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2013年4月25日 (木)

【第276回】 「心の居場所」Te. Y. (英語)

4月も終わりに近づき、一年生の皆さんも遊学館での生活に少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。
「すみません、購買ってどこですか?」
「○○教室はどこにあるんでしょうか?」
そんな初々しい質問が、先週まで校舎のあちらこちらから聞こえていました。
後輩にやさしく教える二、三年生の姿を目にし、頼もしい先輩になったものだと嬉しくなりました。
「高校って楽しい!」
そう言って、きゃっきゃっと笑い合う一年生を見ると、こちらまで幸せな気持ちになります。

今年の春に遊学館を卒業し、社会人や大学生になられた皆さんも、新しい生活を楽しんでいますか?
それとも、慣れない仕事やこれまでとは違う忙しさに追われ、辛い思いや寂しい思いをしているでしょうか。
きっと同じように悩んでいる同級生たちもいるでしょう。辛い時は一緒に卒業した仲間に思いを馳せ、
「みんなも頑張っているんだから、私も!」
と、自分を励ましてください。

学校にいると、卒業していった生徒たちのことをふと思い出します。
「県外の大学へ進んだ彼は元気にしているかな。」
「彼女はちゃんと自炊してご飯を食べているかしら。」
「朝は遅刻せずに仕事に行っているかな。」

4月は環境が変わり、ストレスが溜まりやすい月だそうです。
新しい環境は慣れるまでが大変ですが、自然と体も心も順応していくはずです。
時間はかかるかもしれませんが、きっと大丈夫。
ゴールデンウィーク明けにやってくる五月病に負けないよう、皆さん気持ちを強く持って頑張ってくださいね。

卒業生といえば、私の友人に遊学館高校が金城高等学校だった頃の卒業生がいます。
当時リード・バンド部に所属していたという彼女は、
「今でも、定期演奏会のチケットが学校から届くのよ。」
と、嬉しそうに話していました。
彼女のいた、鍵盤ハーモニカやアコーディオンが中心のリード・バンド部は今はもうありませんが、代わりに吹奏楽部(ブラス・バンド)が毎年素晴らしい演奏を聞かせてくれます。

また、姉妹で金城高校出身だという、もうひとりの友人は、
「○○先生はお元気?△△先生は?今度学校に遊びに行くわ!」
と、女子高時代からいらっしゃる先生方の近況を尋ねてきます。
昔の思い出話をする彼女の瞳は、高校生のようにキラキラしています。

いくつになっても、母校は心の居場所。
皆さんも、遊学館高校で素敵な思い出をたくさん作ってください。

2013年4月18日 (木)

【第275回】 『さくら』土谷 悠成 (地歴・公民)

 4月5日(金)、遊学館高校の桜が満開ではありませんが、見ごろを迎えておりました。
しかし、天気予報で、6日・7日の土日は全国的に大荒れの天気になるとのことで、「桜の花も散ってしまうな」と、少々残念な気持ちになりました。

 4月8日(月)、私の想像とは違い、犀川沿いや金沢城周辺、そして遊学館高校の桜はまだまだ力強く咲いておりました。
その日の夜にニュース番組で知ったのですが、桜は満開になるまでは散りにくいそうです。

 4月8日は遊学館高校において、平成25年度の入学式が執り行われました。
今年度は468人の新入生を迎え、その姿は、風雨にも耐え抜いた桜のような力強さ、そして、輝きが感じられました。

 新入生の皆さん。これから歩んでいく高校生活は、楽しいことばかりではないでしょう。多くの悩みや苦しみも、経験していくことになるでしょう。
しかし、その苦難を乗り越え、『遊学』の精神に則り、各方面・各分野において、さくらのような、満開の花を咲かせていきましょう。

 最後に、私が共感した言葉を載せておきます。

「種が芽吹くには土を跳ね返す力が必要である。土は種にとって相当な圧力となるが、土がなければ種は成長できない。」
  『諸葛孔明 人間力を伸ばす7つの教え(中国ビジネス思想の源流を知る)』(著者:姚磊)より

2013年4月11日 (木)

【第274回】 新しい気持ちで頑張りましょう。T. H. (数学)

 新入生の皆様、入学おめでとうございます。中学校と違って学校から遠く、通学だけでも時間がかかる生徒も多いと思います。部活動をする生徒はもっと大変です。環境も変わります。充実した毎日を送るために、早く高校生活に慣れてください。「克己心身を錬れ」といったところでしょうか。

 2、3年生の生徒は高校生活自体には慣れていると思います。しかし毎日の生活は充実していますか。緊張感は欠けていませんか。目標を持って毎日を送っていますか。易きに流れマンネリ化すれば、得るものは少なくなります。この機会によく反省をしてみてください。

 私は今年、3年生の指導に本格的に参入します。1年生から継続して指導してきた生徒が入試を迎えます。生徒と同様に、私も不安と期待が交錯しています。でもここまできたら、生徒と自分を信じで「やるしかない!」 一人でも多くの生徒が目標を達成することができるように、生徒とともに頑張りたいと思います。
 毎日の努力の継続は人間を変革します。充実した生活が送れれば、困難なことに対応できる自信が湧いてきます。お互いに高い目標を持って、逞しい人間になることを目指しましょう。