【第783回】「Food and Wellness」藤川 洋子 (英語)
皆さんの好きな食べ物は何ですか。
私たちの体は食べたものでできていて、健康と密接に結びついています。
つまり、食べるものを選べば体が健やかになります。また、体調が整えば自然と心も穏やかになります。
5月も中盤に入りましたが、人によっては連休明けや、新しい環境に対してのストレスによる疲れや不調が起こりやすい時期ですね。
今回は、そういった初夏の疲れと不調を予防する食事のポイントを紹介します。
① ビタミンやミネラルが多く含まれた食材を摂る;
柑橘類・キウイフルーツ・アボカドなどの果物や、ブロッコリー・トマト・小松菜など、ミネラルが豊富な野菜はストレスの耐性や、免疫力を上げてくれます。
② 心地よい睡眠を促す食材を摂る;
精神を安定させるセロトニン(幸せホルモン)を分泌しやすい栄養素を多く含む、大豆食品、乳製品、卵、鶏肉、お米などは積極的に摂ると睡眠の質を上げ、心が落ち着きやすいと言われています。
③ 水分の代謝を良くする食材を摂る;
梅雨に向かい気候が不安定になると、体が余分な水分を溜め込んでしまい体が重く感じやすい人もいます。緑豆もやし、枝豆、スイカやキュウリなどウリ科の野菜は、体の水はけを促して体にこもった熱を下げ、だるさを取り除いてくれます。
人それぞれその時の体調に応じて、食べるものを少しずつ意識すると、より健やかに日々を過ごすことができます。
個人的にこれからの季節におすすめなのが、蜂蜜・レモン汁・生姜をお湯に入れて飲むことです。
発汗作用のある生姜で体の湿気を取り、蜂蜜で胃腸の調子を整え、レモンで消化不良と喉の渇きを改善します。
美味しく健康を手に入れて、元気に夏を迎えましょう!