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2023年2月 2日 (木)

【第768回】「ブルーロック」A. H. (理科)土谷 悠成 (地歴・公民)

 私事ですが、最近、『ブルーロック』というサッカー漫画を読み始めました。まだ15巻までしか買っておりませんが、2023年1月現在、22巻まで発売されております。楽しみは小分けにして、長く楽しみたい性分なので手間はかかりますが間をあけながら購入していくつもりです。
 とにかく面白いです。スポーツ漫画を購入していこうと思ったのは『スラムダンク』以来です。このブログで漫画の内容に触れてしまうのは色々と問題がありそうですが、登場人物の1人が言った言葉がとても印象に残りました。
  「武器をもてストライカーよ!!」
  「己だけの武器を」
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      ・
  「見極めろ!!思考しろ!!その肉体と脳でお前に何が出来るのかを!!」

 私はサッカーをしておりませんのでストライカーになるための武器は必要ありませんが、人生を歩むにあたって「自分に出来ること。それを実現するための自分の武器」は何があるだろうか・・・・と考えさせられました。
 皆さんはお持ちですか?「自分に出来ることを実現するための武器」を?

2013年11月15日 (金)

【第306回】 高校3年間で頑張ったことA. H. (理科)

 学校には日々多くの方が来校されます。私は進路の就職担当ですので応対することが多く、そのときに運動部についての話題になることがよくあります。主に大会や生徒の挨拶についての話題ですが、それらを通して遊学館高校によい印象を持たれているようです。また、県外の企業に電話をした際にも遊学館を知ってくださっている方もおり、このようなことからも遊学館の生徒は頑張っていることに気づかされます。

 さて、遊学館高校の今年の就職状況ですが、今年は去年と比べても芳しくありません。特に部活動をしていない生徒が苦戦しています。理由はいくつも考えられますが、その一つが面接官に伝えたいことがない(少ない)からではないかと、提出書類や面接練習を通して感じます。    面接で聞かれることに「高校3年間で頑張ったことは何ですか。」という質問があります。この質問に「体育祭です。体育祭では…」と答えたとしましょう。このとき、聞き手には“体育祭以外の期間は何をやっているのだろう”という疑問が生まれませんか。もちろん、団長となってリーダーシップを発揮したり、責任感がついたりしたという多くの人が納得することや、仕事に結びつく能力が身についたことをアピールするのであれば大丈夫です。しかし、他には何も伝えることがないから体育祭について話すのであれば、それが面接官に見抜かれているために今の状況があるのではないかと思います。

 遊学館高校での勉強内容は他の学校と比べて難しいものではなく、宿題も多くはありません。だからこそ、勉強をさらに行いクラスで上位になる、部活動でレギュラーになり全国で活躍する、将来を考えて資格をとるなど、自分を向上させるための時間は十分にとることができるはずです。

 目標に向かって頑張っている人はそれが自信となり、表情や姿勢などに表れているように思います。ぜひ、胸を張って頑張ったといえるものができるよう挑戦をしてください。それのがんばったことが核となり、その人の魅力をより高めることになると思います。そんな人が増えたら遊学館はより素晴らしい学校になることができ、多くの企業や学校からぜひ遊学館の生徒が欲しいといわれるようになると思います。部活動はもちろん、それぞれの生徒が輝く遊学館になれるよう、皆でがんばりましょう。

2012年8月23日 (木)

【第243回】 働くということA. H. (理科)

