« 2017年10月 | メイン | 2017年12月 »

2017年11月30日 (木)

【第506回】 『 Re:Re: 積み重ね 』吉田 昌史 (理科)

石を毎日積み重ねたら30年後
10950個             →何に使いますか!?

100円を毎日貯金したら30年後
1095000円          →何に使いますか!?

英単語を毎日10単語覚えたら3年後   
10950単語           →受験に必要な英単語以上ですね!?

YouTubeを毎日1時間観たら3年後
1095時間            →他にいろいろなことできそうですね!?

朝学習10分を200日行ったら
2000分(約33時間)     →何かできるようになりそうですね!?

50分×6限分を300日行ったら
90000分(1500時間)   →いろいろできるようになりますね!?

500円毎日コンビ二で使い30年たったら
5475000円          →良い車買えましたね・・・

 積み重ねることをいろいろ考えてみたら積み重ねの大事さに気づきました。
これからいろいろと積み重ねて生きたいと思います。

2017年11月23日 (木)

【第505回】 「将来に繋がる日常生活」Y. M. (地歴・公民)

 11月4日、第96回全国高校サッカー選手権大会石川県大会決勝が行われました。得点をすることもできず、失点もされることなく、試合時間残り2分となり、先制点を奪われました。
 相手チームの実力、残された時間を考えると追いつくのは難しい状況でした。アディショナルタイム2分も加えられましたが残り30秒もない状況で選手は諦めることなく同点を信じて得点を奪いに行き、同点にすることができました。残念ながら延長戦の後半に失点をして全国選手権初出場の夢は絶たれました。前回大会は、準決勝でPK戦までもつれ込み、決めれば勝ちのところから敗れ、相手チームは全国大会初出場を決めました。
 試合に敗れて、いつも頭をよぎるのが高校時代の恩師の言葉です。「やるべきことをやっていないから勝てない」試合を振り返ると、やるべきことがやはりできていないのです。やってきたつもり、できると思っていたというプレーになってしまっている。選手に対して、もっと徹底して伝えていかなければならないと改めて指導力不足と感じました。力尽きるまで戦ってくれた3年生に感謝と、これからの将来にこの悔しさを生かしてほしいことと、1、2年生には、来年優勝するために、この悔しさを忘れずに取り組んで欲しいです。
 選手に常日頃から伝えていることがあるのですが、われわれが目指している大観衆での舞台でのベンチワーク(監督の指示)は、伝わらないに等しい。だから、ピッチにいる選手で決断しなければならないことが数多くある。だからこそ、ピッチにいる自分で、自分たちで解決する習慣をつけなければならないと。だからこそ、この敗戦で改めて強く感じたことは、指導者として本当に難しいと感じていることなのですが、教えることも大切にしながらも、その先に自分自身でできるようになる人間(問題解決できる人間)になってもらえるような日常を選手と過ごしていかなければならないと改めて痛感しました。
 最後に、これもある年の年賀状においての恩師の言葉ですが「悔しいが行動の原動力」を胸に秘め、来年こそは全国大会出場を決めます。

2017年11月16日 (木)

【第504回】 「一人ではない」Y. H. (数学)

 今年度、私は3年11組にクラス担任をさせてもらっています。3年11組は特別進学クラスです。生徒たちは、自らの夢の実現のため、まずは大学へ進学することを目標に、日々勉学に励んでいます。
 センター試験まで、残り2ヶ月をきり、3年11組の生徒の顔には不安な思いが表れてくるようになりました。しかし、その思いは、誰もが思うことではないのかと、私は思います。全国の高校生は、誰もが初めて大学受験という体験をするからです。そうは言っても、不安が和らぐわけではありません。その不安を取り除くのではなく、上手く付き合っていかなければならないと思います。その上手く付き合うことの一つの手段に、準備をするということがあると思います。準備=勉強となるとは思いますが、それだけではないと思います。例えば、時間をどのように使っていくのか、を考えて直してはどうでしょうか(考えすぎには注意!)。どの教科をどれだけの時間をかけてやるのかを考えることが、次へのステップになると思います。
 もう一つ、不安と上手く付き合うことの手段として、「一人ではない」と思うことが大切なように感じます。試験を受けるのはもちろん、自分です。しかし、家には家族がいて、学校には先生、そしてライバルだけれども友人がいます。その全ての人が、みんなのことを応援しているし、協力しようとしていることを忘れないでほしいと思います。
 私自身も、受験生のとき、家族、先生方、友人に支えられました。今年度は、3年11組の受験生一人ひとりの支えになれるよう、日々取り組んでいきたいと思います。

