【第257回】 感 謝K. S. (国語)
去る10月、森川先生がお亡くなりになりました。退職されてから、まだ、1年半しか経っていませんでした。あまりに突然の訃報でした。尊敬する、大好きな先生でした。毎日いろんなお話をお聞きしました。
先生のお話には、愛があふれていました。いつも前向きで、活動的でした。先生からは、
学びましょう
人の話はしっかり聞きましょう
自分の考えを、意見をしっかり持ちましょう
自分の意見は、発信しましょう
話し合いの中に発展や成長があるのだから。
ということを受け取りました。
最近の私はややもすれば頑なになり、ついつい先生のお話を忘れがちになってしまっています。いつのまにか、“私が、私が、”という思いや、私の言うことこそが正しいのだ“譲らないぞ”という変な意気込みが前面に出てしまい、自分でも“あれ?”と思っても引くことはしません。しばらくすると、私の心に“これでよかったの?”という思いが強くなり、その矛盾に少し疲れて、へこんできます。
自分の考えに自信があっても、他の誤った考えや対処する人(と、私は思っている)に対し、向かい合うことをしなくなり、“まっ、いいか”、“言っても仕方がない”と引き下がっているのです。相手は自分が“正しいのだ”と勘違いをし、したり顔。それを見てだんだん不満をつのらせているのです。
私の場合、頑なであることは、人の意見を聞かず、考えを述べず、他に目を向けることをしない、自分にとって楽な(無気力な)道を歩むことだったのです。私は、真摯に生きていたつもりでしたが、年々楽な方へ、楽な方へと逃げていました。そして、今、“これが処世術”とうそぶいている自分にあきれています。
これから社会にはばたく君たちに一言。
楽な道ばかり選んでいては視野が狭くなり、どんどん世界が狭くなっていきます。夢を叶え、希望に満ち溢れる広い世界に飛び出すには、頑なな心を解放し、人の意見に耳を傾け、視野を広げましょう。 (自分のことは棚に上げて、これまでを反省して・・・・)
先生、お世話になりました。本当に楽しい毎日でした。
ご冥福をお祈りします。 “ 感 謝 ”