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2020年9月24日 (木)

【第647回】 「部活動と勉強の両立」Y. H. (英語)

 遊学館高等学校といえば部活動の盛んな学校というイメジーが強いはずです。私自身この学校に赴任してから、試合の応援で本当に楽しい時間を過ごしてきました。授業では見ることのできない生徒たちの意外な側面を見ることができる貴重な時間です。

 そんな私も今年度は応援する側から応援される側の部活動の副顧問(女子バスケットボール部)になりました。バスケットボールは私にとって青春を燃やしたとても大切な思い出が詰まったスポーツです。ミニバスと中学までの6年間でしたが、濃厚な時間を過ごすことができました。中学では伝統あるバスケット部として負けることが許されない雰囲気でした。そうゆうこともあり、その当時は毎日が苦しい練習でかなりいやになっていました。しかし、試合に勝利するというものは本当に気分がいいもので、その中で葛藤しながら3年間の部活動を続けてきたと思います。3年生での県大会では、惜しくも2位ということで全国大会を逃してしまいました。今思えば、「苦しい練習」の方が「勝利の喜び」より勝ってしまい、優勝という二文字が薄らいだのだと思います。長年私たちの面倒を見てきてくれたコーチが最後の年であったにもかかわらず、優勝をプレゼントすることができず残念でした。
 高校進学ではチームメイトのほとんどがバスケットの強豪校に進学しましたが、私と数名の仲間はバスケットから離れた高校生活を選択しました。そんな私が遊学館高校で副顧問になるなんて何か縁があったんですかね。

 さておき、青春時代を何かに没頭できるものがあることは幸せなことだと思います。その時はいろいろな問題にぶち当たり悩んだり、苦しんだりすることがあると思いますが、何年後かに振り返るとその辛かった3年間が全て良い思い出になっているはずです。物事をやりきった充実感でいっぱいだと思います。それが部活動であったり勉強であったりしますが、3年間という高校生活で何かを見つけてほしいと思います。できれば文武両道を目指し頑張ってほしいですね。実際、両立することは簡単ではありません。授業中にうとうとしてしまうこともあるでしょう。しかし、努力したことは3年後に必ずあなた達に大きな成果を与えてくれるはずです。
 よく卒業生が学校に訪問してくれますが、いつも揃って言うことは「もっと勉強をしておけば良かった」です。先輩たちが言っているから間違いないですよ。遊学生の皆さん今日から気持ちを切り替えて『部活動と勉強の両立』に励みましょう。

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 今年はコロナ禍で、今まで努力してきた成果を競い合う大会がほとんど中止になり、特に3年生にとってはかなり厳しい年になりました。また、学校生活での思い出を作る行事もなくなり寂しい気持ちになったと思います。いつ収束するか分からない状況ではありますが、今まで学んできた勉強を進学に向け、次のステップに向かって取り組んでほしいと思います。1、2年生はこの教訓を踏まえどんなことが起きるか分からない情勢の中で文武両道を目標に一層取り組んで欲しいと思います。

Go for it!