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2024年2月29日 (木)

【第824回】「日本一の空気」小藤 涼 (地歴・公民)

2023年12月9日第51回バトントワーリング全国大会が千葉幕張メッセで行われ、本校のバトントワリング部顧問として同行した。
優勝候補として臨む大会のため大会前から密着取材がつき、その対応やエントリー業務に追われていたがそれが終わると
「先生、エントリーなどの事務作業お疲れ様でした。あと先生にできる仕事は空気になることです。」とコーチから言われた。
この話をすると笑われるのだが、私は素直に日本一になるためにできることと捉え、全国大会へ出発した。
前述したように幕張メッセでの私の仕事は「空気になること」である。私の言葉、行動で選手を動揺させてはいけないと、食事の時も同じ会場にはいるが端の方で一人で食べたり、練習中は物音を立てないように極力話しかけないように徹した。
本番は最高の演技でノードロップ!緊張しながら結果発表を待った。そして・・・
結果はグランプリ、日本一に輝いた。

人間にとって空気は見えないけれど、無いと生きられないものである。
私もバトン部にとってそういう存在になれたらと感じた大会だった。

今年連覇を狙えるのは遊学館だけなので、連覇を目指し、より新鮮な空気に私はなりたい。

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2022年9月29日 (木)

【第749回】「僕はラガーマンではない」小藤 涼 (地歴・公民)

地歴公民科の小藤です。身長173㎝体重97キロです。
プロ野球の選手名鑑を見ると福岡ソフトバンクホークスのキューバ人選手であるデスパイネ選手175㎝体重95キロだった。つまり助っ人外国人と同じくらいの体型である。
初対面の人に教員をしているというと、「体育科ですか?」と高確率で聞かれる。また「ラグビー部でした?柔道部でした?」もよく聞かれる。しかし、私はラグビーのルールも知らなければ帯の結び方もわからない。
学校内でも何の部活の顧問でもないのになぜ体格が良く、いつも日焼けしているのか不思議に思っている人もいるのではないか。その理由は私の週末の活動にある。そこで今日は私の「趣味」について話したい。

私は小学校・中学校と野球をしていたが、高校からソフトボールへ転向し、インターハイ出場。大学では4年間全日本選手権に出場し、4年次はキャプテンを務めた。この「ソフトボール」が私の趣味である。ポジションはサードやレフト、打順はもちろん四番である。

チームメイトは高校時代ソフトボール部でともに汗を流した同級生や後輩で監督は私の父である。毎週同窓会のように集まり、試合をし、終わった後は食事をしながら反省会をしている。またソフトボールのいいところは老若男女問わずできる生涯スポーツなところである。父が選手兼任監督を務めており、私が主将のため父とは頻繁に作戦会議を行う。だから大人になった今でも父とは会話が多い。私の友人関係、家族関係が良好なのはソフトボールという共通の趣味で繋がっているからである。

最近ではピッチャーとの二刀流に挑戦している。大人になると何かに挑戦する機会が減る。子供たちがテスト・部活・恋愛と毎日挑戦している様子を見て、私も挑戦する勇気をもらった。
今年は5試合投げて5敗、まだ初勝利はない。
だがこれでいいのである。上手くいかないからこそ楽しいのだ。
「挑戦し続ける限り成功へのプロセス」
生徒のみんなも失敗を恐れず挑戦していこう!

2021年3月25日 (木)

【第673回】 「研究授業」小藤 涼 (地歴・公民)

 はじめまして。教師1年目・社会人1年目 地歴公民科の小藤涼(こふじりょう)と申します。

 今年度は2年生の日本史と3年生の日本史を担当させていただきました。受験真っ只中の3年生とこれから受験に向けて本格始動していく2年生を受け持つことは責任とやりがい、そして生徒の成長を身近に感じるため非常に充実した毎日を送っています。

 そんななか、先日研究授業をさせていただきました。2週間ほどかけて資料作りなどに励み、多くの先生方に見に来ていただき緊張の中行った研究授業でしたが、無事終えることが出来ました。
 内容は『戦国大名のなかで上司にしたいランキングをつくろう』という課題に対して様々な歴史的事象から考えるというものであり、生徒の関心意欲や発言力がカギを握る授業としては難易度が高いものでした。
 しかし、私は「遊学館高校の生徒ならこの授業ができる」という確信がありました。

 なぜなら、遊学館高校の生徒は明るく活発であり、学習意欲が高いと感じていたからです。赴任してきたときに廊下を歩けば元気な挨拶が飛び交い、授業で発問を行えば積極的に意見がどんどん出てくることに驚かされていました。

 いざ授業を行えば、予想以上に様々な意見が出て、生徒たちの新たな可能性を感じる授業になりました。授業後、多くの先生方にお褒めの言葉をいただきましたが、成功の要因は授業に協力的な生徒と活発な学校の雰囲気のおかげだと思っています。

 また、研究授業のあと、私では気がつかない修正点を指摘してくれる先生方がいることも私の成長に大きく影響しています。定期的に授業を見ていただく、また授業を見学させていただくことで自身の授業を見つめ直すきっかけとなっています。
 生徒・教師ともに向上心の高い遊学館高校でこれからも精進し、実力をつけ、いつか成長させてもらっている恩返しができたらいいなあと思っています。これからもがんばります!