【第334回】 7月7日T. Y. (国語)
学校の中庭の所に色彩豊かな短冊が風に靡いています。 7月7日は「七夕」、年に一度の逢瀬の時に様々な願いを込めて・・・ やっぱり高校生ですから、恋愛の願いが多いようです。織姫と彦星のロマンティックな逢瀬にちなんでなのかもしれません。
しかし・・・本当に織姫と彦星はロマンティックな物語なのでしょうか?
「天の川の西岸に織姫という姫君が住んでいました。織姫は機織りの名手で、美しい布を織り上げては父親である天帝を大変喜ばせておりました。そんな娘の結婚相手を探していた天帝は、東岸に住む働き者の牛使い彦星を引き合わせ、二人はめでたく夫婦になりました。 ところが、結婚してからというもの、二人は仕事もせずに仲睦まじくするばかり・・・ これに怒った天帝が、天の川を隔てて二人を離れ離れにしてしまいました。しかし、悲しみに明け暮れる二人を不憫に思った天帝は、七夕の夜に限って二人が再会することを許しました。こうして二人は、天帝の命を受けたカササギの翼にのって天の川を渡り、年に一度の逢瀬をするようになったのです。」
なんと・・・二人が一年に一度しか会えないのは結婚してから堕落していたからなのです。 びっくりですよね。
ちなみに七夕に願うべきことは、織姫が機織りの名手だったことから何か物事が上達することを願うべきなのです。勉強、スポーツ、趣味・・・
あなたは七夕の夜に何を願いますか?