2007年10月17日 (水)

【第10回】「鈍感力」?嶋田 司 (数学)

私が小学5年生だった頃(28年前?!)の算数の問題です。

【問題】
 校庭の砂場の半分を6年生が使い、残りの1/3を5年生が使います。
 5年生が使う砂場は全体の何分のいくつでしょう。
 (答え)1/2 × 1/3 = 1/6

 私は最後まで分らず、放課後も残されましたが、やっぱり分らず。
先生の説明を聞いても、なぜ掛けるのか、まったく理解できませんでした。
結局、この疑問が解決できたのは、高校生になってからです。
分数の掛け算の意味が分らなくても、なんとかなるものです。

 理解できないことでも、時間がたって分かるようになることはよくあることです。1つのつまずきで、嫌いになってしまうのはもったいない! 
 遊学館の中には、分らないということに過敏になり過ぎて、数学を避けてしまっている生徒がいます。中学校時代、数学が分らなくても、そのことはとりあえず横に置いて、勉強を続けよう。そうすれば、中学校の数学も含めて分かる日がきっと来るはず。

2007年10月10日 (水)

【第9回】喜怒哀楽植木 大 (保健体育)

 男子卓球部の監督になって、早12年です。

今年のインターハイ(全国高校総体)も終わりました。
準々決勝で優勝した青森山田高校と対戦し3-2で負けてしまい5位でした。
国民体育大会でも、青森県に負けてしまい3位でした。
負けはしましたが、生徒達の頑張りに感動しました。

 同時に「何で勝たせてあげられないのだろう」と涙しました。
日々、反省の毎日です。

 私は試合の緊張感が大好きです。
生徒と共に感じる空気は言葉では表せません。
写真は一番好きな瞬間です。ゴリラと間違わないでください(笑)

遊学館には、生徒と一緒になって喜怒哀楽を共にする先生方が沢山います。
例えばコブクロの歌詞にある「共に歩き、共に探し、共に笑い、~(後略)」
…そんな先生・仲間が沢山います。

 遊学館で一緒に喜怒哀楽を楽しみませんか?
 色々な日々を描いて見ませんか?

 今は新メンバーと来年の夏へ向け、汗を流しています。

来年はどんな夏になるのでしょう?
一番高い表彰台に立っているのでしょうか?

そんな事を描きながら、これからも喜怒哀楽の激しい監督でいたいと思います。

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一番好きな瞬間  <「月刊 卓球王国」より提供>Viewimg_15
インターハイで活躍する選手  <「月刊 卓球王国」より提供>

2007年10月 3日 (水)

【第8回】「○○の秋」小坂 英洋 (情報)

 九月の終わり頃から、朝晩が急に冷え込むようになり、やっと「秋」を感じるようになりました。
このさわやかな季節が、私は好きです。

 「○○の秋」とよく言われますが、皆さんにとってはどんな秋になるのでしょうか。
毎年巡り来るこの季節を、私は「読書の秋」にしたいと思っています。

 アメリカの市場調査会社GfK NOPの調査(2004年と2005年に実施)によると、1週間あたりのテレビ視聴時間が17.9時間(31国中10位)に対し、読書時間は4.1時間(同30位)と、日本人の活字離れが進んでいるようです。

 また、高校生では読解力が低下していること(8位→14位)が国際調査(PISA2003年…http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/04120101.htm)で明らかになっています。

ある研究者はこの結果に対して

「自分の興味のある本を片端から読めばいい。雑誌でもいい。先生がこの本がいいといって無理に本を薦めると逆に読む気をなくしてしまう可能性もある。あくまでも自分から読みたいと思うことと、とにかく文字に接することが大切。また、読んで新しく得た知識を友人との会話の中で話題にして的確に説明する力をつけよう。たくさん読書をしている人に知識ではかなわない。が、本を読んでいて、分からない単語があればすぐに調べて、じっくりと時間をかけて根気よく知識を増やしていけば良い。」 と述べているそうです。

 本校には「朝読書の時間」があります。

毎朝、クラス朝礼前の10分間を、静かに心落ち着けて読書することで、読書によって読解力や文章力がついていくのではないか、またクラス朝礼ギリギリに登校するのではなく、この時間があることで、一日に余裕を持ったスタートができるのではないか、などの効果があると考えています。

