« 【第285回】 黄金比 | メイン | 【第287回】 星に願いを  ~もうすぐ君に逢える~ »

2013年7月 8日 (月)

【第286回】 『戦おう、人生をかけて。』H. J. (英語)

18歳。とにかく先生になりたかったあの頃。

でも幼い頃からの夢を叶えるには、
とりあえず大学に進むことが絶対条件でした。

デキの悪かった、というより努力が全く足りていなかった自分は
当然のように大学受験に失敗。
友人から『かわいそうに』という目で見られながら
予備校へ進む屈辱感を今でも忘れません。

夢に対しての自分の実力のなさ、
『浪人生』として世間から見られる恥ずかしさ
(今となってはどうってことないけど)、
次こそ受からなきゃ、という大きなプレッシャー。

あまりにも辛くて、あまりにも惨めで、あまりにも親に申し訳なくて、
たくさん涙を流しました。

1日の大半を『高校時代もっとやっときゃよかった』と思って過ごしたあの1年間。
楽しそうに笑顔で過ごす人たちが羨ましくて仕方がなかった日々。
何とも言えないマイナスな感情との戦いでした。

全ては、高校時代に努力しきれなかった自分の責任。
あの辛さは簡単には言葉にできないけど、
間違いなく言えることは
『高校時代はがんばるべきだ』ということです。

 

もっともっと戦ってほしい。

 

勉強!進路!!

『いかにも先生が言いそうなこと』かもしれないけど
でも事実なんです。

高校入試も大切だったけど
高校卒業後の進路って、人生を大きく変えてしまいます。
良くも、悪くも。

そのためにも、テストではいい点を残してほしい。
成績は貯金。
将来欲しいモノができたとき、
貯金がなければ当然買えません。

将来行きたい進路が見つかったとき、
成績が足りなければ行けません。

そう考えると、中間テストや期末テストだって人生をかけた戦いなんです。

『戦う』というと、部活等を思い浮かべるかもしれません。
勝利や自己ベスト、仲間とのかけがえのない思い出作り・・・
それらももちろん、大切です。

でもそれだけじゃないんです。

ほんのわずか成績が足りなくて、
推薦入試が受けられなかった。

あと少しでも1年生2年生のうちに点数を取っていれば
もっといい思いができたのに。

3年生になってこんな言葉がよく出てきます。
三者懇談で担任から『残念ながらこの成績では・・・』と言われ、
親の前で涙を流す生徒もいます。
生徒が辛いのは当然ですが、親も担任も辛いんです。みんな辛いんです。

ということは、今しっかり戦って少しでも上を目指せば、
みんなが幸せになれるんです。

自分だけではなく、周囲を大いに巻き込んで
幸せな人生を歩んでください。

だからこそ、日頃のがんばりそのものが
人生をかけた大きな戦いなんです。

10年後のみんなは、どこでどんなことを考えていますか。
今の努力は必ず反映されます。

今この瞬間を楽に過ごして、将来後悔するか。
今やるべきことをやって、あとでいい思いをするか。

選ぶのはみんなです。

人生をかけた戦い。
日頃のがんばりを、もう一度見直してみませんか?

がんばる人たちを応援してくれる人たちが
必ずいますから。

  

写真は、今年担任をさせてもらっている3-5の生徒たちです。
中に昨年誕生した自分のこどもたち(ふたご)もいますが(笑)

10年後、幸せになってますように!

130704

 

6