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2014年7月31日 (木)

【第338回】 引退試合土谷 悠成 (地歴・公民)

 一ヶ月ほど前の話になりますが、6月24日火曜日、県立野球場において遊学館高校野球部の3年生部員のなかで、残念ながら、メンバーに入れなかった選手たちの引退試合がありました。相手は金沢学院東高等学校。相手の選手たちも、メンバーに入れなかった選手たちです。

 日が落ちかけてきた、午後5時50分ごろにプレイボール。スタンドには、多くの在校生、教員やOB、OG、そして保護者の方々が観戦にきておりました。
 毎年恒例となっている引退試合が、練習試合や公式戦とただ一つ違うことは、各選手がバッターボックスに立つと、電光掲示板に、それぞれの選手のコメントが表示されることです。

「お父さん、お母さん、ありがとう。僕の野球人生最後の試合です」
「お父さん、お母さん、18年間支えてくれてありがとう」

 両校ともに、多くの選手たちが親への感謝の心を伝えていました。スタンドには涙を流してらっしゃる方がいらっしゃいました。おそらく、グランドに立っている選手のお母さんだと思います。

 年頃の男子生徒が面と向かって、親に感謝の気持ちを伝えるのは照れ臭いことだと思います。私自身がそうでした。
 勝っても負けてもこれが最後の試合。その試合を通して、親に感謝の気持ちを伝える。何と素晴らしい試合でしょうか。

 試合終了後、両校の選手、生徒たちが、ゆずの『栄光の架け橋』を歌っていました。恥ずかしながら、涙がでてきました・・・。

 引退試合に出場した選手は、メンバーのサポートにまわり、共に全国の頂点を目指していくそうです。

 私はこのコラムを7月18日に書いております。そしてホームページに掲載されるのは、7月28日の予定です。試合日程が順調に進めば、27日に甲子園への切符を手にする高校が決まっています。

 今年はどのような結果になっているのでしょうか。遊学館高校が優勝、そして、全国の頂点に立つことを信じております。