2016年12月15日 (木)

【第456回】 年末。成長を感じた瞬間。刑部 純至 (国語)

元気ハツラツ!新年度を迎えてもう8ヶ月が経ちました。今思い返すと、「今だったらこうしてたな~」とか「あそこはこうするべきだったな~」とか。後悔ばかりが先に歩いていきます。だけどその後に後悔に追いつこうと走ってくるのが、「遠足の焼きそば美味しかったな~」とか、「学園祭炭臭くなったけど楽しくてよかったな~」とか。いい思い出が頭の中を駆け巡っていきます。

 さてさて、今年は、私自身初めて3年生の担任をすることになりました。書類を作成したり、生徒と面談をしたりで少し大変な日々を過ごしています。
私は先生ブログ前回、前々回と遊学生の成長について書きました。今回も同様に成長についての話です。
今私が所属している学年会は3年間一緒に持ち上がってきました。強烈に成長を感じるのは、何事も自分で取り組もうとしているところです。「先生に聞いたほうが早いんじゃない?」とか聞こえてくるときもありますが、その本人はなかなか聞きに来ないんですね。何をしているのかと思って耳をそばだててみると、「いや、もうちょっと自分で考える」という一言。この成長がお分かりいただけますでしょうか?(笑)赤ちゃんで言うなら、ハイハイからタッチできた!みたいな感じです。他にも、気が付いたら掃除してくれたり、私のことを気遣ってくれたり。徐々に大人になっていくのだと感じます。
悩みがあったり、不機嫌なときがあったり、波はまだまだありますが。それもまた勉強。まだまだ成長してほしいと思う今日この頃です。
ついでに、こんなことを聞かれました。「先生!もうすぐ卒業だけど寂しいやろ?」私は「嬉しいねぇ」と答えました。高校生活で成長し、その先の進路でまたどれだけ成長して社会に出ていくのか。楽しみです。
良き大人。良き社会人になってほしいがため、今日も先生たちは全力で!ちょっとよそ見しながら。。。頑張りま~~す

2016年12月 8日 (木)

【第455回】 掲示板K. R. (地歴・公民)

遊学館高校のバスケットコート横の渡り廊下には、各学年専用の掲示板があります。
「月間予定」「ナンシー姉妹校協定の写真」「進学について」などなど・・・
たくさんの掲示物の中でひと際、抜群の存在感があるのが、
3年学年会のK先生が毎日更新されている「偉人たちの名言集」である。
たった1行で、苦労・功績・生き様が見えてきそうで、
世界に、時代に名を残した方々の言葉は素晴らしいと思います。

「偉人たちの名言集」に対抗して、2年学年会の掲示板にも
面白い言葉が掲示されていましたので、ここで紹介させていただきます。

【 何か歴史に残ることをしよう 】
(だって人生は100年しかないか)
(だって高校生生活は3年しかないから)

【 信じることは「最高の応援」 】

【 前に進むから足跡が残る 】

【 あなたの人生、「今」が最年少 】

【 ハイ!チーズ!その笑顔が一番ステキ! 】

【 「ありがとう」って今日、何回言われましたか? 】

 

今日の掲示板、楽しみです。

281208

2016年12月 1日 (木)

【第454回】 “天知る、地知る、己知る”K. T. (地歴・公民)

私は恩師からもらったこの言葉を大切にしています。

これは、善いこと、悪いこと誰も見ていなくても
天はすべて知っている、地もすべて知っている、
そして何より、己(自分)がすべて知っているということです。

日々、なんとなくすごしていく中で、多くの選択の場があると思います。

例えると、自動販売機で飲み物を買うとしたとき、
コーラにするかそれともファンタにするか、迷った結果コーラにした。
これも二つのうちの一つを選ぶという選択です。

小さなこと、大きなこと、どんなことにしても
自分のひとつひとつの行動、選択が果たして正しいのだろうかどうなのだろうか。
そんなことを考えて生活しています。(常にではありませんが…。)

