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2018年11月15日 (木)

【第554回】 「私と彼の違い」中川 光雄 (保健体育)

 私は高校時代、自分なりの野球に対する考え方があり、指導者や仲間からのアドバイスを素直に受け入れることができない選手だった。いま指導者として、高校時代の私を評価すると、典型的な伸びない選手・成長できない選手であった。

 2年前、本校野球部に運動能力が非常に高い選手が入部した。彼は、1年生の春からメンバー入りし、試合にも出場していた。ところが、1年生のあいだは試合に出場するも、自分の力を発揮することができなかった。そして、試合において、良い結果が出なかった時には、言い訳をする。自分の考えを否定されたら、ふてくされる。そんな選手だった。
 運動能力は間違いなく高い、しかし、野球に対する姿勢が、私の高校時代に似ている部分が多々あった。彼には野球の技術はもちろん伝えたが、それ以上に人として成長するために必要なことを伝えた。

 高校時代の私と違い、彼は「人の話を聞く」ことができた。

 とにかく私の話を聞く。聞きまくる。伝えたことはすぐ行動に移す。良い行動を継続することができる。素直な心で指導を受け入れた彼は、人としても、野球選手としても大きく成長してくれた。

 成長する選手と成長できない選手の違いは「人の話を聞くか聞かないか。」これに尽きる。

 平成30年10月25日 プロ野球ドラフト会議にて
 「第5巡選択希望選手 埼玉西武 牧野翔矢 捕手 遊学館高校」

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2017年6月22日 (木)

【第483回】 『過信を自信へ』中川 光雄 (保健体育)

 第136回北信越地区高等学校野球石川県大会において、2回戦寺井高校に7対0の7回コールド負けを喫した。これは17年目を迎える野球部の歴史上、初の県大会コールド負けである。
 昨夏にスタートしたこのチーム。はっきり言って技術力は例年より劣っていた。しかし、絶対に負けたくないという精神力は、過去のチームに比べても引けを取ることはなかった。ただ、成長していくうえで一番大切になってくるであろう『継続する力』が足りない。足りなすぎる。
 日によってはとても良い練習をするチームであるが、少し結果が出るとすぐに練習がおろそかになる。これまでの結果がそれを物語っている。
 世間から前評判で弱い弱いと言われることが悔しくて、夏休みの初めは必死に練習した。そして、ローカル大会ではあるが、今春県大会を制した金沢高校を倒し、優勝した。自分達でも勝てるじゃないかと思った途端に、練習がおろそかになった。厳密にいうと練習をただこなしてしまう。そして、シード決めの大会が始まり、公立高校に敗退した。ノーシードで秋の県大会を迎える結果になった。この負けの恥ずかしさからまた必死に練習した。秋の県大会では、優勝した航空石川高校に1点差で敗れたが、ベスト4で春のシード権を獲得した。遊学館の名に恥じない戦いができた。
 しかし、この結果が彼らにとっていちばん良くなかったのではないか。過信につながったのではないか。例年、冬場のトレーニングで一段と成長する個人の能力が今ひとつあがらない。チームとして戦う集団づくりにおいては、3年生が中心となって築き上げていくものをすべて他人任せにし、冬場の練習をただこなしてしまった。春の県大会の結果は対戦相手がどうであれ、同じような結果が出ていたはずだ。
 2度あることは3度あるのか、3度目の正直になるのか。すべては自分たち次第だ。
 これからの練習にこの夏の結果があらわれる。

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2016年1月28日 (木)

【第410回】 連覇へ向け 始動!!中川 光雄 (保健体育)

 平成28年1月5日、石浦神社にて恒例の必勝祈願をし、硬式野球部の新たな一年がスタートしました。

 昨年は3年ぶり6回目の夏の甲子園出場を果たしました。そして、初戦は見事に勝利し、甲子園で校歌を歌いました!優勝チームに負けてしまいましたが、春・夏の石川県大会を制し、県内のチームに負けることなく勝ち続けることが出来ました。

1校歌の熱唱は最高です!!

