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2018年6月

2018年6月28日 (木)

【第535回】 失敗から学ぶ

今年のNBA final が終わり、レブロン・ジェームスの超人的活躍も空しく、GSWが優勝しました。
個人的にデュラントが加入してしまったGSWは支持できないので、非常に残念です。

そしてこの時季になると、教員ブログの順番が回ってくる気がします。

さて、最近ではいろいろな炎上事件がニュースで取り上げられています。
その大半が事件発覚後の当事者の対応によって大事になっているように私は感じます。
明らかに非があるにも関わらず開き直った態度をとるが故に炎上する。

どこかでよく見る構図だと思えば…。

最近遊学館で指導を受けている生徒の大半がこの内容ではないでしょうか。
課題の提出が遅れたり、休み時間に携帯電話を使ったり、掃除をサボったり…
注意されて当然の行動にもかかわらず、注意されれば言い訳をしてさらに注意される。

人間、誰しも失敗する。
ただ、失敗を受け入れて、反省することで次に進むことができると私は考えます。
何故、失敗したのか、どこが悪かったか分からないままでは決して成長したとは言えない。

勉強も、スポーツも同じことが言えると思います。
出来なかったことを出来るようにすれば活躍のチャンスが増える。
苦手な科目を減らせば目指せる大学が増える。

自己を律した上で、楽しい学校生活を送って下さい。

2018年6月21日 (木)

【第534回】 数学って役に立つの?

この間、テレビを見ていたら、
「科学や文明の発展に貢献した人に贈られる「京都賞」に、京都大学数理解析研究所の柏原正樹さんら3人が選ばれた」
というニュースを聞いた。柏原先生について、私はまったく存じ上げないのだが、
「数学のひとつの分野である代数解析学の要となる理論を確立したことが評価された」
という。その、代数解析とかD加群とかいう言葉に微かに記憶があった。調べてみたら、1988年に出版された本(堀田良之:加群十話、朝倉書店)の編集者短評に、
「さて、最後のほうが、最近に佐藤スクールを中心に発展しているD加群の話題になっていくのは、これはまさに現代的といえる。彼らはそれを「代数解析」と呼ぶのだが・・・」
とある。
そう。30年前は「最近・・・発展している」「現代的」な話題だったのだ。この分野がどう発展したのか、不勉強で知らないのだが、数学という学問が、30年経って、やっと評価される学問であることを実感した。

数学の授業をしていると「それ、役に立つの?」と生徒に聞かれる。「一生、使わんし」とも言われる。いや、役に立つから、科目にあるのだし、使う(かもしれない)から、勉強するのだ。

例えば、2000年以上前に確立された「三平方の定理」は、スマートフォンなどのナビ機能の実現に用いられている。中学校で習う「素因数分解」も、現代のセキュリティを守る要の理論だ。素因数分解に時間がかかること、がセキュリティの要になっている。
何年か前、テレビゲームを作りたくて、そういう専門学校に進学した生徒がいた。入学を決めたあと、彼は「ベクトルと三角関数は勉強しておけと(専門学校の先生に)言われた」と言っていた。
数学を使う場面は、結構あるのだ。
ただ、「役に立つから勉強する」のは、数学に関しては、ちょっと違うような気がしている。
一度確立されると、2000年以上も使われることがあったり、ちゃんと評価が確立されるまで、30年もかかったりするものを、「役に立つ」かどうかで測っていいのだろうか。

最後に、どこで読んだのか忘れてしまったが、深く共感した言葉があるので、ここにあげておく:
(数学が)役に立つか、と聞かれると自信はないが、
必要か、と聞かれると、自信をもって「はい」といえる

2018年6月14日 (木)

