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2022年1月 6日 (木)

【第713回】「美術部の活動をとおして。」光谷 和子 (芸術)

 私は美術部の顧問をしています。美術部は年に2回、高校文化連盟の展示発表会があるのですが、コロナ禍の中で色々と変更点がありました。夏の総体総文の展示では、従来は21世紀美術館での展示を行います。しかし、美術館自体が休館という中で、6月に行われた第41回高等学校総合美術展においてはWEB開催という運びとなりました。部活動も満足に活動できない中で一生懸命に描いた学生達の絵を、辰巳丘高校の体育館の床に並べて石川県の美術部顧問が全員集まって投票し審査するという形で受賞作品をきめました。WEB開催で各学校の作品が閲覧できましたが、やはり現物でみるのとは印象や受ける刺激が違いますので、学生達みんなで実物を鑑賞できなかったことが悔やまれました。
 秋の総体総文の展示では、やはりコロナの影響で開催日が2回延長になったものの、ようやく21世紀美術館での展示がかないました。1年生はここで初めて自分の絵が展示されました。他の学校の作品に圧倒されながらも、大いに刺激を受けたようで、次の作品制作の意欲につながったようです。やはり実際に足を運んで会場に行き、自分の作品を客観的に眺め、他の人の作品や展示空間の中で体感して得るものは多かったと思います。どんどん色んな刺激を受けて、自分にしか描けない世界を表現することにこれからも大いにチャレンジしていってほしいと思います。

202201061絵の搬入も顧問のみで行いました
 
202201062美術部 作品の前でハイポーズ!