【第272回】 これってFlexible? (Flexible:順応性のある)Ta. Y. (英語)
学校から帰り『○○がきもい』と言った小三の息子に『きもいじゃなくて気持ち悪い!!』と注意したら、その後すぐ、今度は『ちげーし』と言う言葉を使っていた。
『ちげーしではなくて違うし!!』と注意して、授業中の余談でその話をした。
すると生徒は『違うし』ではなくて、その場合は『違うよ』だと言う。『???』となる私に、『ちげー』の場合はプラスは『し』、
『違う』の場合はプラスは『よ』なのだと言う。
その後いろいろと説明されても、まだ私にはよくわからない。
途中から、わかるつもりも実はなくなってしまった。
最近、特に若者を中心に言葉が乱れているとよく耳にするが、ただ言葉は生き物だから、主観的には汚く、間違った、下品な言葉でも、広く使われるようになると個人の力では止めることなんてできない。
『まじ?ちょ~まじやばいよ~』
『これやばくなくね~?』
『うわ、がちはまる~!』
テレビで何かを食べている若い男女の会話だ。聞かされる私は、不快さと怒りさえ感じる。
日本全国で同じように、叱りつけたい!と感じる人はいるだろうし、実際にテレビ局にクレームの電話をしている人もいるかもしれない、と信じて心を静める。
たとえ叱りつけても、本人達がある程度の年にならなければこの下品で軽薄な言葉使いは直らないだろう。
彼らだっていつかは使わなくなるし、そういう言葉を使う自分の子に注意をしているだろう。きっとそうだ!!と、しぶしぶ自分を納得させるのであるが…