2017年11月 9日 (木)

【第503回】 国 際 交 流Y. H. (英語)

 昨年、遊学館高校はフランス・ナンシー市のノートルダム・サン=シジスベール校と姉妹校提携を結びました。それを皮切りに国際交流化をはかる活動が盛んに行われるようになり、その1つ目としてケニアから留学生のJ君を迎えました。2つ目にはアメリカ出身のM氏がALTとして赴任し、3つ目にはアメリカ・フロリダ州から留学生のHさんを迎え入れ、校内では英語が飛び交う光景が見うけられるようになりました。

 今回はケニア出身のJ君の話をしたいと思います。彼は遊学館高校・男子駅伝競走部を強化するために迎え入れられた新入生です。県外の高校では留学生選手がいるのを何度か目にしましたが、実際本校ではそのような選手を受け入れるとは思っていませんでしたが、今年5月ついに現実となり本当に驚きでした。そしてなんと、私がその留学生の担任に任命されたのです。好奇心と大きな不安でいっぱいでしたが、その日がくることがとても楽しみでもありました。

 今年の5月ゴールデンウィーク明けに関西国際空港まで彼を迎えに行ってきました。到着予定時間になっても、到着ロビーに現れないJ君、二人の監督と私はとても不安になりソワソワしていました。ようやく1時間半遅れで現れたJ君は想像していた以上に細くて華奢な少年でした。ちょっとはにかんだ笑顔からのぞく白い歯がとても印象的でした。

 日本に来てようやく6ヶ月が過ぎましたが、彼にとって学校での生活は想像以上に大変だったと思います。言語・文化・生活習慣など全てが、母国ケニアとは異なりフラストレーションがたまる生活を送ってきたと思います。そのような状況の中で少しずつですが、日本語が理解できるようなっており、時々はっきりとした日本語で答えてくれると、とても嬉しくなります。また、1人での行動範囲も広くなり生活環境にも慣れてきている様子です。
 ともあれ、彼はまだ高校1年生です。ケニアから誰も知合いがいない日本に留学する心境は計り知れません。彼はとてもシャイな少年で、クラスの中に打ち解けるのも時間がかかっていますが、焦らずに見守っていこうと思います。J君の存在自体が10組の生徒に大きな影響を及ぼしているのは確かです。このことを通して、両者が国際交流の意義を理解して、もっと世界に羽ばたいて、世界から日本を、また日本からケニアを見る大切さを分かち合ってほしいと思います。

 先日、全国高等学校駅伝競走大会石川県予選会があり、初めてJ君の走る姿を見ることができました。スラリと伸びた長い脚、ケニア人ならではのあのスタイルはとてもかっこよく、頼もしい姿でした。石川県予選会を突破し、次は全国大会の舞台である京都・・・・いざ、出陣。

 J君が自分の夢を日本で実現できるように、応援し続けていきたいと思っています。

291109

2017年11月 2日 (木)

【第502回】 祖母の33回忌から山本 雅弘 (保健体育)

先月、29日私の祖母の33回忌の法事がありました。
祖母は旧姓木谷好子で大正11年に金城女学校を卒業した14回生です。
卒業後、小学校の教師として働きながら結婚し、私の父親を含む5男・2女の子宝に恵まれ、明治・大正・昭和の時代をたくましく生きた方でした。
私が小学生の時、通知表を祖母に報告する儀式?があり、成績が良くても、悪くても必ず祖母の恩師である加藤せむ先生の名前から始まります。
「せむ先生は・・・・とおっしゃっていました・・・」
まったく面識のない「せむ先生」の名前が私の小学生の思い出として強く残っていました。
祖母にとって「せむ先生」は想像以上の存在だったことを感じさせられました。
そして現在、私が金城学園に勤めていることが不思議な縁として感じさせられます。
遊学館高校が野球部を創部するあたり、たまたま私が監督の候補に挙がったことからです。
金城学園に勤め始めたのが17年前、その時祖母の墓前で「金城学園で働きます・・力を貸して下さい」とお願いもしました。
その結果、甲子園に何回も出場する結果につながったようにも思います。
勝負事には勝ち負けがつきものですが、「人と人の縁」「野球の神様」「つき」など、目に見えないけど大事にしなければいけないものがたくさんあると思います。
これからもいろんな流れに逆らうことなく生きていきたいと思います。