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2019年10月24日 (木)

【第600回】「何も始まらない」五嶋 祐佳 (地歴公民)

「私があなたたちにしてあげられることはなんだろう?」
と考えさせられる場面がよくあります。クラスでも授業でも生徒会でも・・・。
どれだけ考えても出てくる答えは、“あなたたちをサポートする”しかありません。

例えば、「テストで良い結果を残したい」と言われたとしましょう。
先生である私ができることはなんですか?そうです。教えることです。
教えるというサポートであって、実際のテストで問題を解いてあげることではありません。
では、考えてみてください。「テストで良い結果を残したい」と言うあなたはなにをしますか?
努力 ですね。自分の思い通りにするために、努力しなくてはいけません。

具体的に、授業でノートの取り方を工夫する、質問を積極的にする、勉強時間を確保するなど・・・。
行動 で示さないといけませんね。ただ、口で言っているだけでは何も始まりません。

私も行動で示さないと何も始まりません。
サポートという形で、あなたたちにアプローチしないと何も始まりません。
私の発言で、あなたたちの考えの中に少しでも入ることができれば、何か変わるかも。
なんていう期待を持ちながら、お話しているのですよ?
自分の周りで話をしてくれる人が何を伝えたいのかを考えて聞いてもいいかもしれないね。

さて、生徒会が掲げた「変化」というスローガンがありますね!
それも同じです。努力を行動で示さないと変わることなんてできませんから。
変わらなきゃ何も始まりません。
先生もみんなに負けないように、より成長していきますよ!

最後に私の好きな言葉を載せておきます。
"Nothing is impossible, the word itself says 'I'm possible'!"
                 - Audrey Hepburn

2018年6月 7日 (木)

【第532回】 「今の自分にできること」五嶋 祐佳 (地歴公民)

「今の自分にできることはなんだろう?」
 このような質問をされたとき、あなたは何と答えますか?すぐに答えられますか?この質問に答えることができる人は、自分自身を把握している人です。どんな目標・希望があるのか、自分はどんな人間になりたいのか、自分に足りていないのは何か、など少しでも自分を把握している人。
 自分自身を把握するためには、客観的に自分を見つめなければいけません。これを聞いて、「客観的に見るとか無理!」と思う人もいるでしょう。しかし、高校生は“青年期”という段階に属しているため、自己そのものに対する関心が高まり、自然と自分を客観視している瞬間があるのです。例えば、自分自身を客観的に見つめ、他者と比べて劣っていると感じる劣等感(コンプレックス)だ。
 「羨ましい」「妬ましい」という感情を抱いたことのある人は、自分を客観視できている証拠です。「こんな気持ちになりたくない!」と思う人もいるだろうが、私は悪い感情ではないと思う。問題は、その感情を抱いてしまった後に自分がどのような行動を取るか。
「われわれが努力するのは、劣っていると感ずるからである。」
 劣等感を克服しようとする力が、人間を成長させる原動力となる。劣等感から今の自分にできることは何か、と答えを探してみるのもひとつの手である。
 では、話を最初に戻しましょう!「今の自分にできることはなんだろう?」
 今の私にできることは何か。それは、「言い続けること」だ。
 生まれた環境、育った環境が違うため、その人の意識を変えようとすることは非常に困難である。しかし、私が言うことで“そうしなければいけない環境”をつくってあげることはできる。この環境が自分のものになれば、意識の変化にもつながるだろう。
 という、「期待」を込めて毎日毎日、小言を言うわけです。(笑)ですから、この先生ブログでも、思ったことや気づいたことを書いてみました。この毎日の小言が自分たちの意識改革につながれば幸いです!これをきっかけに考えてみてください。今の自分にできることってなんだろう?って。

300606

2017年1月 5日 (木)

【第459回】 『いつもありがとう』五嶋 祐佳 (地歴公民)

明けましておめでとうございます。
お正月は実家である名古屋で過ごしているのですが、とても天気が良く暖かいです。

私は去年の3月から一人暮らしを始めました。
日々の生活の中で、改めて親のありがたみを感じています。
お腹が空けばご飯が出てくる。
洗濯機に服を入れたら畳まれて返ってくる。
なぜかゴミ箱からゴミが消えている。
このような現象は、一人で暮らしていたら起きません(笑)

よく寮の生徒が「お母さんのご飯が食べたい」と言っています。
また4月に2年生のクラスで自分のプロフィールを作成してもらった時には、
“好きな食べ物:お母さんが作るカレー”と書いてありました。
共感とともに感動もしました。

私は大学4年生から料理教室に通い始めたおかげで、料理もなんとか・・・。
料理なんて慣れだ。と勝手に思い込んでいましたがしっかり習ってみると違いますね。
いつも作ってもらっているので恩返しのつもりで、夜ご飯やクリスマスケーキを作ってみました。

290105 

「おいしい」「作ってくれてありがとう」と食べてくれたのでうれしかったです。
「あれ?自分、そんなこと言ったことあるかな・・・」とふと思いました。
「おいしい」「ありがとう」なんて、近くにいるほど照れくさくて言えないですよね。
しかし、言葉にしないと伝わりませんね。何を伝えるにしても“言葉”必要です。
メールやLINEで送るのが簡単かもしれませんが、たまには面と向かって伝えてみるのもいいかもしれない!
帰る前にはしっかり感謝の気持ちを伝えよう!!

2017年も周りの人への感謝は忘れないように、言葉にして伝えていきたいと思います。
「いつもありがとう。」