【第533回】 泣いてもらいます

 進路指導部では、1学期に1年生と3年生の保護者を対象とした進路説明会を実施しています。1年生の保護者には、遊学館高校の進路状況や3年後の進学・就職を考えるに当たって、今後考えておいて欲しいことなどをお話ししました。また、今年は教務部との共催によって2年生からのコース選択についてもお話を聞いていただく機会になり、とても有意義な会合になったと思います。
 3年生の保護者に対しては、進路に応じた分科会を開き、昨年度のデータを示しながら、これから1年の流れと進路実現に向けた具体的な方策についてお話しさせていただきました。この説明会で、私にはある「重要な?役割」が与えられています。それは、「保護者へのメッセージ」を集めたムービーを作成し、上演することです。メッセージムービーを上映する目的は、ズバリ「保護者の皆さんを泣かせるため」です。
 18歳からの進路は、就職や一人暮らしなど、生徒だけでなく保護者の皆さんにとっても大きな変化になるものです。保護者の皆さんには、子どもたちからのメッセージを見ながら18年間の成長を噛みしめ頂こうと思い、5年前に始めた企画です。メッセージから、保護者の皆さんがそれぞれのご家庭で子どもたちに接する姿や愛情込めて育ててきた様子が伝わってきて、微笑ましく読ませてもらっています。その中から選抜したメッセージと学校生活の写真を組み合わせ、子どもたちが生まれた18年前のヒット曲をBGMにした15分ほどの作品です。このムービーを上映する時に、私が気を付けていることがあります。それは、「会場では絶対にムービーを見ない」ということです。なぜなら、見ると私自身が泣いてしまって、その後の進行に影響が出てしますからです。
 こんな風にムービーの紹介をしても、どんな内容なのかよくわからないと思います。すみません。できれば、今回見逃した保護者の方たちのためにも、卒業式には少し編集し直したムービーを再上映したいと考えています。また、2年生の保護者の方には、ぜひ来年度の進路説明会にご参加いただき、実物をご覧いただきたいと思います。よろしくお願いします。

 最後に、子どもたちが書いたメッセージをいくつか紹介させていただきます。

 「ママひとりでここまで育ててくれてありがとう。この家族に生まれて一度も寂しいと思ったことはありません。いつもママの優しさに助けられていました。ありがとう。」

 「3年間支えてくれてありがとう。たくさん迷惑かけてきたけど、お父さんとお母さんは私の誇りです。これからは親孝行します。」

 「大好きな部活動を自由にやらせてくれてありがとございます。お父さんのような立派な人に、そしてお母さんのような優しい人になれるように頑張ります。」

 「僕を産んでくれてありがとう。」

 「この家に生れたことが、僕にとって一番うれしいことです。」

2018年6月 7日 (木)

【第532回】 「今の自分にできること」

「今の自分にできることはなんだろう?」
 このような質問をされたとき、あなたは何と答えますか?すぐに答えられますか?この質問に答えることができる人は、自分自身を把握している人です。どんな目標・希望があるのか、自分はどんな人間になりたいのか、自分に足りていないのは何か、など少しでも自分を把握している人。
 自分自身を把握するためには、客観的に自分を見つめなければいけません。これを聞いて、「客観的に見るとか無理!」と思う人もいるでしょう。しかし、高校生は“青年期”という段階に属しているため、自己そのものに対する関心が高まり、自然と自分を客観視している瞬間があるのです。例えば、自分自身を客観的に見つめ、他者と比べて劣っていると感じる劣等感(コンプレックス)だ。
 「羨ましい」「妬ましい」という感情を抱いたことのある人は、自分を客観視できている証拠です。「こんな気持ちになりたくない!」と思う人もいるだろうが、私は悪い感情ではないと思う。問題は、その感情を抱いてしまった後に自分がどのような行動を取るか。
「われわれが努力するのは、劣っていると感ずるからである。」
 劣等感を克服しようとする力が、人間を成長させる原動力となる。劣等感から今の自分にできることは何か、と答えを探してみるのもひとつの手である。
 では、話を最初に戻しましょう!「今の自分にできることはなんだろう?」
 今の私にできることは何か。それは、「言い続けること」だ。
 生まれた環境、育った環境が違うため、その人の意識を変えようとすることは非常に困難である。しかし、私が言うことで“そうしなければいけない環境”をつくってあげることはできる。この環境が自分のものになれば、意識の変化にもつながるだろう。
 という、「期待」を込めて毎日毎日、小言を言うわけです。(笑)ですから、この先生ブログでも、思ったことや気づいたことを書いてみました。この毎日の小言が自分たちの意識改革につながれば幸いです!これをきっかけに考えてみてください。今の自分にできることってなんだろう?って。

300606

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