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2023年1月12日 (木)

【第765回】「楽しい毎日」谷口 克也 (数学)

 中学校を定年退職し、遊学館高校にお世話になって2年目になりました。明るく人懐っこい生徒達に囲まれ、熱心で若さ溢れる教師陣からエネルギーをいただき、楽しい日々を過ごしています。
 先日、公衆浴場で中学校時代の恩師(現在77歳)に久しぶりにお会いし、恩師と私の近況を交換しました。
 恩師は私にこう告げました。「ワシぐらいの年になると、キョウイクとキョウヨウが大事なんや」「キョウイクは今日行くところがある、キョウヨウは今日用事がある。ってことや。」
 毎日の授業、生徒との会話、生徒募集のために中学校回り、野球部のスカウティングに指導、練習試合のバス運転手、生徒の健康管理など、私には「キョウイク」も「キョウヨウ」もあります。そして、活気ある生徒や同僚に囲まれ、刺激的な毎日を送ることができています。なんと幸せなことだろう。
 人にとって大事なのは「キョウイク」「キョウヨウ」で、自分の居場所があることですよね。

2021年7月 8日 (木)

【第688回】 「目指せ「甲子園」」谷口 克也 (数学)

 本年3月31日をもって、公立中学校の校長を退職し、本校に赴任した谷口克也と申します。60歳の初任者です。本校にお世話になることを決めた理由。それは、何といっても「甲子園」です。私は長く監督として中学校野球に携わってきました。そして、少しですが成果もあげました。でも野球にかかわった人間の大きな魅力・望み・夢は何といっても「甲子園」です。
 私の息子も5年前、高校球児として石川県の公立高校で「甲子園」を目指しました。しかし、ベスト8を前に、遊学館高校に2-1で負けました。そして、その試合の最後のバッターとなったのは、我が息子であったのです。9回裏ツーアウトランナー2塁。一打同点のチャンスに、息子がバッターとして登場しました。祈るような思いで私は手で顔を覆い、指の間から息子のバッターとしての姿を見ていたのを今でも思い出します。遊学館の好投手のストレートにつまりライトフライ。ゲームセット。うなだれるように皆が膝まづく。そんな光景は、「甲子園」を目指す高校野球球児の象徴的な姿でした。
 60歳定年。それを機会に、遊学館高校から声をかけていただきました。白球を追う高校生とともに、甲子園を夢見て、チームのために貢献できればと思っています。
 「目指せ甲子園」。60歳にして得ることができた夢を、指導者の皆さんと生徒の皆さんとともに追い続けます。