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2009年8月26日 (水)

【第98回】嬉しい報告谷内田 京子 (国語)

 先日、1年次に担任をした卒業生から嬉しい報告がありました。
彼は、県外から遊学館に来ました。野球部に所属し、部活と勉強の両立を目指し、その一方で、いつも元気にクラスを引っ張っていってくれました。体育祭や、学園祭ではクラスを盛り上げ、球技大会では優勝に貢献していました。

野球では、1年生大会以外はメンバー入りできませんでしたが、スタンドで元気に応援していました。そんな彼から、私はいつもパワーをもらっていました。

 彼のコミュニケーション能力はすばらしいものがありました。相手を不快にさせない会話、クラス全員を笑わせるジョーク、教科担任の先生に注意された時の謝り方。担任の私自身、学ぶことがたくさんありました。

その彼が、大学進学を勧める保護者の反対を押し切り、野球部のある専門学校に進学しました。専門学校では野球の全国大会に出場し、千葉マリンスタジアムで4打数3安打4打点3盗塁と大活躍をしたそうです。そして、倍率20倍の難関を突破し、JRから内定を頂いたそうです。

 彼の目は人を引き付ける輝きを持っていました。それは、彼が常に目標を持って努力をしていたからではないでしょうか。みなさんも、目標を定めて、努力をしてください。努力をすれば結果がついてくるのではないでしょうか。

 2学期から、頑張り時ですよ!!

2009年1月 7日 (水)

【第70回】春を待つ谷内田 京子 (国語)

 昨年の1月は、3年生の担任をしていました。その頃は、クラスの生徒と一緒に卒業まであと何日、あと何日とカウントして過ぎゆく日々を大切に大切にしていました。

 あっという間に春が来て、3年生を送り出し、桜咲く4月新入生を迎えました。久しぶりに1年生の担任になると、何もかもがとても新鮮でした。

 清掃の時間には「先生、机は前に出しますか?後ろに下げますか?」「体操服に着替えなくてもいいのですか?」と質問がたくさんありました。ちなみに遊学館は、清掃が当番制ではなく、全校清掃です。全校生徒で一斉に清掃すると、短時間できれいになります。

 ある日、遅刻した生徒に理由を尋ねると、恥ずかしそうに「バスに乗り間違えて、迷ってしまいました…」というのです。遠方から通学する生徒もいるので、バスの乗り継ぎで戸惑うことも多いようです。

 そういえば、3年前1年生の担任をしていた時もこういうことがあったな。と懐かしく思っていました。

 今のクラスと一緒に過ごすのもあと2ヶ月半となりました。円筒校舎最後の1年を、この子達と過ごせたことを幸せに思います。

 春になると新校舎が完成します。この新校舎には理事長先生をはじめ、先生方、生徒達の色々な思いの詰まった校舎です。北陸の寒い冬を暖かく過ごすために、教室はフローリングに…お手洗いは明るく…生徒が集う場所をたくさん…。生徒会顧問の私としては、たくさん作業のできる大きな生徒会室を…などなど。
今からワクワクしています。

 春の訪れを待ち望む今日この頃です。

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2008年3月26日 (水)

【第32回】初心忘るべからず谷内田 京子 (国語)

3月1日卒業式
遊学館高校から420名の生徒が巣立っていきました。

遊学館に赴任して最初の年に1年生の担任となり、2年、3年と持ち上がった生徒達。
共に笑って、共に泣いて、共に悩んだ3年間。
卒業生一人ひとりの名前が呼ばれている間、涙を止めることができませんでした。

式が終わり、最後のホームルーム
生徒からのサプライズ企画に、嬉しさのあまり号泣してしまいました。
みんなに伝えようと、用意していた話の半分もできませんでした。
ひとつだけ伝えたこと。
“初心忘るべからず”
学びはじめた当時の未熟さや経験を忘れてはならない。常に志した時の意気込みと
謙虚さをもって事にあたらねばならない。という意味です。
大学に進学する生徒、就職する生徒、それぞれの道で目標に向け努力してください。

そして4月から遊学生となる新入生のみなさん
“初心忘るべからず”
遊学館で色々なことにチャレンジして、それぞれの目標を達成しましょう。

“初心忘るべからず”
私自身、教師を志した時の意気込みと謙虚さを持って新年度を迎えたいと思います。