7月末に、永平寺に行って来ました。一泊二日の参籠(さんろう)です。永平寺に宿泊し、禅寺の修行生活に触れることにより、各々の信仰を深めることを目的としたものです。姉に誘われて、甥っ子と三人で行きました。
永平寺は今から約770年前に、道元禅師によって開かれた座禅修行の道場です。厳しそうなイメージがあり、はじめは緊張しましたが、終わってみれば、何とも、すがすがしい体験でした。
一日目16時までに上山(到着)し、説明を聴き、入浴。17時30分に薬石(夕食)。参籠研修では、食事は大切な修行で、偈文を唱え、食事に感謝しわが身の行いを反省していただきます。おいしい精進料理です。しかし、私語は厳禁!必ず器を持って食べるなど、高級レストランでも、こんなに緊張はしないでしょう、と思いました。この食事で、私が一番印象に残ったのが、「私はこの食事をいただくに値する人間か?」という教えでした。ご飯を食べる時に、考えたこともないことでした。皆さんはどうですか?
18時50分から座禅・法話・映画です。初めての座禅です。20分ほどですが、自分の煩悩の多さにあきれながら、鈴虫の鳴き声に聞き入りました。法話は、良いお話でした。なるほどと思った教えは「霧の中を歩けば、覚えざるまに、衣しみる。良き人にちかづけば、覚えざるまに、良き人になりけり」意味はそのままなのですが、霧の中を歩いていれば、知らず知らずに着ているものが湿る。それと同じに、良い人の側にいれば、知らず知らずに良い人になっている。と言うことです。良き人を良き環境と置き換えることも出来ます。家庭・学校・職場、私は良い環境に居るだろうか?また、良き人となっているだろうか?答えは、見つかりません。21時開枕(消灯)早いけど、床につきました。
二日目4時30分起床(この日は、休日?で、一時間遅い起床でした)5時朝課。法堂で朝の読経が始まり、見学をします。修行僧の一糸乱れぬ動きと読経は圧巻です。その後、諸堂の案内。歴史のある建物は、見応えがあり、案内するお坊さんは、さわやかなイケ面でした。7時小食(朝食)やはり、修行でした。その後下山(出発)。
いろいろ、思うことのあった永平寺でしたが、毎日の暑さを理由に怠惰に過ごしてしまう私です。良き人を探して、良い夏休みにしたいと思います。暑い日が続きますが、みなさんも、元気に良き人になって下さい。
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「『資格』と聞いて、思い浮かぶものは?」
英語検定、漢字検定、簿記検定、
ほかにも、保育士、医療事務、調理師、理容師、看護師など。
「資格って、持ってなきゃいけないの?」
保育士になりたいなら保育士の資格が、経理の仕事をしたいなら簿記の資格が必要です。
仕事に直結しなくても、英検2級と履歴書に書いてあれば、就職の際有利な場合もあります。
将来、履歴書の資格の欄に、何も書くことがないのは寂しいですよね。
私はこの夏、「学校図書館司書教諭」の資格取得を目指し、勉強しています。
7月に放送大学から教材が届きました。
300ページほどの厚い教科書が5冊も!
そして、7月22日にはテレビやラジオ授業がスタート。
ところが、3日目には遅れが出始めました。
仕事や家事、育児にプラスして、毎日5時間の勉強は正直きついです。
それが15日間も続くなんて、恐ろしい。
でも、頑張るぞ!
「お母さん、夕飯いつ作るん?」と、息子に急かされ、
「テレビの授業つまらんし、アニメ見せてや!」と、娘に文句を言われ、
「受講料6万円の元は取れるんやろうな。」
と、主人に責められながらも、まもなく締め切りのレポート作成に追われています。
教える立場から教わる立場になり、気づいたこともあります。
先生がただテキストを読んでいくだけの授業もあれば、
優れた学校図書館の取り組みをビデオで特集した、わかりやすい授業もあります。
「こんな授業は退屈だな。」とか「こういう活動はメリハリがあっていいな。」と、
自分の授業を見つめなおす良い機会になりました。
遊学館高校にも、資格取得を目指して頑張っている生徒たちがいます。
英語検定に挑戦するも、「合格まで、あと1点足りませんでした~!」と、悔しさを報告に来る2年生や、
「絶対、柔道整復師の資格をとります!」と、将来スポーツトレーナーを目指している3年生もいます。
皆さんも、自分磨きのひとつだと思って、将来の自分への投資として
この夏何かに取り組んでみませんか?
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