 新チームになり、迎えた秋の大会。初戦は夏の準決勝で対戦した津幡高校、結果は1対3で敗戦です。塁には出るものの牽制死や、ホームには戻れずに残塁の山。相手に負けたというよりは自滅でした。甲子園に出場し、チーム作りが遅れたのは間違いありませんが、いいわけにはできません。新チームは県内で一度も勝利することなく、一年を終えました。無敗だった昨年のチームも秋の県大会は3回戦負け。北信越本大会に出場することもできずに年を越しています。しかし、春からは見違えるような姿で戦い続け春夏連覇しました。

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 本校野球部の強さの秘訣は冬場の室内トレーニングに凝縮されていると言っても過言ではありません。12月から3月上旬までグラウンドが使用できても室内で様々なトレーニングを行い、個人のレベルアップ、チームのレベルアップを図ります。現在のチーム状況は昨年以上に冬場のトレーニングの成果が出ています。肉体改造はもちろんのこと、野球における技術アップ、さらに過酷なトレーニングを継続する精神力も身についてきています。頼もしい選手達になりつつあります。

3【プライオメトリクス トレーニング風景】

 かすかに見える台から飛び降りてスタートするのがポイントです。選手たちには不評な台ですがトレーニング効果は抜群です。

4【ストレッチ風景】
 主将をはじめ、全選手から凄まじいオーラ(湯気)が出ています(^o^)

5【バッティング練習・ピッチング練習】

 どこのチームも行っている練習ですが、意識しているところが違うと思います。

6【トレーニング場】
 大学でも野球を続ける3年生の練習風景です。國學院大学に進学する髙本選手がベンチプレスを行っています。この時は100㎏を6回あげました!!

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夏の連覇に向けて始動です!!

2014年9月 4日 (木)

【第342回】 奇跡の大逆転中川 光雄 (保健体育)

 今年の全国高等学校野球選手権石川大会は、星稜高校が8回まで8対0で負けている状況から9回裏に9点をとり、大逆転で甲子園出場を決めました。 奇跡の大逆転といっても過言ではありません。全国的にも話題になった試合でした。

 我が野球部はというと、善戦したものの準決勝で敗退しました。今までの先輩方からの成績から比べると今ひとつと思われる方もいると思います。しかし、この大会で我が野球部にも奇跡の大逆転がありました。

 我が野球部の初戦。4対3で勝利。9回表に逆転して辛勝。その試合です。初戦の相手は金沢西高校。序盤はこちらのチャンスが多いものの点が入らす、中盤の6回表にようやく先制点を奪ったが、その後はずっと相手のペース。6,7,8回と点数を奪われ逆転。攻撃できるのはわずか最終回を残すだけとなりました。ここで代打攻勢にでます。先頭バッターが初球にセフティーバントを試みるも相手の好フィールディングでアウト。二人目の代打は止めたバットにボールが当たり、ボテボテゴロのアウト。簡単にツーアウトをとられてしまい、完全に相手の流れで最後のバッターを迎えました。

 我が野球部は創部以来夏の大会の初戦敗退はありません。創部から13年間で決勝進出が10回(うち5回優勝)。準決勝敗退2回。準々決勝敗退が1回。初戦で苦しみながらの勝利は何回か経験したことがありますが、大会序盤で姿を消したことはありません。この試合は9回ツーアウト、ランナー無しという絶体絶命の窮地に陥りました。

 ここで最後となるかもしれない場面で代打に起用されたのが左打者の3年生です。この選手の特長は真ん中からインコースの球をおもいっきり引っ張ってライトにホームランを打つことができることです。しかし、外の球や落ちる球、どんな球でも強引に引っ張ってしまい、凡打を重ねてしまうという悪い癖もありました。この選手は2年生の時から決勝戦でも先発メンバーとして起用され、このチームでも期待していた選手です。これまで数多く出場していたことから対戦相手チームにもよく研究され、彼をアウトにするための配球が確立されていました。この1年間、彼はこの悪い癖をなくすため、全体練習はもちろん自主練習でも打撃練習に力を入れてきました。
 この場面、相手バッテリーも最後のバッターを慎重に打ち取るリードをしてきました。絶対に長打を打たせたくない。ましてやホームランで同点は絶対に避けたいので、この選手の得意である真ん中からインコースへはストライクを絶対に投げない。打たれても最低限のヒットで済むアウトコース中心という最高の配球で勝負してきました。ツーストライクと追い込まれ相手スタンドの応援は「あと一人」コールから「あと一球」コールに変わりました。

