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2020年8月27日 (木)

【第643回】 「家時間」M. M. (英語)

 今までにこれほどの長期間を家で過ごしたことがあっただろうか、と感じたのは私だけではないはずです。全国各地で緊急事態宣言が発令され、休校、休業、テレワークなど、外出自粛を強いられる日々が続きました。

 自分がマスクを手作りすることになるなんで夢にも思いませんでしたが、手に入らないので仕方ありません。パンやうどんを作ろうかと思い、スーパーに行くと小麦粉やドライイーストが売り切れです。ドラッグストアでは、毎週入荷日になると開店前からマスクや消毒液を求めて多くの人が列を作っていたこともありました。物であふれた豊かな時代に欲しいものが手に入らないという現実に直面し、不安や驚き、恐怖さえ感じました。

 そのような中で、我が家には唯一の癒しがありました。昨年秋から飼っている愛猫の存在です。外出もできず、家で過ごす時間が長くなると、当然会話相手は家族だけです。そんなとき、この無邪気で自由奔放なねこがどれほど私たち家族を癒してくれたか、感謝してもしきれません。 202008271_2▲のんびり姿に癒やされます
 先日、実家の母が部屋の掃除をしていると、あるメモ書きが出てきたと言って見せてくれました。おそらく何年も前のものです。「幸せになりたければねこと暮らしなさい」と母の字で書いてありました。そのときは、ねこがいるから幸せになれるといいね、と話して終わりました。あとで気になって調べてみると、ねこの世話をすることで自分の生活習慣が確立する、責任感や思いやりが生まれる、ねこを撫でると疲れを癒す効果がある、といったねこ啓発本のタイトルだったのです。確かにねこのおかげで心穏やかに、笑顔が絶えない家時間を過ごすことができています。 202008272▲いたずらしても許せます

 さて、そんな家時間も少しずつ減り、ようやく日常生活をとり戻しつつあります。学校再開の6月1日、2学期開始の8月20日、登校した生徒たちの元気いっぱいの笑顔や久しぶりに会った友だちと嬉しそうに話す姿がとても印象に残っています。彼らも長く家時間を過ごしていたからこそ、登校できるありがたさや友だちに会える喜びをより実感できたのではないでしょうか。

 何はともあれ、2学期がスタートしました。まだまだ暑い日が続きますが、健康には十分注意しながら楽しく学校生活を送りましょう。きっと、当たり前のことが幸せに感じられますね。

2020年8月20日 (木)

【第642回】 「インターハイ中止」M. Y. (保健体育)

 本来であれば、現在インターハイ(全国高校総体)が静岡県で開催されている時期である。しかし、今年は3月より新型コロナウイルス感染拡大の影響により5月いっぱいまで学校は休校を余儀なくされた。
 そんな中、4月26日インターハイの中止が発表された。高校3年生にとっては最後の大会になるはずだった。この冬、インターハイ出場に向けて努力をしてきた生徒たちの気持ちを考えると胸が痛かった。なかなか気持ちを切り替えられない生徒もいたことだろう。しかし、駅伝競走部の生徒たちは、全国高校駅伝開催を信じて日々、練習に打ち込んでいる。休校期間も長く練習できなかった影響も心配されたが、先日行われた大会では、たくさんの選手が自己ベストを更新することができた。
 3年生にとっては、最後の年になる。今やれることを精一杯やり自信を持って卒業して欲しい。私もそんな生徒たちの力になれるよう頑張っていきたい。

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2020年8月13日 (木)

【第641回】 「夏休みの一日」本 茂通 (地歴・公民、福祉)

生徒にとっては待望の夏休み・・・
であったはずが
例年にない短い夏期休暇期間になってしまいました。

オープンスクールも変更に変更を加え
8月30日(日)部活動体験(硬式野球・サッカー)
9月20日(日)高校生活体験と部活動体験(吹奏楽・バトントワリング・ストリートダンス)
このような日程で行います。
その準備に生徒会のメンバーは
夏休みも学校に来て頑張って準備を進めています。
「オープンスクールで、この思いが中学生の皆さんに少しでも伝わってもらえればいいな」
と思っています。

遊学館の生徒は今日も頑張っています!

20200813(生徒会メンバー 夏休みの一日です)

2020年8月 6日 (木)

【第640回】 「誰かのために」向江 大輔 (地歴・公民)

現在、全国各地で高校野球の独自大会が開催中である。

この大会が始まるまでには、多くの方々のご尽力があり、そのおかげで高校球児たち、特に3年生は最後の大会に向けて闘うことができ、とても感謝の気持ちでいっぱいである。

正直、ここにくるまでチームの状態はあまり良くなかった。休校期間の影響か、やはり1番は甲子園に繋がらなくなったからだろう。士気はなかなか上がらない。

何度も何度もキャプテンがチームに訴えかけ、何度も何度も涙を流し3年生を奮い立たせてきた。一緒に泣いてくれる仲間も多くいた。

ここへきてやっとその成果が表れてきていたその矢先、準々決勝での敗退を喫してしまった。

本当は、後1週間で今年のチームがどこまで成長できるのかをこの目で見たかった。

3年生には道半ばで終わってしまった悔しさや後悔。これを忘れずにこれから進んでいってほしい。そして、次こそは野球以外のことで後悔や悔しい思いをしない人生を歩んでほしい。

野球を引退した後も野球で学んだ人間力を生かして、君たちはまだまだ成長する。
そして、「誰かのために」行動できる社会人になってほしい。
3年生のみんな、本当にありがとう。

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