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2014年10月23日 (木)

【第349回】 「伝える」H. Y. (数学)

「あなたが感謝するときはどういうときですか。いくつでも、思いつくだけ挙げて下さい。」

 最近、そんなことを考える機会がありました。
 ふと言われたときに、私が真っ先に思い浮かべたのは、家族や友人の存在でした。そんな周りの人たちに支えられていることを実感したときに、ありがたいなと感謝を感じます。
 人によって、最初に思い浮かべるものは様々だと思います。また、じっくり考えれば、いろいろな感謝の気持ちが出てくるでしょう。

 皆さんが感謝するときはどういうときですか?

 先日、遊学館高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。その演奏会は私も毎年楽しみにしている人の一人なのですが、中でも特に印象深いのが演奏会の最後にある三年生からのメッセージです。
 一人ひとりが自分のことばで、家族や仲間たちに伝えるメッセージ、やはり感謝を伝えている子が多かったです。短いメッセージの中でもその感謝の伝え方は様々で、見ていてとても心があたたかくなりました。思わずうるっときてしまう場面もありました。

 日頃、感謝を感じることはありますが、その気持ちを伝えられているかと言われると・・・少し不安になってしまいます。なので、こういったふうにあらたまって感謝の気持ちを伝えるというのは、気恥ずかしさもあると思いますが、すごく良いものだなぁと、この演奏会でしみじみ感じました。

 皆さんが感謝するときはどういうときですか?また、その感謝の気持ちを相手に伝えていますか?

 私も生徒たちを見習って、今後もっともっと感謝の気持ちを伝えていくよう心がけていきたいと思います。

2013年7月18日 (木)

【第288回】 「 初心 」H. Y. (数学)

 先日高校時代の友人と久しぶりに会う機会がありました。その友人とは高校卒業以来会っていなかったこともあり少し緊張しつつ、昔のことや今のこと、いろいろな話をしてきました。
 そのなかで一番心に残ったのが、いま私が高校で数学を教えていることを話したときの「夢叶えたんだね!すごい!」というひとことでした。うすれがちな初心を思い出させてくれたようで、はっとしました。  そこで、今日は少し昔を振り返って私が「先生」になろうと思ったきっかけを少しお話ししようと思います。

 私は、子どもの頃から「先生になること」が将来の夢でした。そう思い始めたのが小学6年生のときなので、もう12年近く前からということになります。
 先生になりたいと思ったきっかけは、小学6年生のときの担任の先生が好きだったからという子どもらしい理由でした。私たちのことをよく見てくれている明るい先生で、こんな人になりたいと思いました。ですが、このときはまだ小学校なのか、中学校なのか、何の教科の先生になりたいかなど、明確な目標はなく、ただ先生になれたらいいなとぼんやりと考えている程度でした。
 そして小学校を卒業して中学校に入学した私は、運命の出会いを果たします。(すこし大げさですが(笑)) なんと、先生を目指すきっかけになった元・担任の先生にまた教えてもらえることになったのです。(私たちの卒業と同時に中学校に転任になるという偶然!) そして、その先生の担当教科が数学だったこともあり、数学が得意だった私の将来の夢は「数学の先生」にあっさり決まりました。
 高校に入ったときにはすでに夢が決まっていたので、最近再会した高校時代の友人は、いまの私の仕事を聞いて喜んでくれたというわけです。

 そんな幼いころの素直な気持ちを思い出すと、やはり初心は大切だなと感じます。初心忘るべからず。やはり慣れてくるとうすれてしまいがちになりますが、こうしてときどき思い返して、自分のモチベーションを高めていきたいと思う今日この頃です。

 最後に・・・
 気がつけば7月も半ば、これからいよいよ夏本番を迎えようとしています。「夏」といえば、全国高校野球石川県大会!選手の皆さん、悔いのないプレーをしてきてください!応援しています。