 これまで野球を経験したことがある人はわかると思いますが、最終回に点差が離れて負けていてもノーアウトやワンアウトであれば自分がアウトでもまだゲームセットではない、ということで自分の力を発揮することが可能です。しかし、これがツーアウトしかもツーストライクまで追い込まれ、さらに周りからあと一球コールが鳴りやまない中の打席で、最大限の力を発揮させることは並大抵のことではありません。

 この選手は粘りに粘って、最後は外のストレートをいつもならひっかけるところを自然と逆方向のレフト方向に打ち返しました。結果はレフトオーバーのツーベースヒット。あと1本ヒットが出るとたちまち同点という場面に持ち込みました。

 極限の状態に追い込まれた場合は今まで積み重ねてきたことが自然と出るものです。というか自然と出るほどまでに、彼はこの1年で見事自分の悪い癖を修正し、この場面で成果を出してくれました。まさしく大逆転です。さらに言えば、この選手が夏の大会でメンバーに入るために与えられたチャンスは大会直前の練習試合における代打での1打席のみ。この場面でも彼は真ん中の球を逆らわずにセンターオーバーのツーベースを打ち、大逆転でメンバー入りを果たしています。

 「練習とはできないことをできるようにするために努力すること。できることばかりを続けることが練習ではない」と常々選手たちは私達指導者から言われ続けています。
 この選手がこの夏に出した結果はまさしくこのことであり、野球部全員が彼のプレーを称賛しました。この2打席の結果はこれまで彼を支え続けた3年生のサポーターや一緒にプレーしてきた3年生、さらにはその苦悩と努力を見続けてきた下級生の心に響くものでした。
 この試合はその後、執念で他の選手も彼に続き、見事に誰一人アウトになることなく、大逆転で勝利しました。今後の遊学館野球部にとって価値のある戦い方をしてくれました。

 もうすぐ新チームが秋の県大会を迎えます。この試合を経験し、夏のリベンジに燃えている選手達。自分もこの先輩のように課題を克服し大逆転でメンバーに入りたいと、この夏必死になって練習してきた選手達。いつかはメンバーに入ってやると地道に課題練習を取り組む選手達。そんなメンバー達をしっかりバックアップしてくれているマネージャー達。
 この集団で遊学館野球部の新たなる挑戦が始まります。

2013年5月 9日 (木)

【第278回】 ジンクスに挑戦中川 光雄 (保健体育)

 今年、新入部員40名(女子マネージャー含む)を迎えスタートした我が野球部の話です。

 先日から春の北信越地区高等学校野球石川県大会が始まりました。わが野球部は、初戦から準々決勝まで、すべての試合において7回コールド勝ちで、北信越大会の出場権を獲得しました。試合内容は、石川県初の日本一を目指すチームとしては、まだまだ物足りない試合ばかりですが、例年以上に選手達は結果にこだわっています。私を含めた先生方の考えは、この大会を夏の甲子園に向けて、チームの課題を明確にするための大会であり、優勝だけが目的ではないと位置付けています。選手たちは、先生方の考えを理解したうえで、優勝にこだわっています。ここまで結果に、それも優勝にこだわっている理由は何故なのか、主将をはじめ3年生達に話を聞いてみました。するとこんな答えが返ってきました。

 『春の石川県大会を制すると夏の石川県大会を制することが出来ない。過去10年そのことが続いている。高校生のなかではジンクスになっている。このジンクスを打ち破って甲子園出場、県初の全国制覇に挑戦したい。』

 なかなか頼もしい答えが返ってきました。私達指導者が設定する目標よりも、このように自分達で決めた目標の方がはるかにモチベーション高く練習し、結果がついてくるものです。
 ちなみにもうひとつ『3年生の引退試合に負けた代は甲子園に行けない』というジンクスがあるそうです。だから3年生のサポートメンバーは引退試合も勝ちにこだわるみたいです。毎年恒例になりましたが、今年も6月18日(火)石川県立野球場でチームのサポート役に回った3年生の試合が行われます。

 野球部のモットーは『感謝・挑戦』です。ぜひそれぞれに自分たちが決めた目標に挑戦し、結果を期待したいです。

2012年1月19日 (木)

【第216回】 日記や日誌の効果中川 光雄 (保健体育)

皆さんは日記や日誌を書いていますか?

