2017年8月24日 (木)

【第492回】 「続けることで楽しくなる」

 私は【受験勉強】はとても得意だった。テストで点は取れるし、模試の成績もばっちり。今思うが、頭が良かったわけではない。【受験勉強】が得意だっただけ。勉強自体は嫌いではないが、好きではない。では、なぜ勉強を続けたのか。

 高校時代の私にとって、受験勉強はツール、手段でしかなかった。地元は田舎で、山しかない。この状況から抜け出すには、大学に進学すればいい。そのために受験勉強をしていた。本当の目的は地元を抜け出すためだった。これは、本来の勉強・研究の楽しさに気付く前の話。大学に入ってから、1日中数学の研究をした。不思議なことに、最初わからなくてつまらないことが、毎日見ているうちに、勝手にわかるようになってくるのだ。

 今、高校生の君たちも、もしかしたら勉強が楽しくないと感じているかもしれない。「学校は勉強する場所」という【当たり前】に負けて勉強しているのかもしれない。そんな人は、何か【理由】をつけることをオススメする。
 現実的に、進学のため、就職のためでもいい。勉強できないから就職は間違い。就職した後、雇われ続けるためには頭の回転が重要。そのためにも勉強できなくてはいけない。
 また、友達に勉強を教えるためとか、友達と一緒に勉強するためとか、なんでもいい。

 実は、何事も、量を積み重ねることで、勝手に力が付き、楽しくなってくる。
 最初は楽しくないかもしれないが、続ければきっと楽しくなる瞬間がくる。たくさんの大人が体感しているから真実だろう。少しずつでも勉強し続ければ、間違いなく楽しくなる。

 最初はつまらなくてもいい。それでも少しずつでいいから、勉強していこう。
 きっと、いままでにない楽しさに出会えると、確信をもって断言しよう。

2017年8月17日 (木)

【第491回】 “Keep looking”

夏休みに入り、半分が過ぎましたね。皆さんはそれぞれの残りの夏をどのように過ごすか決めていますか。
毎日、同じ事の繰り返しで刺激がないというように感じる人もいるのではないでしょうか。そういうときにこそ周りの人たちや周りにあるもの、いつもしていることやいつもいる場所をよく見てみてください。当たり前だと感じていたものが実はそうではなかったり、新しい発見があるかもしれません。
そこで何かをしようと、新しい行動を起こそうとするかもしれません。
特別なことをしなくても、ほんの少し視点を変えてみることで様々なことにきっと気づくでしょう。そこから自身の考えを深めていけばより多くのことが見えてくると思います。そうすればもうあなたの毎日は前と同じではありません。
夏という時間が、自身の置かれた状況を踏まえて、これから何をしていくのかをゆっくり考える良い機会になるといいですね。
一日一日を、大切に過ごしてください。

2017年8月10日 (木)

【第490回】 翼を広げて ~遊学生、夏の陣~

みなさん。お元気でしょうか?
夏バテ等無く、元気に過ごしていますか?
しっかりと水分を補強してくださいね。(^_^.)

今回は遊学生の夏の取り組み、活躍を紹介します。

まずは、野球。正直、びっくりしました。感動・・・
しかし、春の大会の初戦大敗からの夏の躍進。凄い。しっかりと立て直してきました。
学校に勇気を与えてくれました。流石、遊学野球部。(^^♪
(吹奏楽部はコンクール前なのに力強い応援。ナイス、チーム遊学サイコー
そして、しっかりと県代表!心憎いね。バレーの時もお願いね)

駅伝の吉田さん。ちょっと日本一を自分も期待してました。
プレッシャーもあったと思います。
国体と駅伝シーズンに期待。これもおつかれさまでした。

そして卓球。
女子は団体ベスト4。千葉ちゃんの8。見たかった。
(福田先生のアイスの差し入れがこの活躍に貢献大 笑)

男子は激熱の準々決勝・準決勝を勝ち抜き、決勝へ。
結果を聞き、私も新潟遠征から福島へ!
(色々な物を吸収するのと、歴史的瞬間を目撃したくて行ってきました)
残念ながらの準優勝。卒業生の大声援。そしてお互いを称える両チーム。

遊学館をさらに好きになる夏休みの前半でした。

さあ、後半戦です。毎日の補習、部活を頑張り夏が終わり季節が変わった時、
また新しい、勇気や感動に出逢うはず、

チャレンジする事は素敵ですね。

暑いですね。今日も元気に行きましょう。

290810

IH、愛工大名電との決勝。ベンチ、コート、応援団が一体となったゲームでした。

2017年8月 4日 (金)

【第489回】 学校生活を楽しむこと

 生徒を見ていて、ふと思ったことがあります。
 自身の高校生活を振り返ってみると、なんとも不完全燃焼だったということです。
 中学生のとき陸上競技に熱中していた私が進学したかったのは陸上競技部が強い某有名大学の付属校でした。しかしその学校からお声がかかることはなく、別の私立高校から声がかかるも特待生ではないということで親に反対され入学できませんでした。
 結果、自宅から少し離れた公立高校に推薦で入学しました。自宅付近の学校を選ばなかったのは一種の親への反抗心でした。

