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2017年2月28日 (火)

【第467回】 『ご卒業、おめでとうございます』S. Y. (理科)

本校は基本的に日曜日ではない限り、3月1日が卒業式となる。明日はその卒業式の日である。私が遊学館に赴任してから変わらず、その日が卒業式であり、式典の厳粛な雰囲気も本校の体育館で行われるということも何一つとして変わりはなかった。しかし、今回は式場が異なる。これは今に始まったことではないが、体育館の建て替えのため、本年度の入学式からというもの、金沢歌劇座での行事が多く行われた。

遊学館はその恵まれた立地条件によって金沢市内の多くの施設を利用して学校行事に参加できる学校である。その行事に参加するには、決められた時間にその場所に集合するという当たり前の行動が伴ってくる。一見、簡単そうに感じるが約1400人もの生徒がいつもと違う道を慣れない交通手段で集合時間に間に合うようにすることは容易ではない。特に慣れていない1年生は事前に場所や移動手段の確認をしないと遅刻してしまう。誰が言ったわけでもないが、私はこれが遊学生としての最低限身に付けるべき能力だと思う。そして、卒業して社会に出るときに必要な能力の一つでもあると思う。それは目標を設定し、そこにたどり着くまでの道筋と手段、所要時間を見積もって、歩を進めていく人生に、本質的には似ているからだ。

明日の卒業式も金沢歌劇座で行われる。何か、いつもより特別な卒業式になるような気がしてならない。卒業生の皆さんには遊学生の集大成として、式を全うされることを期待したい。素敵な卒業式になること、そして卒業生にとってかけがえのない思い出になることを祈って、一足早いが、『ご卒業、おめでとうございます』

2017年2月23日 (木)

【第466回】 同僚の先生城丸 哲宏 (地歴公民・福祉)

 先日、同僚の先生が突然お亡くなりになりました。前日まで普通に生活されていたということでした。いくつかの持病があったようでしたが、突然の事に本当に驚き、またショックを受けました。
 スポーツ観戦が好きな方で、土、日には運動部の応援によく行かれていたようです。月曜日になると試合の様子を楽しそうに語ってくれた姿がとても印象に残っています。
 私は実家がお寺でして、非常勤講師をしながらお寺の住職も兼任しております。室町時代の蓮如上人という方の言葉に、「朝(あした)に紅顔あって、夕(ゆうべ)に白骨となれる身なり」という文章があります。私達は、朝は元気な顔をしていたのに、夕方には白骨になってしまうような儚い存在だというものです。この言葉が、強く思い出されました。
 今回、あらためて健康の大切さや命には限りがあるということを先生から教えていただいたように思います。
 ご家族の方にはお悔やみを申し上げます。

2017年2月16日 (木)

【第465回】 < 偶然の重なり >初道 次郎 (地歴公民)

 先日、遊学講座閉講式が行われました。
 土曜日に行われる遊学講座で一年間お世話になった講師の先生方に、感謝の意を伝える式です。
  本年度の閉講式はいくつかの偶然が重なってとても素晴らしいものとなりました。

 まず、遊学講座が25周年を迎えたことです。25年間続けて講師をしてくださっている先生方に感謝状が贈られました。本当に多くの講師の先生方にお世話になることで、講座を続けられていることを実感しました。

 次に、第一体育館が建て替え工事中ということで、本年度は歌劇座で式がおこなわれたことです。アカペラやフラダンス、カポエイラの講座が成果披露をしてくれましたが、照明や音響も良く、よりいっそう素晴らしいステージとなりました。

 さらに、多くの卒業生が華を添えてくれたことです。
 これも本当に偶然ですが、映像会社で働いている卒業生が自分の技術力アップのために母校に関わる映像を制作させてほしいとの依頼が来て、遊学講座の講座風景を撮影しDVDに編集してもらいました。式で映像を流しましたが、短い期間の中で素晴らしい映像を制作してくれました。

 フラダンスを披露してくださった先生方の中にも卒業生が2人おり、素敵な踊りをみせてくださいました。(遊学講座にはフラダンスまである!!)

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 カポエイラの講師の先生も本校の卒業生であり、素晴らしい歌声、パーカッション、踊りを披露してくださいました。また彼は、カポエイラを全国に広める活動をしており、毎年ブラジルへ行って勉強をし続けているとのことでした。(なんとカポエイラの日本の本部は石川県だそうです!)

