2019年4月18日 (木)

【第575回】 『 新たなる出発 』Y. H. (英語)

 4月、この季節といえばやはり「桜」。
 今年の入学式は桜が新入生を待ち望んでいたかのように、美しく満開に咲き誇っているなかで無事に行われました。それぞれの家族が入学式の看板と桜をバックにして写真を撮っている姿がとても微笑ましく、また身が引き締るおもいでした。

これから新たなる出発が始まるのだと・・・・・

 今年の私のクラスは3-6組、受験生を受け持つことになりました。昨年から受け継ぐことになった生徒、また新たに受け持つ生徒、新しい門出がスタートしました。
 ある日、クラスに行くのがとても楽しみでワクワクしている自分に気が付きました。その理由は、「桜」です。3-6組から眺める「桜」はとても美しく、可憐で私の視野いっぱいに飛び込んできて心を癒してくれます。こんなに美しい「桜」を窓越しから間近に見れるのはわずかな教室だけ、今年は幸運にもその教室に的中しました。クラスの雰囲気は「桜」効果で、なんだか和やかな感じがします。
 先日、生徒が「先生、このクラスでお花見ができるね。」と言ったとき、ふとお花見に行けてない自分に気が付きました。しかし、生徒の言うとおり十分にお花見ができる環境でした。

 そんな中で、これから受験を控えている生徒たちとの個人面談が始まりました。もうすでに希望する進路先が決まっている生徒、まだどうしていいか悩んでいる生徒、さまざまな思いを抱いて真剣に話をしてくれる表情を見ていると、「少しずつ成長しているのだな」と改めて感じました。それと同時に、私はこの生徒たちが自分の希望する進路先に合格できるように最後までサポートしていこうと心を定めることができました。
 これから奮闘する日々が続くと思いますが、この1年間を生徒と笑ったり、泣いたりしながら充実した日々を過ごせるように、大切に出発させたいと思います。
 次、窓から美しい雪景色が見えるときには、みんなで笑顔で合格を喜びたいですね・・・・・

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 金沢の四季の移り変わりの美しさに感動している、今日この頃です。

2019年4月11日 (木)

【第574回】 調理実習Y. I. (家庭)

第1位 いちご大福

 調理実習の振り返り授業で一番よかったメニューを各々が選び、集計しました。予想通りの結果になりました。今回のいちご大福はコンロの火を使わず電子レンジで作りました。手軽にできおいしかったです!

 

 昨年度になりますが、家庭基礎の授業で4回調理実習を行いました。調理実習は楽しみにしている生徒も多く、私も楽しみにしている授業の1つです。

 1回目の実習は慣れない調理器具や用具ということもありアッという間に終わってしまいます。2回目3回目とだんだん慣れて余裕が出てきます。4回目には班のチームワークもよくなり率先して行動している姿がたくさん見られました。

 4回の実習で、丼料理・加賀料理・いちご大福・パスタを作りました。どのメニューも1時間の授業内で「準備⇒調理⇒試食⇒片付け」と慌ただしかったです。慌ただしい調理実習の中で、調理技術だけでなく段取り力やコミュニケーション能力など多くのことを学んだと思います。これからの生活につなげていきましょう!

 

生徒の感想を一部紹介します。

 ・班で協力して作れたので、今度は一人でも作れるようになりたいです。

 ・おいしくできて楽しかったです。もっと食べたかったです。

 ・もっと味付けをアレンジしたかったです。

 ・郷土料理を初めて食べました。地元の料理を知れてよかったです。

 ・休みの日に家で家族に作ってあげたいです。

 ・寮でも出来そうなので作ってみます。(いちご大福)

 ・おいしくできるか心配だったけど、おいしくできました。

 ・家でも作ったことがあったので簡単でした。

 ・初めの頃より上手になった気がします。

 ・嫌いなナスを食べることができました。(パスタ)

 ・最後の実習が一番班で協力出来て手早くおいしくできました。

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2019年4月 4日 (木)

【第573回】 京都の思い出谷内田 京子 (国語)

 大学時代を京都で過ごした私は、たくさんの仲間や大学の先生方に恵まれ、楽しく充実した日々を過ごしました。
 日本文学を専攻していたので、大学の先生と源氏物語の舞台を訪れたり、十二単を着させていただいたり、文楽の鑑賞に出かけたり・・・。

