【第542回】 「カッコイイ生き方」T. S. (国語)
昼食をとりながらニュースを観ていると、山口県で行方不明になっていた2歳児が無事に発見され保護されたとのこと。暗いニュースが多い中、飛び込んできた明るいニュース。その2歳児を発見したのが78歳のおじいさん。赤いタオルを頭に巻き、オレンジ色のTシャツを着て、インタビューに対してハキハキと答える姿がすごく印象的だった。どうやらこのおじいさん、ただ者ではないらしい。いったい何者?!と、ついついスマホで検索していた。(食事中に行儀が悪い!でも、便利な世の中だな~...)
彼は、新潟県中越沖地震や東日本大震災など数多くのボランティアに参加している超ベテランらしく、「スーパーボランティア」と呼ばれるほど。
彼がこれほどまでに称賛される理由は、全国の被災地に赴く行動力、長年にわたり数多くのボランティアに参加して蓄積された知識や技術、ボランティア先では対価・物品・飲食をもらわないといった信念を貫く姿勢などが挙げられる。
彼のことを、「良い人」とか「素晴らしい人」と言う人が多い。確かにそう思う。しかし、私はそれよりも、「カッコイイ生き方をする人」だと思った。
その「カッコイイ生き方をする人」から学べることは、
①困っている人に『優しく寄り添える心』。
②何かを達成しようとする『目標や向上心を持ち続ける』ことの大切さ。
③目標や向上心を持つだけでなく、『実現させようとする行動力』。
である。
以上のことも踏まえて、自分なりの「カッコイイ生き方」とは何かを考えることから始めたい。
彼は、「困っている人に、手を差し伸べるのは当たり前」、「夢を持ったらそれを目標に立てて、計画を立てて、迷うことなく実行する」と言う。
やはりカッコイイな~。いつかこんな人に私もなりたい。