【第132回】葛藤植木 大 (保健体育)
毎年ではあるが、この時期はインターハイ予選に向け、何とも言えない気分になる。
優勝すれば、13年連続のインターハイ出場となるが、簡単に勝てるものでもない。
周りから見れば、勝って当たり前と思われがちだが、毎年選手が変わるのだから苦労が絶えない…。
大会当日も、複雑な気分になる。
卓球は個人戦もあるので、勝ちあがると同士討ちになることがある。
その試合が、北信越大会やインターハイの決定戦になることや、3年生同士の試合になることもある。
試合を観戦する気にはならないが、高校生活最後の試合となる選手がいることや、今後のためにアドバイスも必要となるため、最後まで見届けるように心がけている。
是非とも、選手には悔いの残らない試合をしてほしいと願う。
また、団体戦のメンバー選考が一番嫌な仕事である。
卓球は7名しかベンチ入りできない。部員は19名、その中には3年生もいる。
本人の思いや家族の思い、様々なことが頭をよぎり、監督として教育者としての考えが葛藤する。しかし、監督として最善のメンバーを選考するしかない。心を鬼にして決断する。
本日、メンバーを決定した。
きっと13年連続優勝を果たしてくれることだろう。