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2013年2月21日 (木)

【第268回】 学校は百代の過客にして、行き交う生徒もまた旅人なりS. Y. (理科)

 2月は、本校の高校入試や3年生の仮卒業式、自主講座の閉講式など行事が多い。その一方で、もうすぐ新学年を迎えることになる。毎年、1年生特進クラスを担当している私は、2・3年生特進クラスが横並びということもあり、自分が1年生のときに担任した生徒とよく階段や廊下ですれ違う。そして、必ずと言っていいほど、「もうすぐ3年生だね」、「もう卒業?早いね!」、4月になれば、「もう2年生?この間、入学してきたと思ったら」、「あっという間に3年生やな」などの言葉を生徒にかけている気がする…。中には本校の入学試験で出会ってからの付き合いの生徒もいる。こういった1年1年の生徒の成長を見届けられるのは教師をやっていて楽しい部分である。

 しかし、本当に月日が経つのは速い。それは我々に無言のプレッシャーとなって重くのしかかってくる。この短い3年間でどれだけ生徒達を成長させてあげられるか?この課題をクリアすべく私たち教員の教育活動が行われているのである。この限られた時間の中で、〈生徒の努力+教員の努力=最高の結果〉となるように今日も授業をしている。

 もうすぐ新たな旅人たちが本校にもやってくる。どんな1年になるだろうか。楽しみである。