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2014年6月

2014年6月26日 (木)

【第333回】 親孝行の高校卒業後の進学の決め方

新学期(4月)になると、理科を担当する3年の生徒に進学先調査を毎年個人で行っている。これは、受験に理科の科目を必要とする生徒がいるかの確認するため。
 私自身、高校生活の中で進学先を決めれず、浪人をしている。記憶の中で高校時代に適当に地元の文型の大学を2校、担任に言われるままに受けて行かなかった。母は短大卒業、父は浪人し国公立の大学へ進学、父は優柔不断の私の進路には口を出さず高校卒業後は地元の予備校である河合塾の入学の手続きをしてくれた。たぶん、親心として大学までが子育てと考えていてくれていたと今は思う。
 金城学園 遊学館高等学校には金城大学への推薦枠があり、高校入学から金城大学・短大への進学クラスがある。私はこのクラスに入学した生徒は素晴らしいと関心をする。自分の未来を早く決めることで3年後の親が必要とする大学での入学料や授業料をあらかじめ教えてくれているから。そして、一般に専門学校・短大・大学を受験する平均必要受験料は20万であるのに対し、1校受験なので3万5千円と低いところも親孝行。
 金城学園はもともと女子高だったため、大学・短大では女性の社会への進出に有利な資格の保育士・幼稚園教諭1種・高等学校教諭Ⅰ種(公民・福祉)・中学校教諭Ⅰ種(社会)、また国家試験受験資格の社会福祉士・介護福祉士・理学療法士・作業療法士が取得できるようになっている。
 また、平成27年度4月から、看護学部看護学科も開校予定であり、更に魅力ある大学へ進化。
 タイトルにある親孝行な進学で受験料・入学料・授業料が一番低く済ませるには、高校生活の成績がトップであり、更にスポーツや生徒会参加で優秀な成果をあげ、模範的な生徒であることで高校によって違うが、国公立への大学推薦枠をもらえる可能性が生まれる。この権利を勝ち取るには親の努力と子の努力は必要であるので容易ではないが、ある事を知っていて欲しい。
 最後に高校1年生の中番に来年度のクラス替え希望調査があり、理系・文系・就職と分れる際に家族会議を行い子の進学を聞いて欲しい。16歳で大人の容姿や考え方があったとしても、社会に出ていない分だけ経験値が低い。親の無償の助け(愛)があって子は大きく育つと私は考えます。見返りがない一生の助けができるのも半分自分自身の染色体(遺伝子)を持っているからだと、子を持ち親の有難さが分かりました。私のように高校卒業後未定の生徒がいないように声がけをしていきたいと思います。

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2014年6月19日 (木)

【第332回】 家庭科授業の近況

今年度より、家庭科の授業が従来に比べ、色々と変化が見られます。特に、2年生の授業が一新しました。1年生の時から、生徒たちからのたっての希望の調理実習が、今学期、第一回目を実施することができました。調理実習に先駆けて、準備として、先に、エプロン作りを取り入れました。これまでの経験から、生徒たちに、調理実習前に、準備するように伝えても、なかなか全員そろって持参することが難しく、頭を悩ませていました。そこで、これは、全員にエプロンを作らせてから実施した方が良いと思い、エプロン制作に取りかかりました。
 教材として、ほとんど縫製済みのもので、首ひものボタン付けと、裾のまつり縫いだけのものにしました。1時間くらいで出来上がるだろうと思ったら、意外や時間のかかること。縫い始めの、「玉結び」からできない生徒、ボタンの穴に糸を通すのも、ボタンと布の間に糸を堅く巻いてしっかりつけることや、糸の始末に「玉止め」をすることなど、できない生徒が大勢いることに、正直、驚きと困惑しました。裾を三つ折りに織り上げ、まつり縫いをする段階では、三つ折りから、「どうすればいいですか?」の質問が、あちらこちらから聞こえ、先生の体がいくつあっても足りない状況でした。まつり縫いに至っては、本当に今まで、小学校や、中学校で実際に習ってきたのかなあ~と疑いたくなる有様でした。縫い方を班ごとに見せて回ると、魔法を見ているような目で、生徒達が、針と糸の行方を追っているのを不思議に思いました。やり直した生徒も中にはいましたが、全員何とか、居残りをしながらも完成させることができました。
 そして、やっと、調理実習に臨めました。今回は、「きじ(鶏肉)焼き丼」と「わかめと豆腐の味噌汁」を作りました。1時間で作るために、先生側での準備の方が大変です。事前に調味料を合わせておいたり、材料を並べたり、ご飯を班ごとに分量に分けておくなどです。前もって、実習のお知らせのプリントを配り、班ごとに担当を決めさせ、手順良くできるようにしておきました。それでも、実際は、てんやわんやで、時間ぎりぎり、食べるのがゆっくりで、片付け時間がなくなり、大慌ての様子でした。次の授業に遅れる生徒を出してしまったクラスもあり、反省しきりです。ともあれ、まず、「おいしかった」「お腹一杯になった」という声や、「こんな調理実習がしたかった」と言ってくれる生徒がいて、まずまず、今回は良かったのではと胸を撫で下ろしているところです。
 今年度4月より新任の谷中先生ともども、今後とも、保護者の皆様、先生方、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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2014年6月12日 (木)