私は五年連用日記を愛用しています。
個人的なことから始まり、野球部における練習内容、時間、ミーティングに対する選手の反応、効果など様々です。

これを毎日、毎週、毎月、毎年積み重ねて5年目になりました。
過去を振り返り、現在との些細な違いを見いだし、そこから未来や出来事の本質が見えてくるようになりました。

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(愛用中の五年連用日記。内容は秘密なのでぼかしてあります。)

皆さんも日記や日誌を愛用してみてください。
日記や日誌などにある些細な出来事を振り返ることで、折に触れて自分がなすべきことを見通す洞察力が養えると思います。

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ちなみに我が野球部の生徒達は日誌を毎日書いています。
左側は表紙で右側は裏表紙です。
昨年の秋、創部初の県大会完封負けを喫しました。
この出来事を絶対忘れないために選手達の強い要望で裏表紙に敗戦内容を入れました。

この出来事以降、練習だけでなく日誌の内容も格段に成長がみられます。

この日誌の効果は必ず夏にあらわれます。

野球部を応援してくださっている方々、期待してください。

2010年4月28日 (水)

【第131回】プチ自慢中川 光雄 (保健体育)

本校野球部が創部10年目を迎えました。
この9年間で、野球部は様々な記録を残してくれました。
そこで、今回はプチ自慢をしたいと思います。

野球部は春、夏、秋と行われる石川県大会に27回出場させていただきました。
27回中、優勝10回、準優勝8回、そのうち夏の大会は、9大会中6回決勝進出をし、3回の優勝、春の選抜大会とあわせて4回の甲子園大会に出場することができました。

しかし、野球だけ結果を残しているわけではありません。

部員達には「文武一体、自分-野球=0では駄目、むしろ勉強をし、テストで結果を残す方が、野球で結果を残すより簡単だよ」と指導しています。彼らは本当にすごいものがあります。最近では、自分達で目標点数を決め、それ以上の成績をとるようにまで成長しています。1期生の時から有名私大に合格し、活躍している卒業生も多数いますが、最近の部員達も負けず劣らずすごい。

現在、野球部から4年連続国公立大学へ進学しています。昨年度は残念ながら国公立受験に失敗した部員が2人います。彼達ならきっと志望校である大阪大学、横浜国立大学に合格し、【野球部から5年連続国公立大学への進学】を果たしてくれると信じています。

さて、今年のチームは例年のような野球における技術力はまだまだ発展途上で未熟ですが、【石川県で初の全国制覇、秋・春・夏と石川県完全制覇】という大きな志を抱き、日々練習に取り組んでいます。先日、春季大会のメンバー発表、背番号渡しがありました。メンバーに選ばれた選手の決意表明がいままで以上に素晴しいものでした。

そのなかで、【勝つだけでなく、自分達の試合を見に来てくれた人たちに感動を与えるプレーをベンチもスタンドもしよう】という決意表明がありました。部員たちのグラウンドでの全力プレー、スタンドからの一糸乱れぬ応援をぜひ見に来てあげてください。 私は、こんな遊学館高校野球部員を誇りに思います。

部員達よ 
このコラムを読んでプレッシャーを感じなさい。
そして、このプレッシャーを楽しめる人間へと成長していってほしい。

~ 320より ~   

2009年12月16日 (水)

【第113回】グライダーと飛行機中川 光雄 (保健体育)

先日、一年の世相を表す今年の漢字に「新」が選ばれた。
民主党の政権発足、型インフルエンザの流行、イチロー選手の
大リーグ9年連続200安打の記録などへの人々の関心と期待を反映した。

私自身も今年は外山滋比古氏の「思考の整理学」という本を読んで
しい考え方が身に付いた。

なぜこの本を読んだのかというと、表紙に「東大・京大で一番読まれた本」と書かれていた。
最近どの本にも興味をもたせるためカバーに付いている文章に、私はいとも簡単に興味をもち、東大生、京大生が理解できて、私にはできないのかという勝手な負けず嫌いな性格も重なり、一気にこの本を読破した。

