【第855回】「秋の食養生」藤川 洋子 (英語)
10月に入り、ようやく秋の風を感じるようになりましたね。
秋の養生は、冬に向けて体調を整え、免疫力を高めるために大切です。
・旬の食材と大豆製品を積極的に取り入れる
10月は空気が乾燥しやすく、咳などの呼吸器系のトラブルや肌の乾燥が起こりやすくなります。
例えば、豆腐や里芋、柿、しめじなどの潤い効果を持つ食材は、呼吸器系の不調を和らげます。
豆腐は気持ちを安定させるトリプトファンが豊富です。
また、しめじもイライラを抑えるGABAを多く含むので、季節の変わり目で自律神経が不安定になるこの時期にぜひ食べてほしい食材です。
・まめに水分補給をする
空気が乾燥しているこの時期は、積極的に水分を摂ることも重要です。
さらに、緑黄色野菜やきのこを意識的に取り入れることで、より体の潤いを保ち、肌の乾燥を防げます。
・甘いものを摂りすぎないようにする
最後に、高校生の皆さんの中でおそらく好きな人も多い菓子パンなどの甘い食べ物は、砂糖が多く含まれていて胃腸を弱めたり、頭痛を起こしたりする原因になることがあります。
腸の不調はメンタルにとても大きく影響するので、ご飯代わりに甘いものだけで済ますことは控えましょう。
季節に合わせた食材を心がけ、体調を整えることが穏やかに秋を過ごすための鍵です。
これらのポイントを意識しながら、心身ともに健康的に秋を楽しんでください!