【第21回】ENDLESS DREAM福田 圭一 (保健体育)
新しい年になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は昨年、11月に遅ればせながら、流行のiPodを購入しました。時代の流れでファッションや生活が変わっても、聞く音楽は学生時代に聴いていた80年代~90年代のJ-POPが中心です。それぞれの曲にさまざまな思い出があります。『10年一昔』といいますが、曲を聴くとすぐにあの頃にタイムスリップできてしまう幸せな性格の私です。(笑)よく思い出すあの頃とは、中学時代よりも、どちらかと言えば高校時代。しかも残念ながら勉強や甘い恋愛経験などではなく、強烈なインパクトのある部活です。
時は流れて今、遊学館女子バレー部の部員達と白球を追いかけている事に(現在はカラーボールですが…)感謝し、この奇跡と不思議な確率を大切にしたいとあらためて感じております。
さて『一年の計は元旦にあり』といいますが、皆さんにはどのような目標や夢がありますか?
私も年初めに初詣に行くと必ず願う事があります。しかしその夢はまだ実現していません。それは春高バレー全国大会の出場。
近年各大会で上位進出が定着してきた感のあるチームですが、まだ優勝という悲願達成には至っておりません。過去には石川県を制したこともある伝統ある女子バレー部ですので、何とかしたいと取り組み、私自身7年目となりました。
春高バレー=バレーボール選抜優勝大会は夏、秋に開催されるインターハイや国体と異なる点が何点かあります。
1、高校バレーの聖地代々木第一体育館での開催
1、テレビ中継があり連日会場は応援、観戦の人でいっぱいになる
1、タラフレックスというオレンジと緑のシート上で特別なコートである
(全日本の試合のあのコートです)
このように高校生バレーボーラーにとって憧れの舞台が春高バレーというわけですが、それは指導者にとっても同じです。大会前になると、いつになっても緊張し胃がきりきりとしてきます。近年は『よし、それだけバレーの事を考えている』とか『夢にチャレンジし、ぎりぎりいっぱいの真剣勝負をできる事は幸せだ』などと都合の良い考えでいますが…(笑)
本校玄関前の章典棚には、他のクラブの輝かしい成績を標す優勝旗やトロフィーなどがびっしりと並べられています。その中にはまだ女子バレーの優勝旗はありません。
しかし最近の選手の取り組み、プレーからは優勝経験のない過去と今からの未来を隔てようとする必死さや気迫がひしひしと伝わってきています。それを見ると自分達のチームを信じ、熱い戦いで結果を出したいと強く思います。部員全員で、代表決定戦進出、そして初の春高出場にチャレンジしたいと思います。もちろん先輩方の魂も込めて…。
大会は1月12日(土)13日(日)代表決定戦は2月9日(土)です。応援よろしくお願いいたします。