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2015年2月26日 (木)

【第367回】 今年に期待!山本 雅弘 (保健体育)

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 2月1日はプロ野球の解禁日です。
この日から各チームのスプリングキャンプが始まり、ユニホームを着ることが解禁され、チームとして組織的な練習を開始します。遊学館出身で3名のプロ野球選手もそれぞれの思いを持ってスプリングキャンプに参加しています。
 私は6日から1期生の小嶋達也選手、3期生の鈴木将光選手、7期生の三木亮選手の激励を兼ねてキャンプの見学をしてきました。その様子を書きたいと思います。

 阪神タイガースに入団した小嶋選手は9年目を迎えます。昨年の秋に肘の手術をしたため1軍のキャンプに参加していなくて会うことができませでした。彼はプロ1年目から開幕1軍で期待されながら結果を出すことができず悔しい思いをしているようです。球団の関係者に聞いてみても、「十分に1軍で活躍できる力があるはずなのに・・」「チームとしては彼の力が必要なのですが・・」と高い評価を得ています。3人のかわいい子供さんのためにも今年は頑張ってほしいと願っています。

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 広島カープに入団した鈴木将光選手は10年目を迎えます。1軍での実績がなく昨年は2軍でも出場機会があまり与えられずモヤモヤした気持ちでいたようです。昨年の秋、契約更新がないものだと思って引退を覚悟していたようです。しかし、球団のトップが替わり緒方新監督から「あと1年頑張れ」との言葉をもらい必死で練習に取り組んでいます。
今年の彼はキャンプ前から走りこみを中心に身体を絞り、ベストのコンデションでキャンプに入り練習をこなしていました。持ち前の走力を生かした外野守備が軽快で、1軍の選手の中でも特に目立っていました。課題の打撃も今年は好調で高い評価を得ているようです。
また、チーム内でも若手の選手が「将光さん」と笑顔で接してくる場面が数多く見られ、彼の優しい人間性もうかがわれた。彼と言葉を交わした中にも今年が集大成として頑張る決意が感じ取れました。

 千葉ロッテに入団した三木亮選手は2年目を迎えます。彼も昨年の秋に膝のクリーニング手術をしたため2軍でキャンプをスタートしています。入団前からの古傷だったので彼自身すっきりした気持ちでいるようです。動きの方もベースランニングや内野ノックを受ける姿を見ても、3ヶ月前に膝の手術をした選手に見えないくらい軽快な動きをしていました。球団の関係者に聞いてみても、彼の評価は高く期待されている様子が強く感じました。彼はプロの世界では体も小さく目立たない存在ですが、誰にも負けない努力と頑張りで、三拍子そろった選手として今年は活躍してくれると思います。

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2015年2月19日 (木)

【第366回】 まもなく卒業式Y. H. (英語)

 先日、生徒たちは3学期の学年末試験、仮終業式を終え、無事自宅研修期間に入りました。今年度は、久しぶりに3年生の担任ということで、進路指導などの責任の重さや難しさを実感しました。
 私のクラスでは、専門学校、短大、大学、就職などさまざまな方面への進路を希望する生徒がいました。今思えば、受験までの手続き、面接練習、受験勉強、入試当日までめまぐるしい日々があっという間に過ぎてしまいました。たくさん泣いたり、笑ったりしましたね。今ではこれは全て良い思い出です。
 その中で一番印象に残っているのが、面接練習です。生徒にとって特に面接は緊張するもの、その張りつめた状況で自分の意見を十分に表現するのはとても難しいものです。何度練習しても気になる個所があります。最初は、うまく自分の意見をまとめることができず苦労している生徒もいましたが、生徒同士がお互いに面接官や受験生になりながら、助け合って練習をしている風景を見てとても微笑ましく思いました。
 その甲斐もあり、無事全員が進路を決めることができました。

 「皆さんおめでとうございます。自分を信じて頑張って下さい。」

 3月末まで遊学館の生徒として、学生らしく充実した生活を送って下さい。今までの楽しかった学校行事がつい最近のように思い出されます。とても楽しかったですね。
 皆さんと卒業式に会えることを楽しみにしています。

2015年2月12日 (木)

【第365回】 振り返ることY. H. (数学)

 3年生の担任となって、早1年が経とうとしています。この1年、初めて経験することも多く、勉強になることがたくさんありました。その1つとして、「面接指導」があります。生徒に「将来、どんな人物になりたいか」、「なぜ、その職業に就きたいのか」という質問をしているうちに、私自身が「なぜ、教員になったのか」ということを考えるようになりました。
 高校生の頃は、数学が好きで、好きなことを職業にできたらいいなという気持ちが強かったように感じます。大学生になり、教員になるために様々なことを学びました。一番印象に残っているのは、3年生の教育実習です。最後の研究授業で、自分で思うように授業をすることができず、教えることに対して自信を失ったからです。そのとき、初めて教員になることを辞めようと思いました。しかし、実習先の先生は、私のそんな思いはお見通しで、「教員、向いているよ。絶対、辞めるな。」と強く、励ましてくれました。私は、「教員になる」とこのとき強く決心できたと思います。その後、遊学館高校に勤めることになり、たくさんの生徒と出会い、生徒と一緒に日々過ごす中で、様々なことを学びました。時には大変だな、つらいな、と思うことがあっても、「辞めたい」と思うことはありません。全ては、「絶対、辞めるな」という言葉のおかげです。これからも、教員である自分に誇りを持ち続けられるように、努力を続けていきたいと思います。
 この1年は私にとって自分自身を振り返るきっかけになり、とても充実したものとなりました。卒業生の皆さんには、失敗を恐れず、常に前を見て進んでいってほしいと思います。

2015年2月 5日 (木)

【第364回】 保育実習を終えてY. I. (家庭)

「改めて保育士になりたいと思いました。」
「ますます保育士になる夢が大きくなりました。」
「はっきり保育士になりたい!と言えるようになりました。」
「やっぱり、子どもとかかわる仕事はいいなと思いました。」
 
遊学館高校には、将来幼稚園の先生や保育士を目指し、金城大学・短大へ進学を希望する生徒のための幼児教育 コースがあります。
その幼児教育クラスが、保育実習で幼稚園へ行った後の感想で す。
 
保育実習前は、幼稚園の先生・保育士になりたい!!だけど・・・と悩み迷っている生徒も少なくありませんでし た。
例えば、
「子どもは大好きだけど、小さい子とのコミュニケーションのとり方が分からない。」
「子どもは大好きだけど、小さい子とふれあう機会がなく、やっていけるか不安。」
「子どもは大好きだけど、小さい子に自分から積極的に話しかけられるか自信がない」
などです。
 
保育実習で園児と一緒に作業しながら、自分からかかわりを持てるように話しかけてみたり、注意しようと思った けど出来なかったり、
園児からたくさん話しかけられたり、ただただ子どもがかわいかったりと、経験してみないと分からないことがた くさんありました。
この体験を通して、悩み立ち止まっていた生徒たちも不安が解消し、将来の夢に対して自信がついたようです。
そして、幼稚園の先生が園児とどう接しているのかを見て、ますます憧れが大きくなり具体的な目標が出来たよう です。
 
短い時間の中での幼稚園訪問でしたが、園児達にたくさんの元気をもらい、高校生は将来の夢に一歩近づいた保育 実習になりました。
金城幼稚園の先生方、園児のみなさん、ありがとうございました。