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2012年4月13日 (金)

【第227回】 時間という宝物道上 ちひろ (英語)

 今年度は402名の新入生を迎え入学式が行われました。真新しい制服に真っ白なシューズ、ちょっとだけ緊張した表情で受付けにやって来る新入生の姿に微笑ましさを感じました。入学式のたびに時間というのはなんと瞬く間に過ぎてしまうのだろうか・・・と思うのです。新入生のみんなの初々しい姿を見ると、みんなはこれからどんな高校生活を送るのだろうか、自分の高校時代はどんなだっただろうなど、いろいろと思いを巡らせてしまいます。そして毎年、みなさんの姿を通し“時間という宝物”に気付かされるのです。

“Time is money”このことわざは誰もが耳にしたことがあると思います。「時は金なり」書いて字のごとく時間はお金と同じくらい大切であるという意味になります。しかし、私には時間はお金以上に大切なもののようにも感じるのです。お金は努力によって増やすことができます。しかしながら、過ぎ去ってしまった時間は決して取りかえすことが出来なければ、過去に戻ることもできないのです。時間は全ての人間が平等に与えられた宝物なのです。その宝物を輝くものにするのも、そうでないものにしてしまうのも自分自身なのです。

 使えばあっという間に無くなってしまうのがお金。それに対し、時間という宝物は大切に使えば使うほど自分に輝きを与え、自分自身に身に付けたことは決して自分から消えて無くなることはないのです。こんなことを言っている私も、無駄に費やしてきた時間が沢山あり、今もなおそんな時間を過ごしてしまうことも多くあります。こんな当たり前の事実であっても、常に心に留めて努力することは想像以上に難しいことだと感じます。入学式はそんな私に“時間は宝物”と気付かせてくれるのです。それを教えてくれる新入生の皆さんに感謝し、私もこれからの自分を輝かせるべく1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

 自分を輝かせる方法は、みんなそれぞれ違います。限りある時間を大切にし、「私が高校で過ごした時間はかけがえのない宝物になった」と自信を持って言える3年間を送ってください。高校生活pricelesswink

Michigami