2017年10月19日 (木)

【第500回】 同窓会準備中!!谷内田 京子 (国語)

 先日、遊学館高校19期生の同窓会幹事会が行なわれ、学年同窓会の準備が始まり、代表幹事を務める二人を中心に、積極的な話し合いが行なわれたようです。
 その話を聞いた、19期生の3年次の担任で、卒業アルバムを見ながら、当時のことを懐かしく思い出していました。
 19期生は、人懐っこくてユニークな生徒が多く、学校行事は大いに盛り上がった学年でした。

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体育祭では、一生懸命になるあまりに意見がぶつかり、何度も話し合いをして最高の応援合戦にしたり、学園祭では、楽しい企画をたくさん考え、全校生徒を笑いで包んでいました。時に羽目をはずして、先生方から注意を受けると、素直に謝ることができる生徒が多かったように思います。

 私が受け持ったクラスは、金城大学コースと一般進学コースで編成されたクラスでした。学園祭のアピールタイムでは、泣きながら記者会見をしていた議員のものまねで、見事最優秀賞を受賞しました。球技大会では、お揃いのフットサルシューズ(オレンジだったよね)で、優勝を目指し、真剣に練習に取り組んでいました。残念ながら準優勝でしたが、決勝戦の戦いぶりは、今でも鮮明に思い出すことができます。

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そんな19期生の同窓会、とっても楽しみにしています。幹事のみなさん、いろいろと大変だと思いますが、よろしくお願いしますね♪

2017年10月12日 (木)

【第499回】 杭を見て… M. M. (英語)

 コーン、コーン、と中庭で杭を打つ音が響き、小さな囲いが造られていた。それを見て「あの囲いの中で動物でも飼ったらかわいらしいですね。」などと冗談交じりで話をしているとき、ふと思い出した。かつて、金城高校には愛犬部があったという話を。

― 金城高校には最盛期で親犬が6匹、子犬が13匹いたという。その頃には、高校に愛犬部があって生徒たちが世話をしていたが、シェパードは月夜に鳴くらしく、近所から「うるさい!」と苦情の電話がかかってきたそうだ。そのたびに、加藤と母の津禰が頭を下げに回った。

「加藤晃回顧録 遊学のこころ」より ―

 校舎敷地内に犬舎をつくり、生徒たちにも呼びかけ、情操教育の一環として犬舎の掃除や犬の世話、散歩、訓練などをさせた。金城女学校時代に二代目となる加藤二郎先生が、ユニークな活動で生徒たちに愛校心を植え付けたいと考え、この活動をとり入れた。ハーモニカやアコーディオンを中心としたリードバンドや大阪-金沢間の350㎞を自転車で走破する自転車隊もその活動のひとつだ。加藤二郎先生は「生徒が夢中になれるもの」を学校生活にとり入れたいと考えたそうだ。

 現在、始業前や昼休み、放課後には、当時はシェパードたちが走り回っていたのかもしれないこの中庭で、生徒たちはスペースをフル活用して部活動等に励んでいる。そう、彼らは「夢中になれるもの」を持っている!
 金城高校の生徒のときから長い年月を経ても、今も変わらぬ遊学生の姿があるとは素敵なことである。同時に、遊学生たちには学校の歴史や創始者の思いを理解し、さらなる愛校心を抱いてもらいたいと改めて感じた。

 ところで、杭を打った囲いは、中庭の中央に高く広くそびえる榎(えのき)の幹を保護するためのものだった。しかし、この榎もこの場所から長い間生徒たちを見守ってきたことであろう。

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2017年10月 5日 (木)

【第498回】 「月面ステージ」大嶋 直樹 (芸術)

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 長らく本校のシンボル的存在であった円形学館は、現在、円形広場として生まれ変わり活用されており、暗くなると、まるで月面のようになります。
 ここでの練習は、まさに先日の定期演奏会のテーマである「月」にぴったりであり、本校の歴史からの贈り物のように感じました。
 吹奏楽には、ハーモニーやグルーブ感があります。 個人では得がたい感動がここにあります。チームとして「遊学サウンド」を追求することは、貴重な高校時代の青春をかけるに相応しいことだと確信しています。
 また、チームとしての成長を常に考えるということが身についている部員たちは、いずれ就職することになれば、会社で配属されたその部署としての成果を考えることができ、会社に必要とされる人間になることでしょう。
 今年で86回となる定期演奏会には、たくさんの方々にご来場いただき、おかげさまで素晴らしいステージになりました。ありがとうございます。
 私も存じ上げないOGやOBも、毎年楽しみにしてくださっていることでしょう。
 その方々にも、感謝を込めて、胸を張ってご披露できるステージを、「遊学サウンド」を、今後とも部員たちとともに作って行く所存です。
 そしていつか、部員たちがいい大人になって、ふと満月を見た時、本校の円形広場を、その月面ステージでの練習を、吹奏楽にかけた青春を、思い出してくれたらいいなーって思っています。

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2017年9月28日 (木)

【第497回】 今日も一日・・・本 茂通 (地歴・公民、福祉)

今日も一日が過ぎていく。
その中で
誰もが今日一日を
全力で楽しみ
納得できる一日であることを願う。

目標に向けて・・・
技術を向上させるために・・・
自分と向き合うために・・・

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生徒は
今日も一日
何かに向けて
全力で取り組んだ。
先生も
今日も一日
何かに向けて
全力で取り組んだ。

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その取り組みがまた新たな力となって
次の一歩を踏み出せる。

遊学館の生徒も先生もいろんな道を切り開いていけるように日々成長している。
そう感じた一日でした。

2017年9月21日 (木)

【第496回】 日記向江 大輔 (地歴・公民)

私は、毎日10行ほどの日記を綴っている。

たいしたことは書いてないが、毎日小さなことをコツコツ積み重ねるための自分への挑戦でもある。

日記を綴り始めて数年になるが、過去の日記を振り返っていると去年の今頃はこうだった、ああだった等と書いてある。

自分で体験してきたことなのにすっかり当時のことを忘れてしまっている。人間は忘れる生き物なんだなと感じる瞬間。と同時に記憶よりも記録だなとも感じる。

客観的に昔の自分を見ることで、何か今への気付きやヒントが出てくる。

私は野球部の顧問をしており、野球部員も毎日野球日誌を書いて提出をしている。部員たちにもこの日誌の中から、客観的な見方、気付き、ヒントなどを得て自分を成長させて欲しい。

引き続き、君たち野球部のことも私の日記に綴っていきたい。