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2010年5月12日 (水)

【第132回】葛藤植木 大 (保健体育)

 毎年ではあるが、この時期はインターハイ予選に向け、何とも言えない気分になる。
優勝すれば、13年連続のインターハイ出場となるが、簡単に勝てるものでもない。
周りから見れば、勝って当たり前と思われがちだが、毎年選手が変わるのだから苦労が絶えない…。

 大会当日も、複雑な気分になる。
卓球は個人戦もあるので、勝ちあがると同士討ちになることがある。
その試合が、北信越大会やインターハイの決定戦になることや、3年生同士の試合になることもある。
試合を観戦する気にはならないが、高校生活最後の試合となる選手がいることや、今後のためにアドバイスも必要となるため、最後まで見届けるように心がけている。
是非とも、選手には悔いの残らない試合をしてほしいと願う。

 また、団体戦のメンバー選考が一番嫌な仕事である。
卓球は7名しかベンチ入りできない。部員は19名、その中には3年生もいる。
本人の思いや家族の思い、様々なことが頭をよぎり、監督として教育者としての考えが葛藤する。しかし、監督として最善のメンバーを選考するしかない。心を鬼にして決断する。

 本日、メンバーを決定した。
きっと13年連続優勝を果たしてくれることだろう。

2009年3月25日 (水)

【第80回】ラッキーマンになろう植木 大 (保健体育)

 みなさんの周りには「あいつラッキーだな」とか「運がいいな」など、何かとツキのある人を見かけませんか?同じことをしているのに「成功する人」と「失敗する人」がいるように、世の中には解明できない「不思議な力」が存在します。

私のように勝負の世界に長くいるとその力をすごく感じます。ただ、それがどのくらいの割合を占めているかはわかりません。しかし、大きな「力」があって色々な影響を受けているのではないでしょうか?不可解ではありますがその「力」を運とかツキなどと呼んで自分に有利に使いたいと思うはずです。

私もその一人で、試合に勝つためや自分を有利にするにはどうすればいいかを常に考えています。では、「ラッキーマン」になるにはどうすればいいのでしょう。私が思うにはそれぞれ異なった特徴があります。

 「ラッキーマン」は
 ・性格が明るい
 ・プラス思考
 ・否定的ではない
 ・忘れやすい(失敗してもくよくよしない)など・・・

 「アンラッキーマン」は
 ・性格が暗い
 ・マイナス思考
 ・悲観的、否定的
 ・失敗を人や環境のせいにする  など・・・

 あくまでも私の考えですが、成功している人で不満や愚痴をこぼしてばかりの人を見たことがありません。心が満ち足りた人はうまくいくものです。

 もともと不可解なものですから、理屈で考えてもダメで一つ一つ経験するしかありません。もちろん世の中や勝負は運で決まるものではありません。その前に実力の勝負をしなければいけません。ですから成功したいと思うなら実力をつけることが一番です。それから運やツキを味方にすることです。まったく実力もないのに運やツキばかりに頼っていても成功はしません。やはり勉強でも練習でも、することはしないといけません(笑)

 ところで「ラッキーマン」になるにはどうしたら良いのでしょう。一番は「ラッキーマン」と付き合うことです。「運のいい人」や「成功した人」と付き合い、物真似をしてみることが「ラッキーマン」になる近道です。また、自分は「ラッキーマン」だと思うことです。「運がいいな」とか「ついてるな」と思える人は様々なことに感謝できる人間にもなれます。

 これからの人生に「ラッキーマンになる」という目標を一つ入れてみてはどうでしょうか?

2008年5月28日 (水)

【第40回】ありがとう植木 大 (保健体育)

 今年は北京オリンピックの年である。私もスポーツを愛する一人として楽しみにしている。

 しかし、頭の中は来月(6月)のインターハイ予選で頭がいっぱいである。何故なら、この大会で負けてしまうと一年間がすべて台無しになってしまうからだ。私は「日本一」を目標に選手達と毎日練習に励んでいる。それこそ盆も正月もない、365日一日も休まず練習している。選手は3年間だが、私は12年間こうした日々を過ごしている。

 今大会が勝利できれば、石川県大会11年連続優勝となる。ちなみに北信越大会は7年連続優勝中である。卒業生の残した記録を閉ざすわけにはいかない。いつもプレッシャーとの戦いである。

 選手達も「日本一」へと努力している。昨年はインターハイで5位、国体で3位であった。日本一まで近いようで遠い、今年はどんな年になるのだろう?出来れば表彰台の一番高い場所に立っていたい…練習をするしかない。「日本一」を夢で終わらせないためにもやるしかないのだ。

 今年の予選は小松市総合体育館で行われる。是非、選手達のパフォーマンスを見て頂きたい。きっとオリンピックに負けないぐらいの感動を与えてくれるであろう。

 最後に、いつも陰ながら応援して頂いているOBや保護者に感謝を申し上げると共に、今後ともご協力をお願いします。また、普段は言えないが、妻を始めとする家族に「ありがとう」と言うとともに、もう少しの間、夢にお付き合い願いたい…

2007年10月10日 (水)

【第9回】喜怒哀楽植木 大 (保健体育)

 男子卓球部の監督になって、早12年です。

今年のインターハイ(全国高校総体)も終わりました。
準々決勝で優勝した青森山田高校と対戦し3-2で負けてしまい5位でした。
国民体育大会でも、青森県に負けてしまい3位でした。
負けはしましたが、生徒達の頑張りに感動しました。

 同時に「何で勝たせてあげられないのだろう」と涙しました。
日々、反省の毎日です。

 私は試合の緊張感が大好きです。
生徒と共に感じる空気は言葉では表せません。
写真は一番好きな瞬間です。ゴリラと間違わないでください(笑)

遊学館には、生徒と一緒になって喜怒哀楽を共にする先生方が沢山います。
例えばコブクロの歌詞にある「共に歩き、共に探し、共に笑い、~(後略)」
…そんな先生・仲間が沢山います。

 遊学館で一緒に喜怒哀楽を楽しみませんか?
 色々な日々を描いて見ませんか?

 今は新メンバーと来年の夏へ向け、汗を流しています。

来年はどんな夏になるのでしょう?
一番高い表彰台に立っているのでしょうか?

そんな事を描きながら、これからも喜怒哀楽の激しい監督でいたいと思います。

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一番好きな瞬間  <「月刊 卓球王国」より提供>Viewimg_15
インターハイで活躍する選手  <「月刊 卓球王国」より提供>