春 花の頃になると、円山公園の桜もすばらしいのですが、天神川沿いに咲く桜と柳の淡いピンクと淡い緑が何とも言えず美しいのです。

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夏 京都の夏は、あつあつい夏
夏の楽しみは、かき氷。お気に入りの甘味処で「宇治ミルク白玉」をいただく。学生の頃からのお気に入りで、この氷を食べると20数年前に友人と話した内容まで、あれこれと思い出します。

Summer


秋 嵐山、東福寺、仁和寺、岩清水八幡宮
京都は、紅葉や銀杏の落ち葉にも趣があるように感じるので、不思議。

Autumn


冬 早朝の南禅寺
友人と散歩しながら「やはり、冬はつとめて。」と話したことを、授業で清少納言の説明をするたびに思い出します。

Winter

 

 

 

 

 桜の季節となりました。今年は天神川の桜を見に行きたいな・・・

2019年3月28日 (木)

【第572回】 DiversityM. M. (英語)

 「みんなちがって…?」と声を掛けると、生徒たちからいっせいに「みんないい!」と返ってきました。
 今年度の授業で最後に扱った題材がDiversity(=多様性)だったこともあり、はじめにこの言葉を投げ掛けてみたのです。
 誰もが知っているフレーズでした。
 人間はひとりひとり個性を持ち価値があります。ひとつの基準ですべての価値を決めてしまうのではなく、その違いを性別・国籍・年齢・学力・身体等に関係なく互いに認め尊重し合うことが大切です。
 そうやって各々が個性を発揮しながら多様な人間がともに生活することが、学校やクラス、部活動、家族などさまざまな社会により良い発展をもたらすことでしょう。

 

「わたしと小鳥と鈴と

                         金子みすゞ

 わたしが両手をひろげても お空はちっとも飛べないが
 飛べる小鳥はわたしのように 地面をはやくは走れない

 わたしがからだをゆすっても きれいな音はでないけど
 あの鳴る鈴はわたしのように たくさんなうたは知らないよ

 鈴と 小鳥と それからわたし みんなちがって みんないい」

                        <JULA出版局>

 

 もうすぐ新年度がスタートします。
 新しいクラスであなたの隣に座る人はきっとあなたとは違う素敵な部分をもっているはずです。
 そしてあなたも他の人にはない素敵なものをもっています。
 広い心で他を受け入れ、互いを認め合えば、よりすばらしい一年を過ごせるにちがいありません。

2019年3月21日 (木)

【第571回】 卒業生の活躍 PartⅡM. Y. (保健体育)

 2019年1月2日、本校の卒業生である山本修二(東洋大4)、田中龍誠(東洋大2)がそろって箱根駅伝の往路に出場した。今年の箱根駅伝では、青山学大学、東海大学が優勝候補であり、東洋大学の下馬評は高くなかったが、昨年、往路優勝をしたこともあり密かに東洋大学の往路優勝に期待していた。昨年に続き1区から先頭を走り、2区の山本修二には僅差の1秒差で襷が渡された。その後、激しい先頭争いが繰り広げられ、最後は国士舘大学の留学生に先頭は譲ったが、6秒差の2位で襷を渡した。また5区の田中龍誠は昨年に引き続き山登りへの挑戦となった。今年も、後続との差は詰められはしたが昨年から成長した姿を見せてくれ見事先頭でゴールし、箱根駅伝の往路優勝に貢献してくれた。さらに1月3日、箱根駅伝の復路に田中健祐(東京農業大4)が関東学連選抜チームの一員として7区に出場し、4年生して初めての箱根駅伝を見事走りきってくれた。
 続く2019年3月10日、本校卒業生の山本憲二(マツダ)もびわ湖毎日マラソンにおいて2時間8分42秒の自己べストで、日本人トップの7位に入り9月15日に行われる東京五輪マラソン最終選考レースに向けて勢いをつけるレースを行うことができた。山本憲二は山本修二の兄であり、本校駅伝競走部の1期生である。今回の結果で、彼の目標である東京オリンピックマラソン日本代表に向け1歩も2歩も近づくことができたと思う。是非、目標を達成するために精一杯頑張ってもらいたい。
 昨年に引き続く卒業生の活躍にたくさんの勇気・元気をもらった。自分自身も初心に帰り生徒たちと共に目標に向けて頑張っていきたいと思う。

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