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2012年3月15日 (木)

【第223回】 The Best of Friends Must Part平田 純 (英語)

「中学生っていろんな人がいるんだな」
小学校から中学校に進んだとき、こう思いました。

「高校ってこんな人もいるんだぁ」
中学校から高校へ進学した時も、こう思っていました。

でもそれ以上に、大学に進んだときは衝撃を受けた覚えがあります。

真冬の暴風雪の中でもTシャツ短パンでくるヤツ、
「おれ旅に出るわ」とひとこと残して本当に金沢を離れ、
いつの間にかそのまま沖縄で就職してしまったツワモノ(笑)

あの時は「なんなんだこいつは」みたいな目で見てたけど、
10年以上の年月が流れると本当に懐かしくなって、
また会いたいなって思います。
どこで何をしてるか、知る手がかりすらありませんが。

会いたいな、って思っても
どうしても会いようがない。
考えれば考えるほど、切なくなってきます。

3月1日、383名が遊学館高校を卒業していきました。
頻繁に再会を繰り返す仲間もいれば、
接点がなくなってしまって、もう会うことのない仲間もいることでしょう。

でもいつか、過去を振り返って、
「あいつ今ごろどうしてんのかな」とか
「もう一度あのころに戻れたらな」とか
いろいろ考えるときが来ると思います。

でも、時間は戻ってきません。
この文章を書いている自分自身も、楽しそうな生徒たちを見ていると
「高校生に戻りたいな」ってつくづく思います。
でも、ぜったいにその願いが実現されることはありません。

でも実現されないからこそ、前に進めるのかなって思ったりもします。

過去の失敗の取り消しはできないけど、
勝ち取った成功が失われることもありません。

小学校のころから教員になりたくて、
やっと遊学館の教員になれたことは
今でも誇りに思っています。

そのおかげでみんなに出会えました。
3年生のみんな、特に担任をしていた3年4組のみんなには
楽しい思い出(それと同じくらい、いやそれ以上に辛い思い出もあるけど・・・?)を
分けてもらいました。

みんなのまぶしい青春時代の思い出に入り込める仕事。
教員になってよかったって、改めて思いました。
卒業式を終えてから言うのも、白々しいかな・・・

でも不思議なもので、
どんなに手の掛かるクラスでも
みんなの卒業式を迎えると
本当にかわいらしく、素晴らしいクラスだったと振り返ることができます。

そのたびに、少し後悔します。
もっともっと、できることがあったんじゃないかなって。

出会ったときに、もっと別れの瞬間を意識すべきだったかな、と・・・

The best of friends must part.
(一番の親友であっても、必ず別れは訪れる)

会うは別れの始め。

誰かと出会ったときから、すでに別れは始まっているんだって。
切ないことわざだけど、でもその通りです。

4月に出会った時には、ずっとこのクラスが続くんだ、みたいに思っていたけど、
瞬く間に別れがやってきました。

でも、出会いが別れの始まりであるのと同時に、
別れこそが、出会いの始まりでもあります。

次に会う仲間とは、
「いつか別れがやってくる」ということを意識して、
大切に時間を費やしてほしいと思います。
別れの瞬間に後悔しないためにも。

同じ言葉を、
自分自身にも言い聞かせて、
これからも大切な時間を生徒たちと過ごしていきたいと思います。

来年度はどんなクラス、どんな生徒たちと出会うんだろう・・・

楽しみです。

ちなみに卒業生のみんな、
新しい出会いも大切だけど、
今までの仲間との「再会」も大切です。

またいつか、遊学館に遊びにおいでよ。

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Hirata3