 この夏、野球部を筆頭に多くの部活動が様々な大会で活躍してくれました。私も野球や吹奏楽の活動を見ましたが、多くの拍手や声援を受け、誇りを持って試合や演奏をしているように感じました。選手の皆さんお疲れさまでした。一方、学校では大会に向けた部活動の練習や補習での学力向上、就職試験の準備のために登校し、それぞれの目標に向けて頑張っている生徒の姿が見られます。良い結果を出せるよう、練習を積み重ねている人が報われることを願っています。
 さて、将来ほとんどの人が何らかの仕事に就くと思います。皆さんは働くことについてどのようなイメージを持っているでしょうか。遊学館高校ではアルバイトが禁止となっているので具体的にイメージすることはできず、お金を稼ぐために仕方なくやるものと考えている人もいるかと思います。
 日本国憲法には国民の義務の一つとして勤労の義務が掲げられています。これは働くことができる人は皆働かなければならないということです。働くことを通じて生活の糧となる賃金を得ることの他に、地域社会とのかかわりを持つことが求められていると私自身は解釈しています。現在ニートや生活保護の人が非難されているのは、お金を稼ぐことができないだけではなく、地域への貢献があまりないためではないでしょうか。
 働くことには責任が伴います。そのためしんどいと思うこともありますが、そのぶん関わった人に喜んでもらえることがもっと頑張ろうという励みになります。お金が第一ではなく、やりがいのある仕事によって自分や周りの人に喜びを与え、その対価として賃金をもらうとの考え方のできるような職場で働くことが幸せなことではないかと思います。
 夏休みもあとわずかです。3年生は自分の納得できる進路に進めるように、1・2年生は進路を選択する際に多くの選択肢から選べるように、今できることを精一杯頑張って過ごし、2学期を迎えてほしいと思います。

2011年10月13日 (木)

【第203回】 続けることA. H. (理科)

 季節の移り変わりが急激に起こったようで体調を崩す人が目立っています。しかし、夏から秋に急に変わったわけではなく、夜が涼しくなり、昼間も比較的過ごしやすい日が出始めていました。そして、ある日を境に季節が変わったと認識します。気温以外にも雲の形や虫の鳴き声、咲いている花の種類など自然は次の季節に向かって時を刻んでいますが、街中を毎日歩いていてもほとんどその変化に気づくことはほとんどありません。気温が急激に下がる日などに、いつの間にか季節が変わっていたことに気づかされます。

 先月末に吹奏楽部の定期演奏会がありました。遊学館に入学したときはほとんど楽器が弾けなかった人もいるでしょう。ですが練習を繰り返すことでだんだんと上達していき、すばらしい演奏を披露することが出来たのだと思います。

 遊学生は多くのポテンシャルを秘めており、それが現れているのが遊学館の各部活動だと思います。部活動を続けるのは大変で辛かったりなかなか成果が出なかったりすることもありますが、あきらめずに練習を続けることで以前はできなかったことができるようになり、試合等の結果に結び付いているのではないでしょうか。

 その潜在能力は運動面に限らず、勉強面でも発揮させてほしいと思います。勉強が苦手な人も毎日の授業をきちんと受けることで、はじめはなかなか点数に結びつかなくても次第にいろいろな問題を解くことができるようになるはずです。

 3年生は今入学試験や就職試験の最中です。将来を見据え進路について真剣に考え、合格に向けて試験勉強や面接練習をこつこつと頑張っている人に良い結果がもたらされますように願っています。

2011年3月30日 (水)

【第176回】希望をもってA. H. (理科)

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で亡くなられた多くの方々の
ご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様へ心からお見舞いを申し上げます。

 先日終業式の後に離任式が行われ、何名かの先生方が遊学館をを離れることになり、生徒へ伝えたいことや次の場所での抱負などをそれぞれの言葉で語っておられました。
離任式が終わると生徒が職員室に何人も訪れ、話をしたり写真を撮ったり連絡先を聞いたりしているのを見てこの学校の先生方は生徒に愛されているなと感じました。

 話は変わりますが、東北地方太平洋沖地震では自然の力の強大さを思い知らされました。
日一日と被害の大きさが増していくことに対して心苦しく思い、同時に衣食住が不自由なく暮らしていける自分の暮らしのありがたさを実感しています。
そして原子力発電所の件もそうですが、理科を教える者の一人としてとして科学技術の有用性や面白さだけでなく、危険性や限界についても
これまで以上にしっかりと伝えなければならないと思いました。

 今は過ぎてしまったことを悔いても仕方ありません。
むしろこれからがたいへんな時代になるのではないかと予想されています。
原因の追究と再発防止は大事ですが、離任された先生方が先を見据えているように、被災された方々が手を取り合って助け合っているように、明日への希望を失うことなく今の自分にできる精一杯のことをしていきましょう。