【第544回】 新アイテム登場!T. Y. (英語)
「おおー、すごーい!」
スイッチを入れるとみんなの興味しんしんの目が輝きました。そうです、2学期から全教室に配置されたプロジェクター。待ちに待っていたものがついに使えるようになりました。私、板書が大の苦手。パソコンで作った資料を黒板に投影できれば板書にかかる時間をもっと有効に使えるし、重たいプロジェクターとパソコンを持ち歩かなくてもいいし、英語の音声データも簡単に聞かせてあげられるし、いいことがたくさんあるのです。
「これ、先生が作ったん?すごいじー。」
何人かの生徒から授業に使ったパワーポイントをほめてもらいました。実は見かけによらずパソコンは得意なのです。「なんで先生になったんですか?」と、これまで何人もの生徒に聞かれましたが、大学生の頃「教員」は一番なりたくない職業でした。就職活動していくつか面接に落ちて、たまたま入れた会社がコンピューターソフトを開発する会社だったのです。パソコンの電源の入れ方もわからないまま入社してプログラマーをやっていました。決してやりたくて始めた仕事ではなかったのですが、パソコンやインターネットが身近になったこの時代、コンピューターの会社に入れて幸運だったなあと思います。そして今、あんなになりたくなかった教員という仕事が楽しくて、パソコン技能を活かして仕事ができるなんて、人生何がどうなるかわかりませんね。高校生のみなさん、今やりたいことがない人もとりあえず目の前にあることにどんどん挑戦してください。そのときは興味がなかったり役に立ちそうもなかったりするかもしれませんが、世の中もどんどん変わります。きっとそのあとの人生に無駄になることはありませんよ!
せっかく入ったプロジェクター、どのように英語の授業に活かしていけるのかまだまだ手探り状態ですが、いろいろな使い方を考えてもっと英語に興味を持つ生徒が増えるように工夫してみたいと思います。