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2023年12月21日 (木)

【第814回】「保育検定1級にChallenge!!」K. M. (家庭)

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 今年4月「こども家庭庁」が発足し「こどもまんなか社会の実現」が掲げられました。また同じく4月「こども基本法」が施行され、新生児期、乳幼児期、学童期及び思春期の各段階を経て、大人になるまでの心身の発達の過程を通じて切れ目なく行われるこどもの健やかな成長に対する支援の充実を目指します。今まさに、子どもを取り巻く環境が変化し、それに伴い社会や教育現場も変化することが求められています・・・・。

 さて、今年度8月に行った第45回全国家庭科教育振興会主催保育実技検定2級に、幼児教育コース3年生4名が合格しました。そのうち2名が1月に行われる保育検定1級にチャレンジします!保育検定は、家庭看護、言語、造形、音楽の4つの科目からなる実技検定です。2級以上は、筆記試験も実施されます。したがって、2級以上の受検は、筆記試験対策、実技試験対策の両方の対策が必要です。保育検定1級の合格者は、今までのところ、まだ一人もいません。かなりレベルが高い内容となっています。ぜひ頑張ってほしいと思います。1級の内容を下記に紹介します。

<保育検定1級 内容>

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<1級 造形作品例>

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2022年7月21日 (木)

【第739回】「自分だけのStory」K. M. (家庭)

 本校合唱部は、今年度8月に東京芸術劇場で行われる全国高等学校総合文化祭「とうきょう総文2022」の合唱部門に金沢西高等学校合唱部の皆さんと一緒に石川県代表として参加させていただくことになりました。全国高等学校総合文化祭は、全国から各都道府県を代表する高校生が集結し、芸術・文化を披露する高等学校の文化の祭典で、演劇、合唱、吹奏楽、日本音楽、郷土芸能、書道など19部門で構成されており、コロナウィルス感染症拡大を乗り越え、今年度は東京で開催されることになりました。この文化祭で本校は「Story」を歌う予定になっています。この曲は、AIが作詩、2SOULが作曲したもので映画「ベイマックス」の主題歌になった曲です。合唱は、言葉と音楽の力によってメッセージを伝えることができる芸術であるため、歌詞の内容を理解し、思いを馳せることが大切です。歌詞の中にある「私が君を守るから あなたの笑う顔が見たいから」という部分に、私は情熱とエネルギーを感じ勇気付けられます。自分のために頑張ることはもちろんのこと、「誰かの笑顔のために」頑張れることはとても素敵なことです。皆さんも「自分のため」に、そして「誰かの笑顔のために」頑張れるものを見つけ、努力を重ね、そして、「染まる色はそれぞれ違うけど」自分色に染められた「自分だけのStory(人生)」を作っていってほしいと願っています・・・・。

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2021年1月28日 (木)

【第665回】 「冬野菜は寒くなるほど甘さが増す!?」K. M. (家庭)

 先日、記録的な大雪に見舞われました。出身の富山では35年ぶりと報道されました・・・・。
 そういえば、子どもの頃、朝起きたら、玄関が雪で覆われていて出られなかった光景を思い出しました。当時は、雪が嬉しくて、かまくら作りや雪だるま作り、ソリ遊びで楽しんだものです・・・・。

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 さて、「冬野菜は、寒くなるほど甘さが増す」ことを知っていますか?
 昔から、大根やカブ、白菜、ほうれん草といった冬野菜は寒さにあたると甘くなると言われてきました。冬野菜は、冬が近づくと凍りにくいよう糖分やアミノ酸などの物質を葉や根の中に増やします。氷となる凝固点は0度ですが、水に糖分やアミノ酸などの物質が溶け込んでいれば、0度では凍らなくなる「凝固点降下」が起きます。この凍結を防ぐ仕組みが、甘さや栄養価の増加につながっているようです。本来は秋に収穫するニンジンを畑に植えたままにして雪の下で越冬させる「雪下にんじん」も同様、アミノ酸が3~6倍と豊富で甘くて美味しいのだそうです。冬の鍋料理があんなに美味しいのには理由があったのですね。

 桜の越冬も、有名です。桜は、寒さにさらされることよって、成長を促す植物ホルモンが供給され、開花した時にあの美しい色を創りだすのだそうです・・・・・。
 あと少し、寒さに備え、冬を乗り越えましょう。春はもうすぐそこです!