【第331回】 マイブーム

 昨年、富士山が世界文化遺産に登録され、また再来年には8月11日=山の日という祝日が加わる。近年、登山を始めた人も少なくはない。私もその一人だ。

 二年前の夏、誘われて勢いだけで行った白山登山。そのときが初めての登山だった。序盤の調子はどこかへ飛んでいき、中盤にはここへ来たことは選択ミスだったと心の中でこっそり思っていた。しかし、頂上に着いて感じた何とも清々しい充実感、下山してこみ上げてきた達成感が私の心の中を満たしていった。

 翌年には富士山登山を計画し、無事登頂できた。このときも中盤では高山病の気がありながらも登ったため余裕では全くなかったが、下山するときには次に登りたい山のことを考えていた。そして20日後には白山の御来光を見ていた。

 自分が高校生のときに、まさか登山をしようとは考えもしなかった。しかし、自分の知らない世界に飛び込んでいくときの高揚感はいくつになっても変わらないと思う。先日、遊学講座の一環としてこのような話を全校生徒に向けて話す機会をいただいた。遊学精神の涵養のもと、本校の遊学講座は他校にない特色の一つとなっており、まさにこの話は多くの高校生がまだ見ぬ、ひょっとすると一生見ることがないような扉の近くまで案内するものだったと思っている。

 しかし、ここで終わっては単なる旅番組よりお粗末である。私が生徒達に一番伝えたかったのは、山を登るときの思考である。体力に自信のない私は、楽に登ることばかりを考えている。それだけを考えて登っている。どうしても山頂に着きたいからだ。よって、確実に登るために無理はしない。ごつごつした岩場を登るときには歩幅は狭く、膝に負担をかけないため段差はなるべく低いほうがいい。ふと思う。勉強やスポーツも同じ発想なら、目的地まで積み重ねていけるのではないかと。その日だけ、10時間の勉強や、500回の腹筋をしてみても、すぐには望んだ自分は手に入らない。出来ることから少しずつ毎日積み重ねて、ようやくたどり着ける領域がある。

 さらには、日が暮れるまでに登ってしまわないといけない、試験本番までに目指した学力以上にはなっていたいなど、物事には必ず期限がある。少しずつというわけにはいかないかもしれないが、結果を出したい人はこの山を登るときの思考を是非活用してみてほしい。そうすれば、頂上にたどり着けるかもしれない。ただ確実に言えることは、そこには今までに感じたことのない充実感や達成感が待っているということだけだ。

1白山の御来光(昨年)

26月7日(土)遊学講座の講話の様子

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2014年6月 5日 (木)

【第330回】 読書

私は、昨年の8月頃から少し時間が持てるようになりまして、その時間で読書をするようになりました。きっかけは、ドラマで大流行した「半沢直樹」でした。ドラマを見ていて続きを知りたくなり、書店で購入したのが「ロマジェネの逆襲」です。一気に読むことができて大変おもしろいものでした。それから、池井戸潤さんの作品をほとんど読み、次は百田尚樹さん、東野圭吾さん、宮部みゆきさん、大沢在昌さん等々、多数の方々の小説を読ませてもらうようになりました。

 今まで読書といえば、自己啓発本のようなものしか読んでこなかった私が、このように小説を読むようになるとは自分でも驚いています。そして、今、強く感じることは、「どうして今までこんなおもしろいものを読んでこなかったんだろう」という後悔です。小説を読むことで、今まで気づけなかった色々なことに気づけるようにもなってきました。

 私は、過去に何人もの人達から読書をすすめられたことがありましたが、「時間が無い」とか「ちょっと自分には無理」という理由でその人達の好意を無視してきました。それについては本当に申し分けなかったなぁと反省をしていますし、後悔もしています。

 今、私は知人によく読書をすすめているのですが、反応はあまり良くありません。私が過去にとっていた反応とほとんど同じようなものです。「自分も昔はそうだったなぁ」と感じながら、また機会があれば、他人にも読書をすすめて行きたいと思っています。

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