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2017年11月16日 (木)

【第504回】 「一人ではない」Y. H. (数学)

 今年度、私は3年11組にクラス担任をさせてもらっています。3年11組は特別進学クラスです。生徒たちは、自らの夢の実現のため、まずは大学へ進学することを目標に、日々勉学に励んでいます。
 センター試験まで、残り2ヶ月をきり、3年11組の生徒の顔には不安な思いが表れてくるようになりました。しかし、その思いは、誰もが思うことではないのかと、私は思います。全国の高校生は、誰もが初めて大学受験という体験をするからです。そうは言っても、不安が和らぐわけではありません。その不安を取り除くのではなく、上手く付き合っていかなければならないと思います。その上手く付き合うことの一つの手段に、準備をするということがあると思います。準備=勉強となるとは思いますが、それだけではないと思います。例えば、時間をどのように使っていくのか、を考えて直してはどうでしょうか(考えすぎには注意!)。どの教科をどれだけの時間をかけてやるのかを考えることが、次へのステップになると思います。
 もう一つ、不安と上手く付き合うことの手段として、「一人ではない」と思うことが大切なように感じます。試験を受けるのはもちろん、自分です。しかし、家には家族がいて、学校には先生、そしてライバルだけれども友人がいます。その全ての人が、みんなのことを応援しているし、協力しようとしていることを忘れないでほしいと思います。
 私自身も、受験生のとき、家族、先生方、友人に支えられました。今年度は、3年11組の受験生一人ひとりの支えになれるよう、日々取り組んでいきたいと思います。