【第649回】 「今までで一番長い2学期」Y. M. (地歴・公民)
教員生活24年目を迎え、今までで一番長い2学期を過ごしています。8月20日に2学期の始業式が朝礼時にあり、さっそく1限目から授業が始まりました。ちなみに終業式は12月24日を予定しています。いつもなら夏休み期間に授業がスタートし、いつもなら冬休みに入っているのに授業をしている。長いなと感じるのは私だけでしょうか?それに加えて学園祭などの学校行事も自粛となると、さらに長く感じます。何事もしなければならないことはあり、それを実行することは我々大人も生徒も十分理解していると思います。しかし、生活にメリハリがないとなるとなかなか前向きな気持ちで取り組むのは難しいのではないかと思います。自分自身でどのようにメリハリをつけていくかが大切になると思います。
1日のメリハリ
1週間のメリハリ
1カ月のメリハリ
1年のメリハリ
依然終息が見えないコロナウィルスの感染予防をしながらも、我々は未来に向かって生きていかなければなりません。時間は前には進みますが、大切なのは私たちの頭も心も同じように前に進めることです。
メリハリ、生きがい、楽しいことなどの言葉を頭にも心にも言い聞かせ、前へ向くために5月までの休校期間も含めていろいろなことを考えてきました。テレビでよく聞こえる“先の見えない状況”という言葉が未来へのエネルギーを奪っていきます。
1年後のことは、私はなかなかイメージできません。しかし、前に進んでいくことを信じていくしかありません。半年後でさえも不安を感じます。1カ月後に向けてもなかなかイメージできません。
まず1週間を、何より今日1日をどう過ごしていこうかを考えてきました。見えない未来を見ようとして不安になるのではなく、見えるところを確実に一歩一歩前に進んでいくことにしました。そうなると日々の何気ない楽しいことを探す日々へと変わってきました。最近さぼりがちな仕事終わりのウォーキングは、運動不足と感染リスクを避けるように始めましたが、いろいろなルートを歩くことで新しい景色が発見でき、いつもわくわくしています。歩きながら日常を振り返ると落ち着いて自分を見ることができます。
最近は音楽を聴きながら朝は洗濯、夕食後は食器洗いも楽しみの一つです。
生徒も大会や催し事の中止などでつらい思いをしているかと思いますが、何とかできることは何が何でも実行すればいいかと思いますが、変えられないものは受け入れてその中でできることを精一杯やるしかありません。
これまでの当たり前が当たり前でなくなったなりに、前へ進むことが大切です。
このように、日常が変わるということは、失うこともあるかもしれませんが新たな発見も沢山あります。
その気持ちを忘れずにストレスを少しでも和らげられるような日常をこの2学期では、つくっていきたいと思います。
みなさんも自分自身で充実した日常をつくってみてはどうでしょうか?