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 このように多くの卒業生が活躍している姿を見ることができて、在校生にとってもとてもいい刺激になったと思います。

 この卒業生の皆さんに一言ずつ生徒に言葉をかけていただきましたが、みなさん口をそろえて  「自分が好きで、夢中になれることを見つけてください。」とおっしゃっていました。

 その言葉を実践し、自分を磨いて、素晴らしい技術や演技を見せてくださった方々の言葉だけに、とても伝わるものがありました。

 「自分が好きなことを見つけること」そして「継続することの大切さ」を実感できた式になりました。

 私も音楽が好きで、高校生の時からバンドをやっています。今でも学園祭で教員バンドを組んでいます。妻からはまだやってんのとあきられていますが、やはり自分が夢中になれることであり、普段とは違う形で生徒と関わることができる素晴らしい時間です。そのようなものに出会えて幸せであると思います。

2902163本年度 学園祭 教員バンド  歌劇座にて

「自分がすきなことを見つけること」そして「継続することの大切さ」をあらためて実感できた式となりました。

 中学生の皆さんも、ぜひ遊学館に入学されて、さまざまな体験を通して、
「自分の夢中になれるもの」を一緒に見つけましょう!!

2017年2月13日 (月)

【第464回】 素晴らしかった舞台発表嶋田 司 (数学)

 2月4日(土)「遊学講座閉講式」での成果披露において、アカペラ講座、フラダンス講座、カポエイラ講座の舞台発表があった。どの発表も素晴らしいものとなった。
 「遊学講座」とは、教養、資格取得、受験対策、スポーツ、芸術、実習などの講座から1つ選び、1年間通して(土曜日実施 全24回)受講する本校独自のプログラムである。
中には、校外の専門の講師の方が教えてくださる講座や、校外の施設を利用する講座があり、平日の授業とは全く異なるものである。
 今年度の閉講式は、本校体育館改築工事のため、金沢歌劇座で行われた。発表する生徒は、スポットライトを浴び、1300人もの生徒の前で、歌や演舞を披露することになった。私は人前で何かを披露するということは特に苦手としているが、生徒たちは実に堂々と、そして生き生きと発表しており、見ていても楽しかった。生徒たちは緊張しただろうが、歌劇座舞台での発表は気持ちよかったのではないかと思う。
 舞台という場所は人を変えるのかもしれないが、普段の学校とは違う遊学生の一面を見ることができ嬉しく思えた。

2017年2月 2日 (木)

【第463回】 Pound the RockS. T. (3年13組担任 数学)

昨年の話だが、NBAで私の敬愛するスーパースター、コービー・ブライアントが引退した。
コービーは1996-2016までロサンゼルス レイカーズに在籍し、
優勝5回、シーズンMVP 1回、ファイナルMVP 2回、得点王2回、オールスター選出18回、1試合81点など、数々の偉業を達成した。
某動画サイトには数多く彼のプレイがアップロードされており、自身のプレイの参考にしようと何度も見返しているが、凄まじい動きのためなかなか再現できないものがほとんどである。

そんなコービーでも、1997年のウェスタンカンファレンス準決勝で終盤にエアボールを連発し、多くの人間から批判されたそうだ。
引退前に彼は「当時は本当に惨めだったが、あの経験が僕の土台を作った。若いうちは、目の前にある苦しい状況が、後にどういった形で見返りとなるか分からないものだ。でも、それを自分のモチベーションとして使った結果が今の僕だ。だから、今ではいい思い出として振り返ることができる」と、語ったのをあるコラムで読んだ。

同じく、NBAのチームにサンアントニオ・スパーズというチームがある。
スパーズの練習施設の入り口には「岩とハンマー」のディスプレイが飾られているそうだ。
これは、ジェイコブ・リースというジャーナリストの
「何もかもうまくいかないとき、ある石切り職人が岩をハンマーで叩いていた時のことを思い返すものだ。彼が100回叩けども岩にヒビは入らなかった。それがどうだ、101回目の一撃が遂に岩を真っ二つにしてしまう。その時私は思うのだ、あれはそれまでの積み重ねがあったからこそ起こりえたことで、あの101回目の一撃だけが特別なものではなかったのだと。」
という引用文からコーチが作ったそうだ。

学校生活は様々なことで失敗してしまうことがあるだろう。
失敗したときこそ、どうするのか、今後にどう活かすのかを考えて欲しい。
そして毎日、自身の能力向上のためにやるべきことを考え、実行して欲しい。
それを続けていけば、いつか大きな岩を割ることができるのではないだろうか。