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2009年4月29日 (水)

【第84回】 意義ある活動小坂 英洋 (情報)

 今年度から生徒会とインターアクトクラブ、応援部の顧問をしています。今回は、インターアクトクラブの活動について紹介したいと思います。

 インターアクトクラブは、高校3年間に在学中の生徒たちのために、地元のロータリークラブが発起後援している国際理解と社会奉仕を目標としたクラブです。我が遊学館高等学校インターアクトクラブは、昭和61年6月に金沢ロータリークラブによって提唱された、金沢市でも歴史のあるクラブです。

 先日、1年生の新入部員を迎え、新年度最初の活動として、犀川河川敷の清掃活動に出かけました。肌寒い風の吹く中、好天に恵まれ、楽しく活動できました。この活動で感じたことは、犀川までの街中にはほとんどゴミが落ちていないことでした。河川敷には川の流れに運ばれたゴミが多少あるものの、全体としてはきれいでした。

 生徒たちは熱心にゴミを拾い集め、ゴミ袋3つが1時間程度でいっぱいになりました。

 この活動は、天気の許す限り、毎週続けていこうと思っています。また、6月には金沢市の他のインターアクトクラブと共同で、クリーンキャンペーンを行い、金沢市中のゴミ拾いを行います。

 また、一昨年度には3月にオーストラリアへ国際交流研修に出かけ、現地のロータリークラブならびに高校生との交流を行いました。国際交流事業は、毎年行われている行事です。

 このように、遊学館高等学校インターアクトクラブは、地道ではありますが、活動を続けています。私もこの伝統あるインターアクトクラブの顧問として、生徒とともに活動を守り続けたいと思っています。

2009年4月22日 (水)

【第83回】外へ出よう。ボールを蹴ろう!K. R. (地歴・公民)

 皆さん。人間の神経発達、特に運動神経の発達はなんと6歳までに大人の約90%にまで達するということをご存知ですか?

 そして、6歳から10歳くらいの年代に様々な運動、走る・跳ぶ・転がる、そして蹴るこういった動きを経験することが子供の発達にものすごく重要だそうです。

 今年度から金城幼稚園で週1回「サッカー教室」を開催することになりました。園児がお友達と一緒になって大きな声を出しながらボールを蹴り、体を動かす中で、「体を動かすって楽しい!ボールを蹴るっておもしろい!パスがつながるって嬉しい!」と感じてもらえるようなひと時にしたいと考えています。

テーマは…
 (1)動き作り系(走る・跳ぶ・投げる・転がる・蹴る)
           で超一流の運動神経?を目指します(笑)
 (2)おにごっこ系(こどもたちの「遊び」の原点)
 (3)ボールフィーリング系(ボールは友達、当たっても痛くない、楽しく大きく)
 (4)ゲーム系(男の子はこれが楽しみかな?女の子も頑張って)

 この4つのテーマをベースに「楽しい・面白い・嬉しい」が目標です。
 金城幼稚園のお友達のみんな、お楽しみに!

2009年4月 8日 (水)

【第82回】君のハートに金メダルを尾谷 力 (地歴・公民)

 先日帰宅すると、五歳になる娘の様子がなんだかおかしい。いつもはわけもなくはしゃぐ子なのになんとなく元気がない。

 妻の顔を見て、「どうしたの、何かあったの?」と声に出すことなく聞いてみた。妻も私の言いたいことが分かったらしく、そっと「後でね」とのこと。

 しかし、その直後原因が分かりました。娘が『私、縄跳びきらい』と半分泣きそうな顔で話しかけてきたのです。

 娘:『○○君は14回も跳べる』
 私:『佳保(娘の名前)は何回跳んだの?』
 娘:『…』(また泣きそうな顔)
 妻:『また練習しようね』
 娘:『何回やってもできんもん。もうせん、絶対せん』(逆に怒った顔)
 私:『もう一回だけ、パパに見せて』
 娘:『エ~』(しぶしぶ縄跳びの準備を始める)

