【第589回】 「見守りたい」植木 大 (保健体育)
6月から男子卓球部と有志の先生方で、小学校児童の登校を見守るボランティアを始めた。朝7:30~8:05までだが、毎朝実施している。最近では小学生とも顔見知りになり、ハイタッチをしてくれる。
尊敬するのは、20年前からボランティアをしているお年寄りの方々である。一緒に交差点にたっている方は86歳、その他の皆さんも84歳や70歳代になる。雨の日も雪の日も、毎日小学生のために立ち続けている。「すごいですね」と声をかけたところ、「いいや、わしらは子どもにパワーをもらっている。あの挨拶と笑顔を見ていると元気が出るんや!」と言われた。ボランティアの方々に触れて、地域への愛と人間の大きさを感じた。
私は卓球部員に常日頃から「人間力」が勝敗を分けると話している。だからこそ、部員には、色々なことを感じてほしいし、今卓球が出来ることに感謝し、ボランティアを通して「人間力」が成長することを見守りたい。