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2012年5月 5日 (土)

Vol.15 夢とは与えられるものでなく、自らつくり出すもの松田 淳 (地歴・公民)

政府の2012年版「子ども・若者白書」原案では、15~29歳の8割以上が将来の仕事、収入、老後の年金に不安を抱えている。未来に夢持てぬ若者の現実 を反映か。しかしこの国の過去を見れば、困難な時代こそ若者たちはたくましく生き抜き、また日々の生活の中でささやかな幸せを感じ、精一杯生きてきた。

 どんな時代でも夢とは与えられるものでなく、自らがつくり出すもの。未来を嘆いていても自らの力がすくむだけ。これからの経済や生活は“量”でな く“質”を求め、高める時代。ならばその中で若者が「本物」をめざそうと力強い生き方を夢とするならば、必ずこの国の未来は変わる。若者は逆境の中でこそ 強く生きる。

 子どもの日。青空になびく鯉のぼりを見上げながら、未来に向かってたくましく泳ぐ力こそ夢をつくる原点だと、励ましたい気持ちでいっぱいになった。


 中高生たちよ、前向きに元気よく。夢はいつか見つかる。