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2018年5月 3日 (木)

【第527回】 「裸足(はだし)」K. R. (地歴・公民)

最近、トレーニングのセッションの一部に「裸足」を取り入れています。
裸足でランニング、裸足でパス&コントロール、裸足でキック、1週間に1回だけですが、人工芝の上でトレーニングをしています。
もちろん選手たちは、「ギャッ!」「痛ぇー!」と叫び声がグランドに響いています。
足を見ると、利き足だけ真っ赤!(笑)

裸足トレーニングの目的は、大きく3つ。

① 「感覚反応」の進化

シューズと裸足の不随意反射の違い(脳が指示を出すより速く反応する速度)の実験結果によると裸足の方が反応が速かったそうです。
「まずは痛くないところでボールを触ろう!」
そうすることで神経を研ぎ澄まして、ボールタッチが進化をするのでは?

② 「怪我」の予防

ほとんど選手が、自分自身のパワーポジションを知らないのが現状。
身体の使い方が分かっていないから無理な動きができない。それでも無理な動きをするから怪我をする、といった悪循環。
スパイクが色鮮やかに高性能化し、グランドでスパイクに踊らされている。
裸足トレーニングで身体の使い方を身につけ、スパイクを“使いこなす”技術を身につけてほしいですね。

③ 脳の活性化

足の裏は、人体で神経が最も密集している部分。ここを刺激することで脳が活性化する。
ボールのインパクト、ボールタッチ、体重移動、スパイクで誤魔化している部分を、本来の感覚に取り戻してほしい。

次回のブログまでには野生的な感覚を取り戻して、進化した選手の報告ができるよう今日もグランドへ。