 毎日10分間という時間を、月曜日から金曜日まで積み重ねても、日本の読書時間には遠く及びません。

この時間は私も一緒に読書をしていますが、読書時間終了を知らせるチャイムが鳴り、クラス朝礼の時間になっても、数名は集中力を切らさずに読書を続けており、強制的に読書を終了させることがかわいそうに感じることもあります。この10分間がきっかけとなって、もっと読書の時間が増えれば、プラスの面が多く現れるのではないでしょうか。

 こういう私も、読書が苦手です。子どもの頃からコンピュータやゲームばかりに熱中していたもので、読書の習慣は全くありません。だからこそ、文頭にあげた「読書の秋」を計画したのです。

また、時代の流れか、インターネットで6千以上の作品を読むことができる、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)や最近発売されたゲームソフトにも、文学作品を読むことのできるものが登場しています。

このような紙とは全く違ったメディアでの読書などは、今の高校生にはなじみやすいのではないでしょうか。

 この秋に何冊の本を読むことができるか。生徒と共に挑戦したいと思っています。

2007年9月26日 (水)

【第7回】リベンジK. R. (地歴・公民)

2000年 11月7日(日)
「ピッーピッピィー」・・・(笛の音)
「負けた・・・」
(高校サッカー選手権石川県大会 決勝 vs星稜)
自分の高校サッカーはその瞬間終わった。
悔しかった。
自分が情けなかった。

・・・遊学館高校を卒業して7年後・・・
2007年 9月末日
あの時、全てが終わったはずだったが、あの時が新たなスタートの始まりだった。
遊学館高校の教員となって3年目、9月から始まった高校サッカー選手権石川県一次予選を突破し、10月1日に抽選会、そして14日から石川県大会が始まる。

相手はどこであれ、目指すところはただひとつ、
自分が叶えることのできなかった「国立」である。
選手を信じて、今、一緒に戦う。
自分にとっては「あの日」のリベンジだ。

2007年9月12日 (水)

【第5回】GREEN IN YUGAKKAN牛腸 尋史 (英語)

 遊学館高校の敷地は木々に溢れている。

 桜やザクロ、銀杏、金木犀、藤、そして松など、実に様々である。初めて高校を訪問された方からよく伺う声に、

「街中にあって緑が豊かな環境ですね。」

というものもある。

 春には生徒門の脇で桜たちが薄桃色の花で新入生を迎え、秋にはバスケットコート前から第2学館に向かうたびに、金木犀が甘い香りが漂わせている。狭い校舎の中にいても、様々な木々が豊かな彩りや香りで私たちに季節の移り変わりを教えてくれる。

 そう言った木々の中でも、敷地中央に泰然と立つ榎(えのき)は、やはり遊学館高校のシンボルではないかと思う。風が通り抜けるたびに枝葉をサワサワと鳴らす様子からは、自然の雄大さと包容力を感じる時もある。

 100年以上にわたって金城学園の生徒達を見守ってきた。

 一体何百、いや何千人の高校生がこの木の下で昼食を食べ、語らってきたのだろうか。もし、榎と話す言葉があれば、どんな話しを私に聞かせてくれるだろうか。

 100年前に瞳を輝かせ金城遊学館の門をくぐる女学生の姿。戦時中に校庭で農作物を栽培しながら汗を流す女学生たち。

 そして、共学になった遊学館高校で過ごす現在の生徒達のことは、どんな風に話してくれるだろか。尽きることのない思い出をいつまでも話してくれることだろう。そんなことを想像するだけでも、楽しくなってくる。

 遊学館高校が緑豊かでいられるのは、「本多の森」と「犀川」の役割が大きいのでないかと思うことが時々ある。遊学館高校の木々は、豊かな本多の森と地中深く根を結び、犀星が「美しき川」と謳った犀川から水を受けて伸びやかに育っているのではないかと。

 それはまるで、彼らが金沢の豊かな自然と遊学館高校を結びつけているかに思える。毎日何気なく過ごしている校舎のあちこちで、季節の移ろいと共に姿を変えながら、草木たちは今日も遊学館高校を静かに見守っている。

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遊学庭の榎 その1
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遊学庭の榎 その2