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2014年7月25日 (金)

【第337回】 変化万歳辻元 友視 (英語)

 私は、遊学館に来る前は中学校で勤務していました。なので、遊学館に来て中学校での教え子と再会するということがあります。久しぶりに会う教え子は、中学校のころから比べるとやはり大人になったなあと思う部分が多く見られ、嬉しい限りでした。その中でも、ある男子生徒T君について書きます。

 私は、Tくんが中学2年生のときに英語を教えたことがあり、そのあと彼が遊学館に入学してきて再会ということになりました。彼は部活動で秀でたものがあり、中学校でもリーダーシップを発揮してがんばっていました。高校生活も部活動中心になるのかなと思っていました。入学当初は、中学生のときと変わらない彼でしたが、ある時期を境に別人のように勉強し始めました。そんな彼のがんばりに比例して成績もどんどん上がっていき、今も目標に向かってがんばっています。失礼ながら、中学生のときを知っている私から見ると考えられない姿でした。

何が彼を変えたのか。

 彼の話を聞いていると、彼を変えたのは「俺もやればできる」という自信でした。苦手だと思っていたものが、がんばってみると結果につながったことが彼の自信になったのだと思います。私が彼に何か働きかけたわけではないですが、彼のがんばりや成長は自分のことのようにうれしいです。

 普段の学校生活の中には自分を変える「ちいさなきっかけ」がたくさんあると思います。そのきっかけをつかむにはそのきっかけに目を向けること。何事にも無関心では、自分を変えられません。小さなことからがんばってみましょう。変化万歳。いい意味で、今までの自分を裏切ろう。Tくんを含め変わろうとがんばっているみなさん、応援しています。