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2016年4月 7日 (木)

【第420回】 また新たな年度が始まる三浦 勝則 (数学・情報)

 2016年3月1日(火)442名の卒業生が第一体育館での最後の卒業式。その時自分の気持ちの中には2つの別れがありました。
 一つは、私自身が3年生のクラスを受け持ち、自分のクラスを始め、卒業していく3年生に頑張れと送り出す。それは卒業していった学校で過ごした時間以上に今後の生活が大切であり、人生を決める大切な時間となっていくわけですから、今は卒業して行った生徒達が目指す方向へ向かって頑張ってもらいたいです。これは別れというよりは「送る」ということの方が当てはまっているのかもしれません。それに卒業生となった442名だっていつまでも過去にとらわれていたら、肝心なやるべき事が疎かになるというものでしょう。もしどこかで出会うときがあれば、気軽に声をかけてもらえばありがたいです。
 そしてもう一つは、これまで沢山の行事を行ってきた第一体育館が50年余りの年月を経て取り壊しとなったことです。今現在、第一体育館の取り壊しが行われ、毎日大きな音を立て天井や壁が剥がされていく音を聞くと一抹の寂しさを感じます。私も生徒を前にして紹介を受け、自己紹介をさせていただいた場所がこの第一体育館でした。あれ以来、この体育館には随分お世話になったと今更のように感謝の言葉しか思い当たりません。来年3月に第一体育館は新しく生まれ変わりますが、壊されていく姿を見るとやはり寂しさが感じられます。これが「別れ」というものでしょう。
 卒業式から3週間後の3月22日(火)。入学説明会が金沢歌劇座で開かれ、490名の新入生を迎えることとなり、いつまでも以前のことを引きずっているのではなく、次に向けて気持ちを変えていかねばならないことを新入生の姿から目覚めさせられた気がしました。
 今年は桜の開花が平年より5日早く咲き、春の訪れが早くなりました。私自身も春の始まりを告げる景色を見て、感慨に浸っているのでなく、やるべき仕事や目的に向かって取り組んでいかなければならないと感じたしだいです。今、「賽は投げられた」ということでしょう。