【第104回】教育実習本 茂通 (地歴・公民、福祉)
教育実習として来ている学生が、一生懸命に授業をしている。
多分、自分自身の高校時代とを重ねているであろう。
でも、試行錯誤しながら頑張っている姿を見ると、励ましたくなってくる。
そのような中で、ある生徒が声をかけてきた。
「将来、先生になりたい。」
「教育実習の時は、絶対ここで実習したい。」
「必ず来るので面倒見てほしい。」
このような内容を、強い思いをもって伝えてきた。
私の中でうれしい気持ちが込み上げてくることを感じた。
それは、私たちの仕事に強い関心を持ってくれたことが理由ではない。
夢と希望を持ち、生き生きとした表情で話している姿に、
なぜか成長した姿が重なって見えたからだ。
さまざまなことが待っていると思うが、それを乗り越え、
一段と成長した姿が、数年後に見られるかと思うと、楽しみで仕方がない。
何かに向かって必死に頑張る姿は、やはり素晴らしい。