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2019年10月10日 (木)

【第598回】 「家族」窪 泉 (保健体育)

 今年度は、2年生の保健の授業を担当しています。その授業の中で、「家族計画と人工妊娠中絶」という単元があり、担当する3クラスにアンケート※)を実施しました。

◎この中で、家族だと思うものに丸をつけてください。いくつでも構いません。

20191010

 3クラス分のアンケート結果(投票数)は以下の通りです。

  ②・・・91票 ⑦・・・88票 ①・・・82票 ⑧・・・75票 ④・・・41票
  ⑤・・・35票 ⑨・・・32票 ⑥・・・31票 ③・・・7票

 ②が最も多く、⑦、①、⑧が続きます。さらに、「家族の定義」について質問すると、最も多い記述が「血のつながりがあること」でした。他にも、「同じ家に住んでいる」や「自分が家族と思えば家族」などの記述が見られました。この絵や文章は、実際の血縁関係にはほぼ触れてはいないものの、生徒たちが考える家族の在り方というものが少し見えました。

 生徒たちには、それぞれに家族のカタチがあり、今の家族のカタチに満足している人もいればそうでない人もいるかもしれません。
 しかし、生徒たちはこれから自分で家族を作っていくことができます。異性と結婚する人もいるでしょうし、同性のパートナーを見つける人もいるかもしれません。ペットと暮らしていく人もいれば、1人で生計を立てていく人もいるでしょう。
 これからも時代は目まぐるしく変化していき、多様な家族のカタチも作られていくであろうと考えられます。どのようなカタチでも、自分やその家族の幸せを願い行動できる、そんな大人になれるように、その手助けが保健という科目でできたらいいなと思います。

※引用・参考文献
橋本紀子・田代美江子・関口久志編:「ハタチまでに知っておきたい性のこと」,大月書店,pp.153-155,2017.(イラスト・蝶野行音)

2018年5月17日 (木)

【第529回】 「恰好いい大人」窪 泉 (保健体育)

「俺たちは奇跡を起こすんだ」

 これは伊坂幸太郎さんの「チルドレン」という作品に出てくる,家庭調査官の陣内のセリフです。物語には,さまざまな事情を抱えた少年少女が登場します。そんな少年少女たちを更生させるのは奇跡だ。しかし,その奇跡を起こすと陣内は奮闘します。
 陣内はその少年少女のことをこう言います。
 「誰だって自分だけはオリジナルな人間だと思っているんだよ。誰かに似ているなんて言われるのはまっぴらなんだ。」
 「調査官は,担当する少年が『他の誰にも似ていない,世界で一人きりの奴』だと思って向かい合わないと駄目なんだよ。」
 家庭調査官と教員,職業は違いますが,私が目の前にしている生徒たちは,唯一無二の存在であり,家庭環境も考えていることも全く違います。同じ授業や同じ対応の仕方はないのだと,陣内の言葉にとても共感しました。

 物語の中で,他の家庭調査官は断言します。
 「地球の自転が止まることがあっても,スティーブン・セガールが悪役に負けることはあっても,非行少年が更生することはない。」と。でもそれに対して陣内はこう言います。
「大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ。」

 奇跡を起こすのはなかなか難しいかもしれませんが,恰好いい大人になることは,私にも少し可能性がありそうです。思えば,私が出会った人たちの中には,「恰好いい,こんな人になりたい」と思える人がたくさんいました。
 恰好いい大人になるために,日々勉強です。
 まずは,小さなことで怒らないように・・・


 もうすぐ県総体・総文ですね。
 出場される生徒の皆さん,先生方,ご健闘をお祈り申し上げます。

2017年7月20日 (木)

【第487回】 「なりたい自分」窪 泉 (保健体育)

 皆さん,こんにちは。
 初めてなので簡単に自己紹介をします。この4月から遊学館に参りました中山泉(なかやまいづみ)と申します。覚えていただきたいことは「バスケットボールがかなり好きな奴」。これだけです。昨年からBリーグが開幕し,石川県の金沢武士団(金沢サムライズ)もB3からB2に昇格しました。また,先日オリンピックの新種目として決定した「3×3(スリー・バイ・スリー)」という競技があります。日本にも3×3のプロリーグがあり,石川県にはZETHREE(ゼッスリー)というチームがあります。少しでも興味を持ってもらい,応援していただけたら嬉しいです。
 さて,タイトルの「なりたい自分」ですが,ここ最近テレビでも聞き覚えがあったのではないかと思います。ある方のブログにあった言葉です。以前勤めていた小学校でも子どもたちによく言っていた言葉だったのですが,遊学館に勤めてから私の「なりたい自分」像がぼんやりとできたので2つのエピソードと一緒にお話したいと思います。
 1つ目は,遊学館には卒業生がたくさん遊びに来ることにとても驚きました。同時に,「卒業しても会いに行きたい」と思われる素敵な先生方が多いということにも気付いたのです。私も「また会いたい」と思ってもらえる教員になりたいと思いました。
 2つ目は,私の姉の友達が遊学館の卒業生だそうで,「○○先生はまだいる?」と現在もいらっしゃる先生のことを話してくれました。また,「こんな風に怒られた」などの話を聞き,当時の某先生の姿が容易に想像できました。このように,何年経っても生徒たちの印象に残る教員になりたいと感じました。
 以上,わたしの「なりたい自分」は生徒の印象に残り,また会いたいと思われる教員です。そのために一体何をしなければならないのか,計画し,行動に移さなければなりません。
 何歳でも「なりたい自分」をイメージすることは可能ですし,皆さんの中にはもうすでに「なりたい自分」に向けて努力している人も思います。まだ「なりたい自分」が見つけられていない人は,この夏休みに「なりたい自分」について考え,少しだけでも行動してみるのはいかがでしょうか。