 その後、妻が説明してくれました。
 この間から幼稚園で縄跳びの練習が始まったこと。娘曰く、何回練習しても2回しかとべないこと。クラスのお友達は多い子では10回をこえて跳べ、○○ちゃん(うちの子の仲良し=ライバル?)も6回跳べること。跳んだ回数によって先生にシールを貼ってもらう競争をしていること(うちの子のシール1つ。つまりなんとか1回は跳べただけのシールしか持っていない)。

 娘は準備が終わって私達が見ているかどうかの確認もなく猛然と縄跳びを始めました。嫌だと言いながらやはり悔しいのでしょう。しかしその様子は「ドタバタ、ドタバタ」。
なんとか跳ぼうと頑張っているんだけど、素人の私が見てもちょっと回数を跳ぶのは難しい感じです。妻も困った様子で『どうしたらいい?ちょっと見てやって』と言っています。

 その日から、娘と私の特訓の日々が始まりました。

 数日後、『パパ、見て見て!』と娘が飛んできました。娘の胸には誇らしく先生お手製の金メダルがかかっています。裏側には114回と縄跳びを跳んだ回数と今日の日付が記されています。スタートの凹みが大きかった分喜びも大きいのでしょう。金メダルをいつまでも離しませんでした。

 私達両親としては、今回の経験をこれからの彼女の人生に活かしてほしいです。

 と親ばかはさておいて、

 今回もまた娘に教えられました。大切なことは諦めないこと。卒業生を送り出した後また新しい年度が始まります。

 今年は、授業も部活動も…。いや、今年こそは…かな。
 今年こそ、「やればできる」、そんな経験をクラスの生徒や部員達と共にしたいな。

 少しだけ暖かくなった三月の風に吹かれながらそんなことを考えたある日のことでした。

2009年4月 1日 (水)

【第81回】卒業H. J. (英語)

1年前の4月。3年6組。

「43人で始まったクラスを、43人で卒業させたい」

そう言って始まったクラスでした。

高校に入って高校を卒業する。
当たり前のことかもしれませんが勉強が苦手、スポーツが苦手、人付き合いが苦手、それでも親御さんの多大なる支援を受け、やっとの思いでがんばって学校に来ている生Viewimg0_2 徒もたくさんいることでしょう。43人43色、色々な生徒がいる中で親御さんの多大なるご理解とご協力によって支えられながらみんなそろって卒業するということは、実は大変なことなんだと思います。

誰かと比較してではなく、とにかく自分なりに努力をして卒業して巣立ってほしいというのが担任としての正直な思いです。もっと正直なことを言うと、巣立っていくのが寂しいという思いもありますが・・・

毎朝顔を合わせて掃除の時間などには取りとめのない話をして遠足では一緒にバーベキューを焼いて食べ体育祭では一緒に買出しに行き 同じTシャツ着て 優勝までしちゃって学園祭では「ひらたこ」なんてうれしい名前で「たこせん」を売ってくれて球技大会でも授業で見せないくらいの(?)イキイキした顔見せてくれて気づけばみんなの写真、1000枚以上撮ってました(笑)

1年間早かったです。
3年6組の担任として、多くのものを得ることができました。みんなとの思い出はもちろん、ことあるごとにもらったみんなからの色紙やプレゼントは一生大切にするでしょう。

3月2日。
43人で始まったクラスは願いどおり43人で卒業していきました。みんな 卒業おめでとう。そして ありがとう。

この文章が読まれるころにはもう新しい学年に向けて準備しているころでしょう。『去年はいいクラスだったなぁ』は、すでに禁句です。

今年のクラスのみんなにも『本当にいいクラスだった』って思ってもらえるように、自分自身がしっかりとがんばっていきたいと思います。卒業していったみんなも新しい世界でがんばっているはずです。自分もがんばらないわけにはいきません。

卒業していったみんな!
校舎も新しくなったし、この文章もまだ慣れない新しい職員室で作成してるんだけど、すごくきれいな校舎でびっくりするよ!またいつでも遊びにおいで!!

みんなのちょっぴり成長した姿を見られるのが、とても楽しみです。

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