に負けない強い体になります。


ちょっとしたことでストレスを感じやすいこの時代だからこそ、皆さんにも試してほしいのが腸活です。
そのためにまずできるのは、毎日の食事を意識することです。
一般的に言われているように、朝昼夜バランスよく旬のものを取り入れながらちゃんと食べることが基本であって、一番大切です。ダイエットをしている人もいるかと思いますが、食事は「制限する」のではなく無理なく「管理するもの」として捉えましょう。

個人的にこれからの季節に特におすすめなのは、朝食にお味噌汁を飲んで腸をあたためたり、間食にさつまいもやかぼちゃをできれば皮ごと食べることです。食物繊維が豊富で栄養価が高いのはもちろん、そのままでも甘いので満足感が得られます。
他にもオートミール、はちみつ、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品、ダークチョコレート等腸活に良い食べものは豊富にありますし、それぞれの好みもあるので、食べられそうなものからぜひ食事に取り入れてください。

日々の積み重ねが未来の自分を作ります。
健やかな心と体でいるために、もし少しでも関心があれば腸活について調べてみて、できることから試してみてほしいと思います。

2020年6月11日 (木)

【第632回】 「洋画の楽しみ方」藤川 洋子 (英語)

六月に入り、学校が再開しましたね。
急に生活が忙しくなると、なかなか自分のしたい事をする時間がないと言う人もいるのではないでしょうか。

今回は私が学生の時にしていた、隙間時間で映画やドラマを見ながら英語のリスニングが出来る方法を紹介します。

私は元々リスニングが得意でなかったのですが、この方法で好きな映画やドラマのほとんどのセリフを覚えられるようになったので、ぜひ皆さんにも試してもらいたいです。


①まず、好きな洋画やドラマを一つ選びましょう。
時間があまり取れない人は、その中で好きなシーンを一つだけ選んでください。
②英語音声、日本語字幕で観ます。ここでストーリー、日本語のセリフを覚え、英語の音に耳を慣らします。
③ストーリーとセリフが頭に大体入ったら、英語字幕で見ます。
④わからない単語な表現は出来るだけスマホや辞書で調べます。
それらが全部理解できなくても、セリフの音を集中しながら何度も耳に入れましょう。
⑤俳優さん達が話しているのに合わせて、セリフを声に出します。
⑥慣れたら字幕なしで見ることにもチャレンジしてみましょう。



はじめの内は②〜④を繰り返すだけでも力がつくと思います。
勉強していく内に、日本語字幕と、英語の表現の違いがわかるようになって面白いですよ!

2019年1月24日 (木)

【第563回】 My favorite book藤川 洋子 (英語)

皆さんは普段から本を読みますか。
私は幼いころから漫画が大好きで、本は気が向いた時にのみ読んでいたのですが、そんな学生の頃の私にも一つ一つのエピソードが短く、とても読みやすいものがあったので紹介します。

「ミラノ 朝のバールで」(宮本映子・文藝春秋刊)

イタリアはミラノに住む、日本人女性のエッセイです。
家族のこと、明るいイタリアの人たち、食べ物など現地での日常が色鮮やかに、そして少し切なく描かれています。
中でも「人生はブリオッシュだよ。ああ、美味しかった、ごちそうさま。と言ってあっという間に食べ終わってしまうブリオッシュだ。」
というフレーズがとても印象的です。
ブリオッシュというのはバターとお砂糖をたくさん使って焼いた、ころんとしたパンのようなお菓子です。バターが多いので口に入れるとふわっと口の中で溶けていくのが特徴で、イタリアやフランスなどでミルクをたっぷり加えたエスプレッソのお供に好まれています。
「人生、ブリオッシュだと思えば腹の立つこと、憎らしいこと、この世のあらゆる世俗的な事柄が、不思議に大したことでもないように思えてくる。」
というイタリア人の素敵な人生観に触れられる一冊です。

イタリアの風景を撮った写真集に魅せられ、大学中退後すぐ単身で渡伊した著者が綴る文章は、これから何か新しいことを始めようとしている人の心にもあたたかく沁みるのではないかと思います。

2017年8月17日 (木)

【第491回】 “Keep looking”藤川 洋子 (英語)

夏休みに入り、半分が過ぎましたね。皆さんはそれぞれの残りの夏をどのように過ごすか決めていますか。
毎日、同じ事の繰り返しで刺激がないというように感じる人もいるのではないでしょうか。そういうときにこそ周りの人たちや周りにあるもの、いつもしていることやいつもいる場所をよく見てみてください。当たり前だと感じていたものが実はそうではなかったり、新しい発見があるかもしれません。
そこで何かをしようと、新しい行動を起こそうとするかもしれません。
特別なことをしなくても、ほんの少し視点を変えてみることで様々なことにきっと気づくでしょう。そこから自身の考えを深めていけばより多くのことが見えてくると思います。そうすればもうあなたの毎日は前と同じではありません。
夏という時間が、自身の置かれた状況を踏まえて、これから何をしていくのかをゆっくり考える良い機会になるといいですね。
一日一日を、大切に過ごしてください。