グライダーと飛行機は遠くから見ると似ている。空を飛ぶのも同じである。ただグライダーは自力で飛ぶことができない。受動的に知識を得るのがグライダー能力である。
飛行機はエンジンがついているので自力で飛ぶことができる。自分で物事を発明、発見するのが飛行機能力である。

人間にはグライダー能力と飛行機能力がある。両方の能力を人間は持ち合わせている。という内容がある。

私は野球部の顧問をしていて、部員達に私生活では…学校生活では…部活動では…と教えている。素直な子達ばかりなので、グライダー能力はどんどん身につけている。しかし飛行機能力はどうか。テスト前や部活動中で自由な時間を与え、好きにしていいよと助言するとかたまってしまう。自力で行動することをためらう。受動的に知識を得る能力が高ければ高いほど自力で行動するのに時間がかかる。

これからの世の中、自分で物事を発明、発見する飛行機能力がより重要である。教えてばかりでは駄目だと気付いた。注意を与えて導いてあげることだけでなく、自分自身で判断し、あらゆる壁を乗り越えていけるようにアドバイスをしていくことがより大事だと気付いた。

部員達にはグライダーにエンジンを搭載した飛行機人間になってほしい。

2008年9月17日 (水)

【第55回】鳥肌が立つ中川 光雄 (保健体育)

「先生、惜しかったね。」
「あの子達、良く頑張ったね。」
「感動しました。」

 学校関係者、地域の方々、また、全国各地の高校野球を愛している方々からたくさん声をかけていただいた。みなさん口をそろえて言ってくださるのが、「鳥肌が立ったよ。」 ということだ。

 前回のコラムにも書いたように6期生(現3年生部員)は、甲子園大会に出場したことがなく、秋季県大会において1回戦負けを喫した時点で残りのチャンスはあと1回。ひと冬越し、彼らは期待通り成長を遂げ、春季県大会準優勝、春季北信越大会優勝を果たした。彼らの夏に懸ける想いは、ひしひしと肌で感じていた。

 決勝戦。試合の中盤で思いもよらぬ大差がついた。スタンドの雰囲気は完全に負けムード。しかし、ベンチは諦めていない。何点差つけられようが、彼らの目は輝いていた。ベンチに入れなかった3年生部員を必ず甲子園に連れて行く。9回表、2年生の選手がチームの想いをすべてのせた同点スリーラン!!応援してくださった方々はこの場面で鳥肌が立ったのだと思う。残念ながらあと一歩及ばず、惜敗し、3年生の目標は夢と終わった。

 私自身、鳥肌が立ったのはここからだ。

 閉会式後、グラウンド整備を終え、球場の外に行くと、保護者の方々が出迎えてくれたのだが、キャプテンが3年生全員をあつめ、保護者の前でひと言。
 「僕たちは残念ながら甲子園には行けませんでしたが、遊学館高校で野球ができて本当に良かったです。これまで僕たちを支えてくださって本当にありがとうございました。」
 3年生全員が深々と頭を下げ、「ありがとうございました。」と。

 試合に勝つ、負けるということだけでなく、私がいちばん学んでほしかった感謝する気持ちを持つことができた6期生は、先輩達が残した偉大な記録と同じくらいの功績を野球部に残してくれた。彼らの歩んできたこの2年半のプロセスはきっと今後に生かされるであろう。

私は、今もあの日のことを思い出すと鳥肌が立つ。

2007年11月28日 (水)

【第16回】ラッキー セブン中川 光雄 (保健体育)

Viewimg_10 野球部は、創部7年目を迎えました。

1期生から5期生まで一度は必ず甲子園を経験していますが、6期生である2年生からは一度も甲子園出場経験がありません。

いま彼らは来年の夏、絶対に甲子園に出場すると意気込んで練習に励んでいます。

今年の秋季大会は県大会一回戦負けでした。
石川県で一度も勝てなかった彼らが来年どこまで通用するのか?

今の練習内容、練習の雰囲気を見ていると、今までの先輩以上に成績をあげるのではないかと楽しみです。
ラッキーセブン。今年の悔しさを必ず来年に活かしてほしいです。

本校野球部の座右の銘は『感謝・挑戦』です。

親への感謝、先生への感謝、自分に関わるすべての人に感謝!!

限界をつくらず、いろんなことに挑戦!!

これからも一生懸命頑張っている彼らを陰ながら応援していこうと思います。

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