 私の入った学校は「自主・自律」という方針の下に、生徒の自治を重んじる校風であったため、染髪・化粧・ピアス・私服・アルバイトなんでもありの学校でした。石川県の学校の生徒からすると昨年大ヒットの映画「君の名は」の東京の学校のイメージそのままだと思います。
 私自身、部活・生徒会・体育祭役員・アルバイト・染髪・帰りにゲームセンターに寄り道など、いろいろなことに手を出してみました。もちろん3年生の時には大学受験に向けて自分なりに一生懸命勉強もしました。
 ではそれで満足のいく学校生活だったかというと、冒頭でも書いたように、全くそうでありませんでした。なぜなら、本当に楽しまなければいけないことに熱中しなかった、あるいは気づかなかったからでした。

 上にあげたものの中で、高校生活でしか本気でできないことはおそらく部活、生徒会、体育祭役員、勉強くらいでしょう。しかし、他のものによそ見をしていた私は、真に楽しむべき・やるべきものを見失っていました。

 自分自身の経験から、今の遊学館の校則はそれにおのずと向けてくれているのだと思います。きっと自分が遊学生だったら、今の生徒と同じように「校則厳しい」と言っていたと思いますが、遊学館は本気で高校生活を楽しんでほしいと思っているからこそ、このような校則を作っているのだと思います。

 きっと高校生活のみならず、人生を精いっぱい楽しむというのは、その時にしかできないことに全力で取り組むことだと思います。私が満足できなかった高校生活を、遊学生には堪能してほしいと思います。

2017年7月27日 (木)

【第488回】 夏のにおい

  ちょっとしたことが理由で何かが癖になったという経験はありませんか。私にはそんな妙な癖があるのです。高校生の頃に見て、大好きになったある洋画の中で、主人公が「雨のにおいがする」と言うと、翌朝大雨が降るというシーンがあったのです。主人公はアメリカ開拓時代にインディアンのある部族の中で生きていたけれども元の世界に戻ろうとする白人女性で、雨のにおいはインディアンの知恵だったわけです。それ以来そんな雨のにおいってどんなだろうととても気になり、空気(大気)のにおいを嗅ぐのが癖になってしまったのです。人間の活動がまだ少ない早朝や夜に外でゆっくりと深呼吸をするのです。そして気付いたことがあります。においは長く記憶に残っているということ。
  残念ながら、雨のにおいは会得できなかったのですが、季節の移り変わりは暦とは別になんとなくわかるような気がするのです。春は桜が散り始めるころから花の香りがしはじめ、そのあとに土のにおいに変わります。そしてしばらくすると、私が一番好きな、夏の夜のにおいがするようになるのです。そのにおいがすると、「ああ、夏が来た」と思うのです。何のにおいなのかと問われても、うまく説明できないのですが、若葉が吐く息のにおいだと想像して、「夏の夜のにおい」と勝手に命名しています。
  夏の夜のにおいがすると、様々な夏のにおいが記憶の中から湧き出してきて、その時、その時の情景とともにあふれ出して、胸の中が懐かしさでいっぱいになります。草むらのにおい、海辺のにおい、プールのにおい、花火のにおい、熱くなったアスファルトのにおい・・・。懐かしい記憶の中のにおいばかりではありません。夏の夜のにおいで生じるもう一つのもの、それは子供の頃夏休みの前にいつも感じていた、これからの夏に対するわくわくする気持ち、それと同じような期待感なのです。懐かしさ、その裏側にある喪失感、そしてわくわくする期待感、それらが混在した気持ちになるのです。梅雨が明けて本格的な夏が始まると夏の夜のにおいではなく、夏のにおいが満ち溢れます。
  4月に新学期が始まる日本では、夏休みは子供にとって(もしかしたら大人にとっても)日常生活を離れ、小さな冒険をしたり、何かを集中して行ったりできる自由時間(異界への旅の時間)なのかもしれません。確かに宿題がたくさんあるだろうけれど、自分の時間ももっとたくさんあります。何をするか、どんな風に過ごすか、自分次第。夏休みが終わると元の暮らしが待っているのですから、9月から新学期になる欧米の子供たちより気楽な気がします。戻るところがあるから旅が楽しいのと同じです。
  異界への旅と言えば、私も遊学館高校で勤務しはじめた翌年の夏、そんな経験をしました。創部2年目で野球部が甲子園出場を決め、私も応援で甲子園球場に初めて訪れたのでした。テレビでは馴染みのある球場でも、実際に行ってみると、何もかも、球場の外さえも珍しく、野球の応援以外でもとても楽しいところで、野球場を英語でballparkと言う理由がわかるような気がしました。夢の世界を訪れている感じでした。私の中にある素敵な夏のにおいの一つ、それが甲子園球場での一日なのです。
  さあ、今年も夏休みが始まりました。諸々の部に所属する生徒たちにとって、日頃よりもずっと長時間の活動ができる期間である上に、高校総体・総文をはじめ、種々の大会、遠征や合宿等々でとても忙しく動き回る時期です。また受験生にとっては、受験に必要な教科の勉強に集中できる重要な時期となります。学生たちにとって、夏休みは自己の向上のための貴重な時間、挑戦のための力を蓄える、または発揮する時期とも言えるでしょう。そうしていつの日か、そんな日々を宝物のように懐かしく思い出される時がきっと来るはずです。それを信じて頑張ってほしいと切に願います。

 

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