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2019年8月29日 (木)

【第593回】 保育検定にchallenge !K. M. (家庭)

 本校の金城大学幼児教育コースでは、「全国高等学校家庭科教育振興会」主催の保育技術検定の取得に取り組んでいます。この保育検定は、全国で取り組まれており、石川県では昨年度延べ人数では約800人が受検しました。石川県では1級取得には未だ至っていないというのが現状です・・・・。
 本校では今年度前期、3年生16名が2級に、2年生33名が4級に挑戦しました。いずれの級も「言語」、「音楽」、「家庭看護」、「造形」、の保育士として必要な4つの技能科目に全て合格すれば級取得となります。以下が今回の検定内容となっています。

 <4級>
    言語:物語の語り
    音楽:童謡のリズム打ち歌唱
    家庭看護:保育人形の体温計測と授乳
    造形:規定課題と自由課題の折り紙

 <2級>
    言語:絵本の読み聞かせ
    音楽:バイエルのピアノ演奏と童謡歌唱
    家庭看護:保育人形のおむつ替え
    造形:童謡の歌詞からイメージする貼り絵

 このように、将来幼児教育を目指す生徒たちの、幼児教育現場で必要となる技術面の向上に繋げています。幼児教育コースの生徒たちは、皆、意欲的に取り組みました・・・・・。
 夢に向かって努力する姿は、本当にステキです!!!

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201908291_2童謡からイメージする貼り絵

201908292バイエル演奏

201908293赤ちゃんのおむつ替え

2019082944級造形 折り紙演習

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2018年3月22日 (木)

【第521回】 漢字1字に込められた思い ~巣立ち・卒業~K. M. (家庭)

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 先日3年生420名が輝かしい姿で卒業しました。遊学館高校で過ごした3年間を無駄にすることなく糧として新しい人生を切り開いていくことと思います。私は、今年度3年10組担任として生徒たちと共に歩んできました。先日、卒業を迎えるにあたり将来どんな大人になりたいかその志を漢字1字で表してもらいました。実に個性豊かな漢字が並びました。言葉は不思議です。時に相手と相手を繋ぐもの、時に情景や情勢を表すもの、時に自分の思いを伝えるもの、時に夢を表すもの・・・・・様々なものを表すことができます。たとえ1字であっても、思いが伝わる言葉の力を感じます。38名それぞれの個性があり、それぞれの夢があり、それぞれのライフコースがあるという幸先を感じるとともに、それぞれの夢に向かって自分だけのSpecialなライフコースを創造し、歩んでいってくれることを心から願っています。
 生徒の数分だけの感性があり、多くの見方・感じ方・思い、そして生徒の数分の夢があります。遊学館高校は、そんな沢山の夢で満ち溢れています。これからも、多くの感性に触れ、尊重し、寄り添っていくことができればと思います・・・・。

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2016年10月27日 (木)

【第449回】 親子交流授業から ~3つの間~K. M. (家庭)

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 先月、2年生の金城大学幼児教育コースの「子どもの発達と保育」の授業で石川県内在住の親子と交流することができました。これは、石川県子育て支援財団が、数年前から取り組んでいる「親子交流授業」「赤ちゃん登校日」の一環です。
 生徒たちは普段授業で幼児の発達についての理論について学んでいます。そうした中生徒たちは、今回実際に乳児や幼児に触れ合うことができました。幼児たちの天真爛漫、天衣無縫、破顔一笑、純真無垢、時に奇想天外など・・・まさに多くの側面に、生徒たちが魅了され、生き生きと臨機応変に子どもたちに触れ合ったり、遊んだりする姿がとても印象に残りました。さらに、お母さん方とも積極的にコミュニケーションをとり、育児や日頃の生活について多くのことを教えていただくことができたようです。

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 近年、核家族化や地域の希薄化に伴い、いわゆる「地域で子育て」が困難になりつつある時代といわれている中、今回のような親子交流授業は、親子にとっては積極的に地域の児童や学生と触れ合うチャンスとなり、児童・生徒にとっては子育てを身近に感じるチャンスとなっているようです。このような取り組みが増えていくことで、多くの親御さんの子育ての手助けにもなっていくと思われます。総務省のデータによると、25歳から44歳の育児をしている女性の有業率を都道府県別に見てみると、石川県は全国で6位という数字になっています。今後さらに、様々な形での子育て支援が必要になってくるのではないでしょうか・・・・

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 ところで、幼児教育において幼児を取り巻く3つの「間」、『時間』、『空間』、『仲間』 (人的環境)をコーディネートし、豊かなものにしていくことがとても重要であるといわれます。今回の親子交流授業を通して、初めて出会う親子のために最善の時間、空間になるよう幼児教育コースの仲間たちが一丸となって取り組みました。参加した親子の皆さんにとって、そして幼児教育コースの生徒たちにとってもとても充実した時間になったのではないかと感じます。コーディネートに御協力いただいた石川県子育て支援財団の皆様、そして遊学館高校に足を運んでくださった親子の皆さんに心から感謝したいと思います。

 さて、遊学館高校の生徒の皆さんは、日々の高校生活において、またそれぞれの授業において、かけがえのない『3つの間』をコーディネートできていますか??今一度振り返ってみてください。それぞれの教科担当の先生と最高の時間を創っていますか?一回一回の授業を最高の『間』にしていけるよう力を合わせて見てください。自ずと、多くの学びや充実感が得られることでしょう!!!!!!!

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