とはいっても
私はまだまだ未熟な人間です。

ちょっとした誘惑に負けてしまうこともあります。
自分の行動に迷いをもつこともあります。

 

これからまだまだ課題はたくさんありますが

“天知る、地知る、己知る”

この言葉を胸に、自分にとって大切なものは何なのか
どういう人になりたいのかという原点に戻って
成長し続けていきます。

2016年11月24日 (木)

【第453回】 「小論文について」 K. Y. (国語)

 個人的には一般入試受験だったのですが、第一志望の大学が小論文、英語、日本史の受験でずいぶん小論文の点数におんぶにだっこで恩恵を受けた覚えがあります。
 小論文の勉強といっても、これといってした覚えはありません。ただ、当時の読書量については誇るものがあった感があります。新聞はもちろん毎日読んでいましたし、普通の小説は小学校以来、月ベースで数十冊は読破していたと思います。
 書く練習といっても、当時の自己表現の術が文章だったので、雑記帳にあることないこと日記のようにして書いていたものでした。
 とどのつまり、小さい頃から毎日小論文対策の日々を送っていたような気がします。
 
 推薦入試やAO入試の盛んな今日この頃ですが、入試2ヶ月ほど前になって小論文を見て下さいと言ってくる生徒がたくさんいます。正直、数ヶ月小論対策の勉強をしたところで書く能力が向上するとは思いません。
 ただ、その時点で持っている文章力を100%発揮することは可能です。新聞のコラムをみっちり読んで、数百字とかで要約する練習を、毎日2時間程度行えばかなり小論文対策になると思います。
 いずれにしろ、一般入試を含めて、楽して大学に入るのではなく、一所懸命に生涯最高の受験勉強をして合格されることを祈っております。
 合格という結果はもちろん大事ですが、受験勉強というプロセスは今後の人生に生きてくると思います。

2016年11月17日 (木)

【第452回】 「言葉が世界を変える」川北 将人 (主事)

 最近、ステキな言葉と出会いました。その言葉によって気持ちが少しだけ軽くなりました。そしてその少しが毎日を大きく変えてくれました。少しの積み重ねは大きいなと感じるこの頃です。

 私が出会ったステキな言葉とは、次の2つです。

 「足りないものを探す人生から、満ち足りている部分に目を向けて感謝する人生へ」

by寺井俊高


 「幸せだから感謝するのではありません。感謝するから幸せなのです。」

byデヴィッド・スタインドルラスト

 この言葉に出会ってから、自分が満たされている面を見るよう心がけるようになりました。そして満たされていることを感じられたら感謝するようにしています。
 何かに、または誰かに感謝できている時、確かに幸せな気持ちになれます。感謝っていいですね。
 そして日々を幸せな気持ちで過ごすために、この言葉を1日に何度も口ずさむことを習慣にしました。

 また、さらに「嬉しい」「楽しい」といった言葉を笑顔をつくりながら心の中でつぶやくことも習慣にしました。
 人の脳は自分が遣った言葉に影響を受けるんですね。普通は楽しいことがあるから楽しいと言葉にしますね。でも先に「楽しい」と言ってしまうのです。特に何も楽しいことがなくてもです。すると脳は楽しいことを探し出します。つまり物事の楽しい面に目を向けるようになるのです。楽しさは満たされた部分であり、感謝へとつながります。
 また、笑顔をつくることも満たされた気持ちにつながります。これもまた先に笑顔をつくってしまうことで、脳が勘違いをして楽しさや嬉しい気持ちを呼び起こしてくれるのです。

 ステキな言葉との出会いによって、私は世界の見え方が変わりました。
 物事のどの面を見るかによって気持ちは変わります。そして日々遣う言葉はどの面を見るかに影響を与えます。ですので、日々遣う言葉というのはよく選んで遣いたいものですね。
 みなさんも自分が普段よく遣う言葉を思い返してみてはいかがでしょうか。新しい発見があるかもしれませんよ。